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3/26 サンダー@グリズリーズ シーズン第74戦

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今日の出来は0点を下回るN/A点。

ロードのFed EXセンターで行われたグリズリーズとの一戦は最終的に103-115で敗れています。

久しぶりにLiveで観られた試合でしたが正直なところよほどの物好きでなければ観ることを推奨しません。そんなレベルの試合でした。マイナス面を分析するにもマイナスがあまりに多すぎて何が敗着になっているのかすら絞り込めない状況でプレイオフ前に何をやっているのかとただただ困惑させられただけでした。

 

*似非

まず0-9の入りの時点で何も改善されていないのが丸出しで、デロン・ライト、ヨナス・バランチュナス、ジャスティン・ホリデー、タイラー・ドーシーらのトレード加入組と成り上がりのブルーノ・カボクロにいいようにやられました。スタッツを見てみるとスターター5人に98失点を許しており、いずれも17得点以上を挙げています。誰か一人を止めようとして後手後手に回る最悪のパターンで大量のアシストを許し、グリズリーズには31ものアシストを記録されてしまいました。

しかしそんなことなど問題にならないレベルで大問題なのがリバウンド及びハッスルプレイです。ここ最近のサンダーは(ラプターズ戦はしっかり観られてませんが)どう見ても覇気がなく、試合前から気持ちで負けています。気持ちというのはデータに現れないので軽視されがちですが、ブルーカラーで勝ちを拾ってきたサンダーにとっては他のチームより殊更に大切なものであり、事実として気概の持ちようで試合の出来が変わってくることも多いです。

で、話は戻りますがここ最近のサンダーはそれがなく、今日もリバウンドで41-57と差をつけられたり、速攻からの失点を重ねたりと正直言ってブルーカラーのかけらもなく、形だけはしっかりやっていますというような救いようのないプレイぶりでした。特に顕著なのがジョージとアダムスとウェストブルックの柱3人で、次点でグラント、モリスのフォワード組でした。ルーズボールでもリバウンドでもディフェンスでも真面目に取り組んでいるようでその実、少しの気の緩みでボックスアウトをサボったりヘルプポジションにいなかったりクローズアウトをしなかったりルーズボールに飛びつかなかったりと散々だった上にこの5人はオフェンスでも無茶なシュートを繰り返したり果てにはワイドオープンを平気で外したりなどしオフェンスでも足を引っ張っていたことも大きなマイナスです。

次点のグラント、モリスに関しては柱3人ほどは酷くなかったもののいらない場面のファウルを重ね、流れに乗っている場面でTOVを犯したりなどの行為が目立ちました。

結局、そんなプレイを重ねてもグリズリーズとは自力の差というかタレント力の差はありますのでFG、3P%は共にほとんど同じレベルにまで落とさせるもとい勝手に落ちてきたのですが、ほとんどをGリーグで過ごしたような若手にハッスルで劣り、長所のはずのハッスルスタッツでイニシアチブを取れなかったのが一番の痛手だと思っています。シュローダーも良くはなかったけどオフェンスが良かったので免責です。ファーガソンは満点の活躍で、ネイダーとバートンも短い時間ながら頑張っていました。というかバートンは意外とクレバーなところがあってビックリさせられるプレイをしますね。スキルはまだ伴っていませんがあんな派手好きそうなのに意外と堅実なプレイ選択をしてくれたりしてありがたいです。

あとは別に激しいディフレクションに遭った訳でもないのにパスがまるで通らず、ドリブルの回数がやたらと多くなってしまっていたことや、ディフェンスのローテーションが崩れまくっており、全員がボールに集まって簡単に捌かれるというシチュエーションを何度も目にしたのが印象的でした。

そして極め付けの最後の悪あがきであったオールコートトラップディフェンスですが下手くそすぎて逆に感心しました。「よくこの完成度で土壇場にやろうと思ったな。」と。

そんなこんなで良いところがまるでなく、チームの長所であるブルーカラーもまるで発揮できておらず、"自称・ブルーカラー"の残念なチームになりつつあるので少し原点を思い出してまず何から取り組むべきか、また何が自分たちのバスケットを支えていたのかをじっくりと見つめなおして欲しいところです。

このままだと8位でウォーリアーズと1stラウンドで激突し、何もできずにスウィープされるのが目に浮かびます。特効薬のような都合のいいものはないので、地道にやって整えていくといった方向に舵を切ってくれることを願います。ここで博打を打ったら流石に呆れますので…

 

・一人粛々と仕事をこなしていたファーガソン。願わくばこの調子の半分でも維持したいところ

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