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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

キングス戦プレビュー

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昨日の試合…?忘れました

 

いよいよ明日にはホーム開幕戦となります。チェサピークエナジーアリーナでキングスを迎え撃ちます。

チェサピークエナジーアリーナはリーグでも有数のうるさいアリーナとして知られています。Loud Cityってやつです。明日のホーム開幕戦ははおそらく満員でしょう。

といったところで地味に期待しているのがサンダーのイントロです。あのスターティングラインナップ紹介、好きなんですよね。

サンダーになってからはPG、SG、C、PF、SFの順で紹介されるのがお決まりになっている節があり、最初のウェストブルックのコールには大きな声援が飛ぶことでしょう。

でも本命はそこじゃない。そう、ラストのポール・ジョージです。サプライズとなった再契約後、初のホームでの試合です。※プレシーズンを除く

そのため彼には一際大きい声援が飛ぶはずです。期待しています。現地ファンの方よろしくね。あと相手のバディ・ヒールドはオクラホマ大学のスターでした。なので彼にも声援が飛ぶんじゃないかな。

 

でも、色々期待したいところは他にもありますがやはり一番はこれ。

ウェストブルック復帰

これに尽きます。

サンダー番記者のロイス・ヤング氏のリポートによるとフルコンタクトの練習をクリアしているウェストブルックは、キングス戦での復帰の可能性が高いとのことでした。まぁ開幕連敗すりゃそうなるよね…

ウェストブルックの復帰が叶えばあとは12月15日を予定しているロバーソンの復帰を待つだけということになります。完成体OKCに一歩近づきますね。一歩どころか百歩くらいか。

もちろんプレイタイムの制限はかかるでしょうが、それでもウェストブルックの早期の復帰はマストです。何故ならチーム状況が悪いから。

 

ウェストブルックは周知のことだとは思いますが、良い面も悪い面も計り知れないほど大きな選手です。TOVを量産し、入らないプルアップのスリーを乱発したりしたかと思えばとんでもなく華麗なアシストを決め、無茶苦茶なドライブを決めたりします。強いて一言でいうなら「人外」ですかね。常人には彼が何者なのか測ることすらできません。

まぁそんなわけで彼が復帰するのはとても喜ばしい事なのですが筆者は裏ではこう考えていました。

「ウェストブルックがいない煽りを受けて、かえってチームとして良くなる面も出てくるのではないか?」

ここ2戦はそんな期待をしていました。が、どうしてこうなった…。

散々言っていますがシュローダーはこのままではただのウェストブルックの下位互換コピーです。さほどウェストブルックとやっていることは変わりません。ウェストブルックよりやれることが少ないので上手く機能しませんが。それを押し付けるドノバンもドノバンですがね。

そんでもってジョージが空回り、と。昨日書いたので以下割愛。

しかし2ndユニットからシュローダーが出てくるとしたらどうでしょう。昨日のように相手のエースキラーのDFを浴びることもありませんし、ウェストブルックと似ているので48分間ウェストブルックが襲いかかってくるようなものです。

つまりはロケッツのシステムの応用に近いです。昨季に半ば強引にクリス・ポールを獲得し、PGにコンバートされていたハーデンとの共存について疑問を持たれていたのですがダントーニHCは極力プレイタイムを被らせないという手法で48分間NBAトップクラスのハンドラーをコートに置き、リーグを席巻しました。

これがサンダーの狙いです。まぁサンダーの場合は、外は無いですし多少強引な組み合わせで、下位互換となるかもしれませんが、その反面良いところもあります。ポールとハーデンの場合はほぼ同格のスターですが、ウェストブルックとシュローダーの間にはハッキリとした上下関係があります。少なくともシュローダーはウェストブルックに敬意を持ってプレイするでしょうし、ロケッツとは違い、最初からベンチに置いておくことができます。

また、これはやるかどうかは分かりませんが、シュローダーをPGに、ウェストブルックをSGにする時間も観られるかもしれません。明日やってきたらビックリですが、ドノバンの頭にも当然この策はあるはずです。奇策のうまいドノバンHC。でも修正力はないよ。あと何故かファーガソンが好きすぎるよ。

ウェストブルックをSGにおけるメリットは大きく分けて2つあります。

1つ目はスコアリングなどの単純な仕事に専念させること。これは昨季にドノバン・ミッチェルがやっていたことでもあります。往年のウェイドの役割が理想です。ミッチェルよりも出来ることがずっと多いため、ウェストブルックが我慢しきれずに色々やりだす可能性もありますが…

2つ目はラインナップの応用の幅が広がることです。流行りのスモールラインナップも作れます。仮に組むならシュローダー、ウェストブルック、ロバーソン(仮)、ジョージ、グラントですかね。

これは2016年カンファレンスファイナルでドノバンHCが用いたスモールラインナップに良く似ています。あのウォーリアーズを追い詰めたやつね。逆にPFにノエルを、Cにアダムスを置いてセミファイナルでスパーズに対して取ったツインタワーも作れます。

両方とも攻撃力特化の形で、ヘンテコなラインナップを作って実績を上げるのが上手いドノバン向きのロスターになったのです。ドノバンは頭を抱えると同時に楽しくて仕方ないでしょう。腕の見せ所です。

いずれにせよウェストブルックが昨季通りの出場が今季もできるなら平均36分は出場することになります。シュローダーを12分しか使わないというのは考えにくいため、並べる布陣をどこかで使ってくるはずです。それが明日観られれば面白いですね。ウェストブルックの体調次第。でもおそらく25分くらいの出場になるんじゃないかなぁ。彼にとってはまだプレシーズンなのでね…

 

あと相手のキングスはドアマットとはいえ、今季は謎の得点力を備えています。サンダーのDFにも注目です。

 

何はともあれウェストブルックを欠いた開幕からの2戦は連敗となっていますので、今年のウェスタンカンファレンスのプレーオフ戦線を考えると11月頭までに5分に戻していたいところです。キングスなんか(キングスファンの方申し訳ありません)に負けていてはいけませんのでね。頑張っていただきたいと思います。

 

あ、あとサンダーには関係のない話ですがレイカーズとロケッツの試合、壮絶でしたね…どっちも正直なところ、強豪の試合展開ではなかったのですが大味ながら接戦の上に例の乱闘まで起きてました。野次馬的には色々と面白かったです。しかしレイカーズとロケッツのファンの方は頭がいたいでしょうね…最悪、サスペンドもありそうです。

 

 

それではまた。