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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

3/17 サンダーvsウォリアーズ シーズン第70戦

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カリーは理不尽怖い

ホームのチェサピーク・エナジー・アリーナで行われた宿敵ウォリアーズとの大一番は最終的に88-110で大敗を喫しています。

なにやらいつもKiss Camを主催しているスポンサーの一つ、Loves travelの広告がジャージに付け加えられることになったようでそのミスマッチが凄く、試合前から少しげんなりさせられました。まぁ今季のサラリーもラグジュアリータックスも膨らんでおり1ドルでも欲しい状況でしょうからそんなことも言ってられなかったりするのでなかなか頭がいたくなることでもありますね。しかし試合を観たらそれもどうでもよくなるくらい凹まされましたが。

 

・例のダs...可愛い広告バッジ

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*勝つべくして負ける

初めに断っておきますがウォリアーズの方が圧倒的に強いチームであることなど百どころか万も承知です。そんな自力の差云々ではなく今日の試合の内容の方にフォーカスしたい。ぶっちゃけ戦術的なアドバンテージは明確に奪っていました。

オフェンスが悪いのはいつものことだけどそれにも増してシュートが入らないサンダー。実際には3Pは悪くはなく、ウェストブルックの0/7とファーガソンの0/3のしめて0/10が大きく確率を落としているだけでその他のメンバーは合計で13/31の約42%とむしろ入っている方でした。しかし圧倒的に酷いのが2PのFG%とFTで前者は18/55の32.7%、後者は13/23の56.5%で、いつも入らないFTではありますがジョージすらまるで決めきれずにいたのは驚きを隠せませんでした。勿論ウォリアーズのチームでのディフェンスが素晴らしかったというのはあるのですが、ウェストブルックの驚異の2/16を叩き出し、殆どを勝手に外していたというのがかなり響いていたことは説明するまでもありませんし、アンドレ・イグダラ、ドレイモンド・グリーンのそれぞれが強烈なディフェンスを展開する上に相乗効果まで生み出してくる並びに対抗できるほどジョージの調子が戻っているわけもなく、サンダーの2エースを起点とするオフェンスがまるで機能しなかったことの2つが9割だと思います。ウォリアーズのディフェンスが良いと褒めるような発信を多く目にしましたが正直な話、イグダラ-ドレイモンドの働きに依存している部分が大きかった為にパスワークには脆く、更にはいずれも出ていない2ndユニットの時間帯などは隙も大きく、サンダー側が勝手にドツボにハマっていったという印象です。それを全部込みにしてディフェンスが良いと言えば間違ってはいないのですが昨年のサンダーのディフェンスが良かったと言うくらいには違和感を感じます。アレもロバーソン-ジョージの個人+2人の相乗効果で守っていただけの事なのでチームディフェンス自体は良くはなかったよね。

そんなこんなで2大エースのデュオに頼りがちのオフェンスなのにそのデュオが揃ってダメならウォリアーズどころかブルズにも勝てないよねって単純な話です。

例えながら考えるとウォリアーズの自力が仮に100とした時、サンダーの自力は80くらいだと思います。そこにその日の調子などの諸々のバフデバフがかかって勝敗が決まることが殆どなのがバスケットボールだと考えていますが、今日の試合で言うとウォリアーズは90%(デュラント欠場分などを考慮)だったのに対してサンダーは60%も出せていたか怪しいです。なので一応当てはめると90-48くらいでほぼ倍の今日の戦力差なのでした。本来120%を出し切らないと勝てない相手にウェストブルックは勝手に自滅し、ジョージは未だ本領まで遠い回復具合でどう勝てというのかとしか思えなかった試合でした。正直観てて辛かったですね。不調なんてものはかのマイケル・ジョーダンレブロン・ジェームズなんかにも多々ありますしそんなことをいちいち責めてはいられないのですが特にウェストブルックのせいで負けたというのに否定できる材料がないくらいには酷いシューティングスランプでした。逆にステフィン・カリーとドレイモンドの3Pは好調も良いところでした。しかしそれ以外はかなりシャットアウト出来ており、散々入りが悪いと言われ、今日も最低レベルの3Pに対するディフェンスを披露した1Qを除けば3Q合計70失点、平均92.3のディフェンスレーティングを誇っており、36分間はディフェンスが機能していたことだけは褒められるポイントでした。具体的に言うとカリーとクレイ・トンプソンのスプラッシュブラザーズの3Pだけをケアしてポストアップとミドルジャンパーはある程度無視するディフェンス方法でしたがコレがかなり刺さっていました。それだけ警戒してもカリーには相当手を焼いていたけどというか何故これを1Qから徹底できなかったのかは本当に謎です。おそらくはドノバンHCの策として用意されていたであろうもので、実行できなかった選手側が99%悪いのだと思いますが予想外にカズンズに手間取ったので混乱したのですかね。まぁコレはデュラントがいた場合にはまるで通用しないディフェンスなので今日しか使えない策であって褒められるような作戦ではないのですがそれでもちゃんと機能していたことと今日の試合への取り組みは良かったかなと。しかしその取り組みと熱量が仇となって大差をつけられても最後まで戦うことを選択したことは愚かという他ありませんでしたね。ハッキリ言って今日の展開は遅くとも3Qには選手側の気持ちも切れており、逆転の可能性は皆無だったと思います。

ただでさえ主力のプレイタイムが嵩んでおり、疲労困憊なのにも関わらず頑なにガベージに入らなかったのはドノバンHCのプライド故なのかそれとも何かの考えがあってのことなのか。私は九割九分九厘考えなしだと思っていますが。

ティーブ・カーHCならどうしたでしょうか。おそらくですが早めに見切りをつけて僅かでも長くの休養を与えたと思いますしその判断ではHCとしての差も現れたかなと思いましたしファンからすると相当な疑問とフラストレーションでした。でも今日の戦略としては5分ないし優っていたと思います。本当にHCで勝っていたのに選手で負けたという試合だったと思います。不憫なドノバンHC。

他にもスターターが-20程度の±を記録していることについてやオフェンスリバウンドについてなど書きたいことは山ほどありますが愚痴続きになってしまいそうなので今日はこの辺で切り上げさせていただきます。本当にシーズン最低得点をホームで記録しての連敗で精神的ダメージが計り知れないのでね。次はホームでヒート戦ですのでしっかりとオフェンスの練り直しをして欲しいところです。本当は思い切って休養させても良いと思うのですが…ウェストブルックは問題外なので自身で立ち直ってもらうしかないですが。それではまた。

 

・選手たちはファウルコールにフラストレーションを溜めていた

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