:ReBuild→OKC

NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

トレード、解体、補強論 for NBA

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読みにくさが尋常じゃないのですがご愛嬌ということでひとつ。

前置きもなくいきなり本題になりますが最近のトレード報道を見ると8位ラインが歴史的混戦を極めていることもあって市場が買い手傾向にあるとの報道は多いんですよね。TORやNOPが買い手に回ることが報道されたりNYKは短期的な選手の獲得も望んでいるとの報道から現状ではFAの失敗を繰り返すだけと態度を改めたとも取れますし積極的な売り手はCLE、DETくらいしか挙げられていません。OKCはトレードにオープンとの話がつい最近出ましたしそれが本当ならば最大手の売り手になる可能性はあります。選手の価値が上がっている現状ならば売りやすいでしょうし。逆に選手の価値がどうこうという意味ではCLE、DETの低調を見ると結構厳しいかと。特にラブやドラモンドの評価は難しくなってきています。ラブは態度もちょっと問題視されてますしね。ドラモンドはドラモンドで来季POなので例えばATLなどが獲得したところで数ヶ月のレンタルになる可能性は否めないというのがネックすぎる。両方とも多くは望めないトレードになるでしょう。特にドラモンドに関してはフランチャイズプレイヤーですし残留希望とのことなので放出の必要あるのかなぁと私は思いますが。でもDETがドラモンドに大金を積みたくないならば仕方ないのかなとも。でもその場合でもオフにサイン&トレードだとか契約を更新してからトレード先を探した方がDETに取っては旨味があると思いますし2月までに動くかと言ったら可能性はあまり高くないと見ます。でもローズは動かすと思います。球団最高額の柱であるグリフィンが全休、PO争いをしないとなれば売った方がチームにプラスでしょうし。噂のクズマのトレード先はローズということになるんじゃないかと見ていますが昔CLEでレブロンとローズで失敗した経歴があるのでLAL側が嫌うかもしれません。あとローズは未だに優秀ではありますがちょっと歳と膝の問題がありますし1巡目とかドゥンブヤをふっかけて破談になる可能性とかもそこそこありそう。

売り手の1つであるGSWもディアンジェロのトレードを夏まで待つ見込みでメインはバークスとロビンソンがメインだとかで余り影響力は高くないですしMEMもイグダラ以外を売る気は無さそうです。MIN、SAC、CHA、WAS、CHIは売り手に回る可能性もかなりの確率で考えられます。プレイオフを諦めていわゆるタンクといった形になるのかな。

MINはKAT次第ではありますがコビントンは人気の銘柄ですしメスが入るならここでしょうかね。幸いにもKATの契約は5年契約の1年目なのでまだ問題を先送りにできるのは救いがあります。

SACは読めません。昨季躍進したのは良いんですが何故かイェーガーHCを切って今の位置。フロントの凡ミスとしか言えない状態ではありますよね。ディバッツGMと折り合いが悪かったのかな?ボグダノビッチはキープしたい考えらしいのですがクズマは欲しいようで若い戦力を求めてるのかなという印象。損切りと言ったら申し訳ないですけど今季グダグタなバグリーを出せば即座に成立しそうなものですがドラフト2位2年目ということを考えると難しい決断だよね。バグリーはLALに行ったらめちゃくちゃ伸びそう。トランジション型ですしインテリジェンスが無くてもゴリ押しが効くLALにはフィットすると思います。まぁ九割九分九厘成立しないでしょうが。SACが売り手に回った場合に売りたいのはアリーザとデッドモンとジャイルズでしょうがデッドモンはまず売れませんよね。13Mのサラリーは来季ものしかかります。再来年の分は1Mの部分保証なので来季に契約切れのサラリーダンプ要員としては機能しますしチームとしてもトレード要求は無視するのが得策ではあるでしょう。トレードするならCHAのMKGとかゼラーとかその辺に2巡目かジャイルズをつけてグレードアップというのが現実的かなぁ。今年の2巡目を4つも持っているのでやっぱり買い手となってPO目指す方が選びやすい選択肢とは思います。仮にOKCが解体したら結構チャンスありますしね。

