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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

Draft 2019 for ダリアス・バズリー

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Why?

波乱を含んだ2019ドラフトが一通り終了しましたね。サンダーは21位指名権を手放し、23位指名権と2024年のグリズリーズの2巡目指名権を手に入れました。動き的にはバズリーならトレードダウンしても獲得できるという見込みと贅沢税の節約といったところでしょうか。

そしてトレードダウンがあったとはいえほぼ全てのモックがサンダーのバズリー指名を読めませんでしたね。私も完全にノーマークでした。これぞプレスティクオリティ。

てな訳でとりあえずバズリーについて調べてきました。

 

Darius Bazley

  • SF/PF,6-9(206cm),209lb(95kg),WS6-10(208cm)
  • High School (Finneytown,Princeton) Age19

19歳のサイズ充分なコンボフォワードですが線が細いのは不安が残ります。また、最新の測定によると6-10,WS7-0まで成長しているとの報もあり、サイズ面では期待を上回るものを持っているかもしれません。

※追記

Draft Expressでは靴込み6-9、WS7-0、208lbとされていました。どれが本当か分かりませんがとりあえずそのくらいのサイズかなといった参考程度にとどめておいてください。

あとサウスポーなのも特徴的です。が、やはり不安の方が大きいような気もします。その1番の理由が、バズリーは名門のシラキュース大に進学が決まっていたにも関わらず、大学のプレイよりNew Balanceからの100万ドルの投資を受けて独自でNBA入りの準備を進めることを選びました。つまりはNCAAで一度もプレイしていないのです。そして似たような道を進んだファーガソンと異なり、海外リーグでプレイしていたわけでも無いようで、Gリーグでプレイをしようとしたが頓挫したと言われており、この一年、公の場でほとんど試合をプレイしていないいうのがかなりマイナスポイントです。

体格的にはマイケル・ポーターJrに酷似しており、デュラントにも少し似ていますね。高くて細身で身体能力が高めのコンボフォワードであるところが特に。まぁスキルアセットでは完全に劣っていますが。

高校卒業時には☆5評価のプロスペクトで、ESPNにはなんとOVR13の高評価をされていましたがやはり大学のスキップがかなりネックな感じを受けます。

2014-15 Finneytown H.S.

  • 12GP
  • 48.9/FG%
  • 36.4/3P%
  • 67.3/FT%
  • 0.3 Stl
  • 2.8 Blk
  • 8.3 Reb
  • 0.5 Ast
  • 10.8 Pts

2015-16 Finneytown H.S.

  • 20GP
  • 43.6/FG%
  • 27.8/3P%
  • 74.6/FT%
  • 1.5 Stl
  • 2.4 Blk
  • 12.4 Reb
  • 3.8 Ast
  • 15.8 Pts

2016-17 Princeton H.S.

  • 13GP
  • 43.2/FG%
  • 31.8/3P%
  • 69.0/FT%
  • 1.1 Stl
  • 2.8 Blk
  • 9.9 Reb
  • 3.1 Ast
  • 11.1 Pts

2017-18 Princeton H.S.

  • 25GP
  • 51.5/FG%
  • 31.8/3P%
  • 64.6/FT%
  • 1.4 Stl
  • 2.0 Blk
  • 10.3 Reb
  • 3.9 Ast
  • 15.4 Pts

高校のスタッツはこんな感じ。転校があったりでスタッツがブレていますが最終的にはまずまずのスタッツ。FT%と3P%の低さが目立ちますが、その後のNike EYBLでは82.4%、NBPAでは78.6%のFT%を記録しており、FTに関しての成長は見られています。また、今夏のドラフトコンバインのミニゲームではかなり目立っていたようで、1年間遊んでいたわけではないことを見せつけていたようです。そこでプレスティの目を引いた可能性もあります。

色々と探った限りだと、費やした空白の1年間ではポストゲームの習得と身体作りを行っていたようで、NBAに入るに当たって高校時からのレベルアップがなされていると信じる材料にはなっています。しかしやはり大学に進んだプレイヤーより遅れをとっているようにも見えますし、(シューティング以外の)育成に定評があるサンダー育成班の手にかかってみて初めて評価できるプレイヤーということになりそうです。少なく見積もってもモノになるのに2〜3年はみるプレイヤーだと思いますしWin Nowモードのサンダーの思惑とは逆行していますがサンダーのプロスペクトとして楽しみではありますね。

個人的には彼は完全にノーマークでしたので23位で呼ばれた時に「?」となりました。ただでさえ波乱含みのドラフトでNassir LittleやKevin Porter Jr、Keldon Johnsonなどが残っていたのに敢えて彼を指名してきたのでガッカリといえばガッカリではありました。でもまぁプレスティのドラフトにとやかく言うつもりはないのでサマーリーグで彼がどんなプレイをするのかを楽しみにすることとします。まだバズリーがトレードの駒にならないとも限らないしね。

あとはBol Bolが恐ろしいほど順位を落としましたね。それ程までに彼の怪我の影響が思わしくないということでしょうか。普通にあのレベルのプロスペクトが44位というのは考えられませんしそれこそ昨季のマイケル・ポーターJrを思い出しますね。そして2人ともナゲッツという…

逆にCam Johnsonがまさかの11位指名でした。彼は20位台でも取れそうでしたがトレードダウンを繰り返したわけでもなかったですしサンズは何を考えているのか…

あとは八村塁がまさかの全体9位でウィザーズ行きが決定しましたね。多くのモックが10〜15位程度につけている中での9位でしたから不意を突かれて驚きました。ウィザーズなら初年度からプレイタイムを多くもらえそうですし良かったのではないでしょうかね。HCも育成だけは信頼できるスコッティですしね。まだルーキーなのでウォールがどうこうなどは関係ないと思いますしマーキーフの後釜としてのびのびやってほしいところ。八村についてはまた別個で記事をあげるつもりですのでその時にでもお話ししましょう。

とりあえずまとめとして言っておきたいのは今年もプレスティ節全開のドラフトだったなということとバズリーの実力が未知すぎるということ。

サマーリーグ、非常に楽しみです。