10/8 サンダーvsホークス #プレシーズン第3戦
プレシーズンマッチ第3戦はホーム(?)のオクラホマ州タルサ市のBok センターでアトランタ・ホークスを迎えて行われ、最終的に113-94でサンダーが勝利しています。
今日の試合は日本時間の午前4時からということでリアルタイムで観ることは叶いませんでした。睡魔って怖いね…記事を書くときは試合をできれば2度観て精査してから書こうとしていますが今回はこの影響もあって2回フルタイムで観られていませんので若干見当違いな感想、指摘も増えるかもしれませんが悪しからず…
*雑談
あ、そういえばファーガソンはタルサ市出身なのです。イントロのスターティングラインナップ紹介でもfrom Tulsaって呼ばれてます。なので今日の観客からの人気、歓声は凄かった。しかし張り切りすぎたのか負傷し早々にルワウと交代となりました。ついてないね…
あと対戦相手、ホークスのトレイ・ヤングもオクラホマ大学の出身でして昨年のNCAAでは数々の記録を塗り替えて話題を集めました。そのため今日もヤングのファンは多かった模様。
そして今日の相手であるホークスは実はサンダーの恩人(恩チーム?)であり深い関わりがあります。少し触れたヤングの件とご存知の通り、カーメロの件です。
オフにジョージとの再契約、グラントとの再契約と大型の再契約を連発した為にサンダーの財政はとても苦しいものでした。(ラグジュアリータックスやサラリーキャップの話はややこしくなるので今は控えますがいつか書くかも)
はっきり言って昨年のパフォーマンスによって価値を落としたカーメロをトレードしてまで欲しがるチームはありませんでした。そこで引き受けてくれた上にシュローダーもくれたのがホークスです。ヤング、リンの加入、再建中のチーム状況などが重なって今回のトレードは起きましたがサンダー側からすると感謝の要素しか無いわけです(笑)最悪のケースではカーメロをただ失い、今後3年間に渡って在籍していないカーメロにグラントより高い給料を支払うことになっていたのですから。
・究極に「持ってない」男、ファーガソン…
*“OKCの”シュローダー
そんな事情もあり古巣との対戦となったシュローダーですが結果を見れば大ハッスルとなりました。そもそも1人だけやる気が違う…
古巣との対戦以上に今年の5位指名、トレイ・ヤングへの対抗心が燃えていました。凄まじくタイトなDFを展開し、スピードのないヤングに対して持ち味のスピードでぴったりついていきます。最早恨みに近いよ…こわい。スタッツで見ると例のブロックしか記録されていませんがディフレクションなど含めるともっと貢献していそうです。OFではまたアダムスとの連携を控えていたのかジョージを意識していたのかPnRでは自身がフィニッシャーとなり、ようやく調子の上がって来たハンドオフからのジャンパーを沈めていきました。連携を欠いていた印象ではありましたが9/14の64.3%でシュートを決められたら文句のつけようがありません。TOVも2つのみと古巣にしっかりと強烈な恩返しを敢行していました。頼もしくも恐ろしい。
・シュローダーは最早アトランタに在らず
*スターターのバランス
今日の試合で悪かったのはスターターのバランスです。いや、フロアバランスというよりボール保持時間の話。トップからアダムスにボールを預け、執拗にレイカーカットを狙っていきますがパスコースが塞がれていたのでアダムスも捌けません。そもそもアダムスはパスを散らせるCではありませんし、アダムスに準プレイメイクをさせるのは間違っています。それだったら113もOFレーティングがあるポストアップさせた方がマシ。結果的にアダムスはチームトップの5つのTOVを犯し、役割であるORもこなすことができていませんでした。(今日は2つのORを記録)
良かった点はパターソンに撃たせるシチュエーションを作れていたことです。これはシュローダーが捌くようになったのが大きな要因で、一昨日までは散々言っていたようにファーガソンとのツーメンゲームでしかスリーポイントを放てていなかったのですが今日はシュローダーからのビハインドパスなどのエクストラパスを受け、より多くのスリーポイントを試投していました。結果は2/6とギリギリのラインではありましたが、昨年怪我が完治したオールスター後に47.5%の3PT%を記録したパターソンに撃たせるのは理想的な展開なので正しい方向へ向かっているといえます。
ジョージに関してはFG%はなかなか上がってこないものの、去年乱調したFT%が回復し、更には本日6スティールと存在感を示していました。
・アダムス周りの修正は急を要する
*小さな巨人、ハミドゥ・ディアロ
このタイトルはディアロ単体で記事を書くときに使いたいと思ってましたが今日の試合を観て使わざるを得ませんでした(笑)
先に申し上げておきますと、ディアロは6フィート-5インチ(多分196cmくらい)でSGとしても大きいほうではありません。しかしながらウイングスパンは6フィート11.5インチ(212cm)と驚異的な腕の長さを誇ります。加えて特筆すべきはジャンプ力で、2017年のドラフトコンバインでは45.5インチ(約113cm)のランジャンプを記録しており、あのウェストブルックの45インチを僅かではありますが上回ります。
そのため、上背が無くとも最高到達点は遥かに高くなるわけです。
以前お話しした通り、ディアロは積極的にオフェンスリバウンド(OR)を狙います。が、今日はファーガソンが負傷離脱ということでプレイタイムを多めにもらったのもありますが結果的に4つのORをもぎとり、昨季のORリーダータイのアダムスを上回りました。(とんでもない新人だなこいつ)
そして正確に数えてはいませんでしたがORにはならなかったものの、ティップしたり関わったりした回数も多く、最低でも5回はありました。このようなハッスルプレイは通常ロバーソンの役目であり、穴埋めとして加入したブリューワーに求められていたものでもありました。
思わぬ新人を発掘してしまったサンダーですが今後、ウイングポジションのローテーションに悩まされることになりそうです。うれしい悲鳴ですね。
・今年のスティールドラフト(儲けもの)に名を連ねることが最初の目標か
総括は雑談したのでカットします。次は10日にホームでMIL戦です!