CHAは売り手ですが人気の銘柄が皆無です。前述のゼラー、MKGに加えてマービン・ウィリアムスだとかビヨンボだとか契約最終年のダンプ要員だったりやたらとサラリーの高い中堅どころだったりは揃ってますので動きやすいと言えば動きやすいですね。15Mクラスのロールを買いたがるチームが現れるかは不明ですが。

WASはひとえにベルターンスの去就。相思相愛らしいですしウォール、ビールとの相性も良さげなので相当なオファーを出さないと獲得できないんじゃないかなと私は思っていますがどうなるか。ちなみにサラリーの問題ですが来季はマヒンミとCJマイルズの契約が満了するのでかなり軽くはなりますし再契約に問題はなさそうです。でもロスターバランス的にDFはキツくなるよねって感じではあります。ウォールはDF出来るので万全で戻ってこれたらITのところがウォールになって多少良くはなりそうですが最近のウィザーズを見ているとやっぱりほぼ無名なペイトンⅡとかマクレーとかのがしっかりDF出来ているので色々と怪しい部分はありますよね。

CHIは謎のチームです。ここのところドアマットに甘んじていますけど毎年のように補強とかの意思は見せています。遥か昔に感じられる3αとかもそれですよね。ガーパクフロントは勝ちたいんでしょうが空回りがすごいです。13-26で12位、POまで5ゲーム差となかなか難しい位置にいます。勝ちに行くのもありえますが今年も諦める方が賢明ではあるかなぁ。借金13は少し重すぎると私は思います。ダン、バレンタインが最終年なので売れるなら売りたいでしょう。あとなにかと話題なのがADのシカゴ帰還説です。シカゴ出身でたびたび地元への愛を口にしているADは今年もなにやらリップサービスをしていましたがフロントが間に受けてオットー・ポーターJr、サデアス・ヤング、フェリシオなどのサラリーダンプを図ってもおかしくはありませんのでその辺が欲しいチームは最終年の選手を差し出せば獲得が望めそうです。LACがハークレスでヤングを望んでいるのもその辺が絡んでると思います。あとモリスやイグダラよりは堅実なプランですしね。

我らがOKCの話をすると、プレスティは依然トレードにオープンと報じられましたがその辺が本気なのかブラフなのか全く読めません。彼は強烈な緘口令によって勝ちトレードを積み重ねてきたのでOKCに関して出ている情報は本来の情報の20%くらいに考えておいた方がいいと思います。てな訳で売り手と報じられていたのが一転して買い手になる可能性もそこそこあるわけです。現状で言えば強豪と遜色ないですし。でもバランスの良さで成功している現状では出せる選手はいませんし契約最終年のサラリーダンプ要員かサラリー合わせとしてロバーソンが候補になります。そもそも復帰の目処はないですし正直2年のブランクがあっては今更戦力にはカウントできないでしょうしね。ロバーソン、ムスカラ、パットン、ネイダー、バートンの余剰資産を使って補強するとなるとまぁ指名権も必要になるわけで、1巡目を豊富に持っているので足元を見られるでしょうが狙うならばNYKからの購入ですかね。ギブソンの復帰とかエリントン、ブロック辺りは魅力的です。でもそこで出血するくらいならFAでバームーテだったりニック・ヤングだったりを取った方が効率が良く、能動的になる必要もないのかなとも思います。

