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11/29 サンダーvsキャバリアーズ シーズン第20戦

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露骨な手抜き

ホームのチェサピーク・エナジー・アリーナで行われたキャバリアーズとの一戦は最終的に100-83で勝利を収めています。

これでシーズンも20戦が終了し、1/4の日程が終わりました。早いですね…まぁ実際にはオールスターウィークエンドやプレイオフもあるので期間的にはまだまだ先は長いのですが。

それはそうと予告しておいた通りに2試合分のゲームレポートをサボり、もとい休ませていただきました。今日もなんだなんだ忙しいので手抜き記事感がありますがご容赦。12月って師走って書くだけあって本当に死ぬほど忙しくなりますね…私の場合は20日前後まで予定がギッシリでしてそこまでは観られない試合も増えてくると思います。試合後に記事が上がってなかったらその試合は観られていないんだなぁと思っておいてください。

また、観られなかった試合は年末の休みにまとめて見る予定ですのでその辺でまとめて記事にするかもしれません。ちなみにホーネッツ戦とナゲッツ戦はまだ観られていません。音声だけ聞いてたよ。

報告なんかはその辺にしてゲームレポートいきます。

 

*攻守のバランス

ハイレベルなディフェンスと稚拙なオフェンスが持ち味の今季のサンダーは今日も序盤から変なバスケットを展開します。20年くらい前のバスケット。いやいや、そんなつもりじゃなかったろうって話。

恐らくですがシーズン前にはオフェンスとディフェンスの注力は五分五分くらいだったはずです。でも上手くいかなかった。それはウェストブルックが欠場していたせいでもありますし、新加入組が上手くアジャストできていなかったせいでもありました。それで4連敗スタート。

無勝の連敗を受けてサンダーフロントがテコ入れしたのがディフェンスでした。最近のサンダーは元々エリートクラスのディフェンスを誇っていたのですが昨季の途中にロバーソンが離脱してからはリーグでも中位に落ち込みました。んでそれを再度リーグトップクラスのディフェンスに戻すにはどうするべきかといった構想が色々あったんだと思います。

シーズン前から考えられていた基本に忠実なプランαは恐らくロバーソン復帰までにオフェンスを昇華させつつプレイオフラインをキープし、ロバーソン復帰により大幅にディフェンスを強化するというロバーソンに丸投げするプランだったと思います。実際にそんな感じのプレイをしていたと思いますし割と現実的。

でもそれだとプレイオフラインのキープも厳しそうということで路線変更したプランβ。それはロバーソンがいなくてもリーグトップクラスのディフェンシブチームに特化し、その先は後で考えようプランです。具体的に言うとまずSGポジションのプレイヤーからロバーソンの代わりを生み出します。白羽の矢が立ったのはファーガソンでしたが正直なところルワウでもディアロでも良かったとは思います。オフェンスは地味な仕事だけをしてディフェンスに全振りする係ですね。それで色々言われながらもしつこくファーガソンを起用していってようやくファーガソンがロバーソンの代役という役割にアジャスト出来たわけです。これは今シーズンの付け焼き刃ではなく昨季からずっと考えられていたことだと思います。だからこそ昨季はまるで代わりになれなかったファーガソンが今季はそこそこに代役を務められているわけです。オフシーズンの賜物。

あとこの路線変更を露骨に示しているのはパターソンとグラントの先発交代だったりします。パターソンとグラントは両者共にディフェンスは良いのですがグラントの方が機動力があり、守れる範囲が広いです。その代わりストレッチが出来ずにスペースを広げられないのでオフェンスでは使いにくいわけです。今はどういったことかパターソンよりスリーを決めていますが…若いって凄いな。

まぁそんなこんなでディフェンス特化チームだなぁという試合展開そのもので試合を進めて行きました。キャバリアーズのタフショットが入っているうちはリードされましたがサンダーのタイトなディフェンスがボディーブローのように効いてくると気づかぬうちにサンダーのペースになっているわけです。今季のサンダーが3Qに強いのはそのねちっこいディフェンスも要因の一つであると思います。遅効性の毒みたいな。

話は戻りますが今日のゲームもオフェンスレーティングは103.1と低調でしたが、ディフェンスレーティングは85.6と圧倒的な数字を誇りました。なんだこれ…

ちなみにシーズンを通しての成績でもオフェンスレーティングは107.6とリーグで20位なのにも関わらずディフェンスレーティングは101.8とリーグの首位を走っているのでした。

だんだんサンダーというチームがよく分からなくなってきますがディフェンスが良いチームは強いというのは鉄板なので喜んで良いのではないでしょうか。

あ、あとジョージのディフェンスですがかなり向上していると思います。ペイサーズ最終年の16-17シーズンには106.6、OKC初年の17-18シーズンには105.2だったディフェンスレーティングが今季は100.7と怪我からの復帰後のキャリア最高を記録しています。向上というより取り戻した感じかもしれません。とにかく、最近はリーグ屈指の2wayプレイヤーと持て囃されていた割にディフェンスがそれほど良くなかったジョージだったのですが本当にディフェンスの良いエリート2wayプレイヤーに戻ってきた感じです。昨季は見られなかったような泥くさい仕事もしてくれるようになりました。昨季のオールディフェンシブチームから漏れたのが響いたのかな?

 

 

・今季は更にディフェンスに力を注ぐジョージ

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【雑感】

総評というより雑な感想です。久しぶりにサンダーの試合を観られて眼福だったのですが相手も東の最下位キャバリアーズということでJCことジョーダン・クラークソンとカイル・コーバーのことくらいしか心配することがなかったのですがコーバーはジャズに復帰のトレードが決まり欠場とのことでイマイチ盛り上がりには欠けました。ゆるーい雰囲気の試合は嫌いではないのですが記憶に残りにくい上に書くことが少なくなるので困りものですね。

あ、でも予想通りクラークソンは仕事してきました。彼はサンダーがお得意様のようでサンダーが相手だと水を得た魚のように活躍します。他にもデイミアン・リラード、CJ・マッカラムのレインブラザーズやデュラント、最近急にサンダーキラーになったイマン・シャンパートなどはサンダー相手だとやたら活躍します。多分相性の問題ですが。

あとは2wayのバートンの働きですかね。音声とスタッツしか確認していないのですがなにやらホーネッツ戦でも爪痕を残してくれたようで着々と本契約に近づいています。というか彼のスリーが一番安定しているような…

サマーリーグの時点ではやたらとボールを持ちたがってターンオーバーを連発するような派手だけど使い道に困るプレイヤーだなぁと思っていたのですがロールプレイに徹してからはかなり良いかと思います。数年後に主力になっていても不思議ではないですね。なんて、夢見すぎでしょうか。