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3/3 サンダー@スパーズ シーズン第62戦

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ロードのAT&Tセンターで行われたスパーズとの一戦は最終的に116-102で大敗を喫しています。

これで4連敗となったわけですがジョージどうこうの話ではないんですよね。だってジョージいても負けてるんだから。何が悪いのかと問われればまぁずっと言っている前半のディフェンス。あとことジョージが休養している試合に限っては3Pが壊滅的すぎます。最近はずっとそうなのですが前半に目も当てられないディフェンスで差をつけられて後半修正するという流れが多すぎます。しかもぱっと見の印象は点差を追いついたりひっくり返したりしているので強いチームに見えがちなのが良くありませんね。別にそんなことはないよ。ただ試合への入りが極端に悪いだけで強いチームはこんな事に陥りません。たらればを言わせて貰えばこの4連敗も毎試合前半のディフェンスをしっかりやってゲームにアジャストしていけばなんの苦労もなく勝てた試合でした。本当にウェストブルックだのジョージだのの調子はあまり関係ないんです。

 

*改善された…?

私は正直なところ先日のシクサーズ戦を観て「あぁ、連敗していてチーム状況は悪いけど改善には向かっているんだなぁ。」といった印象を受けました。でも今日の試合を観ているととてもそんな風には思えませんね。

この状況が続くならばまたもやポストシーズンを早々に終える事になるでしょう。

では上手くいっていたシーズン中盤戦と何が違うのかと言うと散々言っているディフェンスに加えて今日の試合を観ている限りでは外のシュートとテンポが悪すぎます。今日の試合では7/29の24%、先日のシクサーズ戦では8/27の29%、その前のナゲッツ戦では10/38の26%、その前のキングス戦では14/46の30%と連敗中は全て30%以下に収まっており、オールスター以前のチーム平均であった35.1%を大きく下回っているのが分かります。キングス、ナゲッツ戦ではジョージがいたもののこの確率でした。それでもジョージの肩の怪我の影響かなとも取れるのでまだ希望はあるのですがジョージが不在になるとそもそも撃てるプレイヤーがいなくなり、アテンプトも10以上減り、確率も落ちるというなんともお粗末な結果に。

オープンだろうがワイドオープンだろうがまるで入らないサンダーの3Pですがそんなものお構いなしと言わんばかりにしれっと4out1inの布陣で臨んでいるドノバンHC。正直言って狂気の沙汰です。当然ジョージのいないサンダーの3Pなんて恐るるに足らないので4out1inをしてもスパーズのディフェンスは広がりませんしアダムスを囲んでくれ、ウェストブルックのドライブを止めてくれと言っているようなものでした。自ら蜘蛛の巣に突っ込んでいくサンダークオリティのオフェンスは須らく回る事なく、ここ2試合のオフェンスレーティングは103.3まで低下しています。それに加えて前半72失点を献上するディフェンスですから勝てるわけもないですし改善の兆しも見えていないわけです。

ジョージが戻ってくればと思っている方は多いとは思いますがジョージが戻ってきてもこの有様ではポストシーズンを戦う力を備えているとは思えませんね。ロバーソンが復帰できるなら話は変わってきますがそもそも今季中に復帰できるのかも謎ですしそんなものには縋ってはいけません。

その他にも色々言いたいことは尽きないのですがこれだけは言いたいのはネイダーに夢を見るのをそろそろやめるべきだということです。確かに3Pは撃てます。そんなに入らないけど。確かにドライブはできます。きっちりスペーシングしてあげる必要があるけど。確かにディフェンスを頑張ります。シューティングファウルが多かったりするけど。

ルワウ、ディアロとの2ndユニットのローテーション争奪戦を勝ち残った彼ですがそもそもがマイナスの部分が多すぎて使いにくいのと最大の欠点は足の遅さです。足が遅すぎるが故にファウルをしがちな上にドライブも完璧なスペーシングが必要なのです。はっきり言いますと今日のようにバートンが帯同しているならばバートンを優先すべきで彼には何かを望んではいけません。頑張り屋で好きなプレイヤーではあるのですがどこからどう見てもここ15試合くらいはマイナスでしかありません。それだけ。

 

・ジョージとの相性によって3Pとドライブを互いに補完しあっていたウェストブルックにとってジョージの離脱は死活問題だったようだ

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*止まらない決まらない

72失点のそもそもの原因としてスパーズのシュートが入りすぎている感はありました。特にラマーカス・オルドリッジは前半全く止まらずに得点を重ね続けました。以前もオルドリッジに50点を許したりとあまり得意ではない選手なのですがグラントがつくとサイズ差でポストアップで上からシュートを決められてしまうのが要因かと思われます。でもアダムスをつけてもモリスをつけても効いているはずだけど全く落とさないのが前半のオルドリッジでした。なんなんだあの精度は。

まぁそれ抜きにしてもシュローダーがあいもかわらず酷すぎたりウェストブルックを主として1Qから4つもTOVしてそこから7点取られてたりブロックから速攻を出されていたりするのでオルドリッジのせいだけかと言われたらそうでもないのですがいかんせんオルドリッジが止められなかったという話。タフショットシチュエーションには持ち込んでいたはずなんだけどね。

後半に入るとルディ・ゲイが止まらなくなります。いや前半からその兆しはあったけど。タフショットをいとも簡単に決めてくるので点差を詰める場面で詰め切れなかったりしてかなり流れを遮られた印象でした。というかこれだけタフショットを決め続けられたらマークマンがジョージだろうがロバーソンだろうがカワイ・レナードだろうが止められませんよ。お手上げです。

それでもいつもやられているマルコ・ベリネリをずっと止め続けていたのは満点をあげられる唯一のポイントかもしれません。

 

・止められなかったオルドリッジ

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