あと売り手に転じた時の話ですがガロ、シュルーダーは今既に沢山のオファーを受けていると思いますしプレスティの鶴の一声でトレードが決まってしまうでしょう。プレスティ的にはデッドラインまでにもっと好条件吐き出させるよう働いているでしょうが納得できない内容なら受ける必要もありませんしシーズン開幕前、開幕直後よりは余裕があります。個人的には2年以上の契約を残すルーキースケールの若手か指名権を狙って欲しいですが。そういう視点で言うとクズマとかマルカネンとかは狙ってみたら面白いかもしれません。なんでその条件かと言うとやっぱりドラフトでPGの補強をしたいから。これに尽きます。今年はことPGが豊富ですし何よりOKC再建に必要なのはポールの後釜です。すごく雑に言うと20〜26くらいで34歳の今のポールと同じ実力を持った選手を突っ込めば再建はほぼ完了するわけです。雑にだけどね。丁寧に話すとやっぱりリーダーシップだとか経験だとかケミストリーだとか色々あるのでそううまく行くものでもないんですがポールの後釜を見つけるのが先決なのはもう動かないと思います。先に報じられたブルーにリアンジェロを招待というのはやっぱりラメロに対するアピールにしか見えないですし私的にもどうにかトレードアップでラメロを獲得してポールの後任にするのが一番丸く収まるかなとも思います。ラメロは悪評が付き纏っていますが勘違いを受けているところが非常に多いので別に事故物件ってわけでもありませんしね。まぁラバー自体が動く事故みたいなものなのでその言い訳は通じないかもしれませんが本人は少しチャラいくらいで至って真面目な良い子です。そんなラメロを獲得するには3〜5位のピックが必要になるわけで25位前後に落ち着きそうなDEN指名権、17位前後になりそうな自前指名権にもう一つ何か魅力的なアセットを加えなければトレードアップは難しそうです。まぁ大量に指名権はあるのでそれを差し出せば早いんですが、やっぱりそこにマルカネンだとかクズマだとかの方が単に指名権を追加するよりは魅力的なパッケージにはなりますよね。あとルーキースケールだとサラリーが軒並み安いので追加のアセットとして利用しやすい面もあります。シュルーダーとかでも動かせるならば良いんですが15Mですら纏めるのは結構難しい条件がつきまとうのでそういうアセットになりかねない選手はとって損はないのかなとも思ったり。あと別にラメロ以外にもコール・アンソニーとかニコ・マニオンとかタイリース・ハリバートンだとかタイリース・マキシーだとか優秀なPGはゴロゴロしてるのでその辺でも良いんですけどね。今のところ来季以降は有望なPGがガクッとその数を減らす予定になっているので今年にかける価値はあるかなと。まぁそれこそモラントみたいに成長して他をゴボウ抜きしてトッププロスペクトまで上り詰めるということもあるので一口には言えませんが。

最後に何かと話題のLALの話をしましょう。個人的にはトレードは起こらないと思います。だってサラリー合わせが至難の技ですし。ADとレブロンは当然アンタッチャブルですので他の魅力的かつLALにあまり必要でない資産といえばやはりクズマしかありません。グリーンとかKCPがトレードできるなら話は別ですがそれもないでしょう。あとKCPはトレード拒否権なのかトレードキッカーなのか保持しているオプションが分かりませんのであまり触れられません。多分キッカーの方だと思うのですがどこのソースもまちまちで曖昧でして…そうなるとやっぱりクズマとローズとかその辺しか現実的な落とし所がなく、FAで前述のヤングとかバームーテ、ジャマール・クロフォード、ファリードなどを獲得するか一瞬噂になったダレン・コリソンに電撃復帰してもらうか他のチームが動き終わってからバイアウト市場で補強するのがベターですよね。FAなら10日間契約で試すのもアリですし。そもそも何もしなくともリーグ2位なんですからどっしり構えてるくらいの方がスタンス的にも健全です。ADの再契約は9割くらい固まっているとは思いますが確かに若干の心配はあります。しかしこのまま戦ってもCFやファイナルを望めるチームではありますし、トレード補強なんかは失敗した場合にオフに考えれば良いと思います。ADに逃げられなければ向こう数年くらいはどうとでもなると思います。レブロンも衰えが見えているとは言え37.8くらいまでは一線で働けると思いますし。