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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

小さな巨人・ハミドゥ・ディアロと新戦力マーキーフ・モリス

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スキルズチャレンジとか3Pコンテストを見ながら書いたていたのでいつにもまして文章が支離滅裂だけどゆるしてね。

というか3Pコンテストのレベルが高すぎました。そしてスキルズチャレンジのジェイソン・テイタムの奇跡と昨年に比べると面白いところが多かったオールスターサタデーナイトだったと思います。あとはサンダーから出場する選手がいるというのも大きいけど。

 

*ディアロのAT&Tスラムダンクコンテスト

ルーキーながらスラムダンクコンテストに招待されたディアロですが一抹の不安も…

というのもゲームタイムで派手にダンク失敗みたいな記憶が鮮明にこびりついており、めちゃくちゃ派手に失敗しそうで怖いのです。あとジャンプ力はめちゃくちゃな程飛びますが空中でのハンドリングスキルが無く、ファーガソンの方が空中でのハンドリングが良いのでダンクコンテスト向きです。多分だけどディアロはゲームタイムダンカーであってダンクコンテストのようなものは向いていないと思います。実際どうなるかは見てみないと分かりませんが。

本人もインタビューで「小細工は好きじゃないんだ。俺のアイドルはザック・ラビーンだよ。」と語っていましたし、サンダー公式が上げていたディアロのコンテストの練習の様子もかなりシンプルなものだったのでシンプルに来るとは思います。

ジャンプ力を生かしてレーンアップなどが一番シンプルで派手なのですがそれはラビーンがすでにやってしまっていますし…ということで(どういうことだ)私の予想は大先輩のジョージのフラッシュバックダンクである360°ウィンドミルでくると思います。あれをディアロのジャンプ力でやったら綺麗でしょうね。

これこれ。
とか言ってたらダンクコンテストが始まっていました。ディアロは最初にウェストブルックからバックボードを使ったトスを受けてダンクを叩き込みます。まずまずの凄さ。

得点は48点と満点には至らなかったもののそこそこ好評で1巡目ではトップの成績に。尚、デニス・スミスJrやマイルズ・ブリッジスは失敗に次ぐ失敗でちょっと興醒め。

2巡目は例のやべーやつ。これについては言葉を失いました。書くこともないよ。見て!

最初にボールラックを跳ぼうとしますが「So easy...」と言い誰かを探し始めると実況につかまり、誰を呼ぼうかと問われるとまさかのシャックことシャキール・オニールを選択。この時点で大胆不敵なのですがその後のパフォーマンスもスーパーマンだったり肘入れだったりでてんこ盛りでした。というかシンプルを好むてきな発言はどこへ行ったんだと言わんばかりの派手なパフォーマンスでした。そしてそれがハイライトになるあたり多分彼はシンプルが好きなのかもしれないけどエンタメ的な方が向いているよ。

そして私が心配していたミスの方ですがまさかの決勝までの4回のパフォーマンスの中で1回のみのミスに終わり、他の出場者よりむしろミスが少ない形に。本番に強いのかな?基本は宣言通りに比較的難易度の優しめなシンプルなパフォーマンスを選択していたのも功を奏したかなと。でも2回目の時のようにやれる時はやるんだね。アレがなかったら優勝もなかったかもしれません。というか優勝しました。おめでとうディアロ。一応ただの催しではありますが多少プレイタイムが伸びるかもしれません。人気と認知度はかなり高まっただろうしね。

決勝は決勝で凄くはあったんだけど対抗のスミスが失敗しすぎで2回目のような派手なパフォーマンスをしなくても優勝できてしまうような状況が出来上がっており、無理はしてない感じを受けました。この感じだと来年も狙っているのかな?

とにかく最近はプレイタイムも減ってきており、若さの悪いところが出過ぎていたディアロが元気にダンクして優勝してくれたことが嬉しいです。これでサンダーにも弾みがつけばと思います。あとダンクした後にフェルトンとハグをしていたところもなんかエモかったですね…

明日のオールスターゲーム本戦のジョージとウェストブルックの活躍に期待しております。

…あっ、私の予想まるで当たりませんでしたね。恥ずかしいです。消しときゃよかったんだけどあえて消しません。あえてね。面倒だからとかじゃないよ。あえてね。

 

・優勝おめでとうディアロ

 

*新戦力、マーキーフについて

モリス兄弟の兄の方のマーキーフ・モリスがサンダーと契約合意ということでサンダーはインサイドの補強に成功したわけですが、正直なところまさかの選択でしたよ。何がまさかってサンダーを選んでくれたこと。

