エースデュオの手術
一応それなりの騒ぎになっているのでご存知の方が多いかと思いますがジョージとウェストブルックが手術を受けたようです。
ずっと秘匿されてきたジョージの肩の容態でしたが、右肩の「回旋筋腱板損傷」との事でした。少し詳しい知り合いに聞いてみたところ、四十肩や五十肩のような症状で肩が上がりにくく、主に野球の投手などがなりやすい怪我のようです。完治にはリハビリ含め、短くて15週間、長くて半年程度を要するとの事で、結構な怪我であることが分かりました。あとは自然治癒の望みが薄いことと手術せずに放置しておくとそれなりのリスクがあることなども特徴のようです。
そして更には左肩は「関節唇部分断裂」とのことでこちらは未だ手術を行っていないようですが近いうちに行われるようで、症状としては肩の痛み、違和感、脱力感などが挙げられるようで、手術からリハビリまで含めて完治までにだいたい4ヶ月から7ヶ月かかるようで、こちらも自然治癒はありえないものだそうです。
…思ったよりボロボロになっていたジョージ。感謝もありますがそれ以上にサンダーのメディカルスタッフ、ドノバンHC、プレスティGMは何をやっていたのか。一歩間違えれば両肩を潰すような状態で2月の怪我から2ヶ月間も強行出場させるというのはどういう了見をもってそうなったのか。確かにジョージがいなければ平凡かそれ以下のチームに成り下がりますが3年という契約期間を考えると本当にこれが最善の策だったのか疑念は晴れません。
これで昨季より更にオフシーズンにまともにプレイできないことが確定したジョージですが果たして怪我以前のパフォーマンスを取り戻せるのか。もう後の祭りですのでどうしようもないですし少しでも早く、万全な回復を祈るしかありません。一度開放骨折という大怪我から劇的なカムバックを果たした彼なら成し遂げられるとは思いますが…頑張れジョージ。
あとサンダーの復帰までのタイムテーブルでは9月から始まるトレーニングキャンプから10月のシーズン開始までを予定して動いているようですがロバーソンの件などからサンダーのメディカルには不信感が募っており、おそらくこれも信用ならないのではないかなと思います。手術した右肩はタイムテーブルまで5ヶ月、これからの左肩は手術のタイミングが分からないのでなんとも言えませんが4ヶ月と少しくらいになると思われ、最短のケースでギリギリ間に合うかどうかになるでしょうしシーズン序盤はジョージが間に合わない可能性もそこそこ高いものとして考えておいた方が良いかと思います。
リハビリとしてどの程度シューティングをするのかも分かりませんがシューティングが出来るようになるのも相当先であるとの見込みから、この手術が来季に影響を及ぼす可能性は大です。
…まぁ今季の逆パターンのように前半怪我に悩まされてもプレイオフを万端で迎えられるのなら今季のような状況に比べたら幾分かマシですしそう受け取っておきましょうか。
あとウェストブルックも手術を受けたようですが、「左手第四中手指節関節靭帯損傷」の回復手術と「右膝の関節鏡視下手術」が行われ、無事成功したようで、左手第四中手指なんたらの方、つまり薬指の靭帯修復の方は6週間ほど前から浮上していた怪我のようで、左手のレイアップをしないなと思っていましたが合点がいきました。しかし言ってしまえばそれほど大きな怪我でもなく、通常なら左手のドリブルとレイアップに違和感がある程度らしいです。
そして右膝の方は例のパトリック・ビバリーにやられた時からずっと付き合っている膝の問題に対するメンテナンスのようなものであるらしく、例のRoyce Young氏によると3週間ほどでフルコンタクトの練習が出来るようになるらしいです。
Russell Westbrook is expected to return to full basketball activities in about three weeks. No official timetable for Paul George. His return to play will be assessed when training camp opens in September.
— Royce Young (@royceyoung) 2019年5月7日
まぁ毎年のように膝の問題に付き合っている彼からしたら慣れたものでしょうね。
彼に関してはあまり心配はしていません。そこまで大きな怪我でもないしね。オフシーズンには3Pシューティングを中心としたシューティング練習に打ち込むようですがそれの弊害にもならないでしょう。そして本当に本当にシューティングはなんとか改善してくれるとありがたいです。