私はレイカーズ、ロケッツ、サンダー、ラプターズの4チームからのオファーで悩んでいるとの報道が出た時は間違いなくラプターズを選ぶと思っていました。というのもレイカーズはプレイオフ進出は狙えても現状では例えレブロン・ジェームズがいようともそれ以上は望めないチームですので、マーキーフの代理人がかのリッチ・ポールで無ければ選択肢にすら入らなかったレベルだと思っていましたし、ロケッツは多少アリの方ではありますが、PJ・タッカー、ケネス・ファリード、クリント・カペラ、ネネという優秀なインサイド陣が揃っており、ウィングを欲しているロケッツとマーキーフの需要は互いに噛み合っていないと感じていました。サンダーはサンダーでグラント、パターソン、アダムス、ノエルと割と安定していたローテーションが組まれていたのでマーキーフ的にも選びにくくサンダー的にもネイダーやディアロをアップグレードできるSFが欲しいのでは?と感じるところではありました。最後にラプターズですが先日のマルク・ガソル獲得のトレードによってロスターがかなり薄くなっていたことと、今季はイバカがCにコンバートされていることによってパステル・シアカムの控えが空席になっていたため、消去法でラプターズを選ぶのが一番合理的だと考えていました。でもマーキーフはサンダーを選んでくれました。

まだマーキーフのサンダーに対しての声明が出ていない(というかまだ正式な手続きは完了していない)ので私の勝手な想像になりますがマーキーフがサンダーを選んだ理由はパターソンから役割を奪えると思ったのとウェストブルック及びジョージからリクルートされた、更にはサンダーの組織を評価したというのが妥当かつ考えやすい理由です。

まず役割の話ですがマーキーフのインタビューより「重要な役割を果たすことが予定されている」との発言からサンダー側はマーキーフに大きな役割を与えるとした上での契約合意ということでしょう。具体的には2ndユニットの2ndオプションといったところでしょうか。前々から2ndユニットはシュローダー頼みの傾向が強く、オフェンスが停滞しがちであったためにローポスト〜ペリメーターから点が取れるマーキーフの加入はサンダーのオフェンスを楽にしてくれるでしょう。また、PnRのローラーとしても優れており、ガタイがあるためノエルよりスクリーナーとしては使いやすいでしょう。シュローダーの選択の幅が広がることになります。

そして私がマーキーフに一番期待しているのは3Pへのディフェンスです。ケアが非常に甘く、リーグでも最低レベルの被3P%を誇るパターソン。色々と彼には文句を言ってきましたがやはりネックはここなのです。一気に到来した3P全盛の時代にあのディフェンスは封建的であると言わざるをえません。奇しくも本人はその時代についていこうとして自身はストレッチ4になるべく3Pを磨いたのは皮肉中の皮肉ですね。

あのディフェンスの改善と昔のようにインサイドの仕事をこなせるようになれば一流のロールプレイヤーに戻れるのでしょうが残念です。怪我の影響でパフォーマンスが低下したという噂ですが以前の片鱗をたまに見せてくれるのが哀しさを加速させます。サンダーファンの方で以前のパターソンを知らないという方は是非キングスや特にラプターズ時代の彼のプレイを観てみてください。おそらくこんなプレイもできていたのかと驚かれることでしょう。

まぁそんなパターソンの代わりがマーキーフになるということで2ndユニットの期待値が底上げされることになるのでした。ちなみに3Pはパターソンの方が上だとどこかで書いたような覚えがありますがこと今季に限っては差はほとんどありません。違いといえばコーナー3Pを好むか好まないかくらいの差で、パターソンは比較的コーナーを好みますがマーキーフはほとんどがウィングでの試投となっています。2人ともピックアンドポップが得意なことは変わりませんしパターソンの使っていた動きを微調整するだけでフィットには苦労しないのではないでしょうか。

ちなみにウェストブルックとジョージのリクルートはかなり確定的な噂でして、ノエルに電話して呼び込んだことは有名ですが、ウェスリー・マシューズのリクルートも失敗に終わったものの参加しており、彼らは補強のリクルートに積極的なことが分かっています。

あとはサンダーの組織を気に入った説ですが、マーキーフが在籍していたウィザーズにはドノバンの教え子であるブラッドリー・ビールというエースがおり、ここにもすこしコネクションの糸口があり、また、ウィザーズのHCを務めていたブルックスはサンダーの元HCでもあります。こういったところから組織の話を聞いていた可能性はあります。まぁ低確率ではありますが。しかし現在のサンダーは見るまでもなく波に乗っている状態であり、チーム及び組織内の空気が良いのは確かめなくても分かることで、更には戦力的にもジョージが最盛期を迎えている今、サンダーを選ぶことは難しい選択ではなかったはずです。なによりマーキーフ自身が幸せになれると思ってサンダーを選択してくれたのはサンダーファンからして喜ぶべきことであり、選手から評価されている球団になれていると誇っていいでしょう。

 

・新戦力マーキーフはサンダーに何をもたらしてくれるのか注目が集まる

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