12/7 サンダーvsティンバーウルブス　シーズン第21戦

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まさかまさかの大逆転劇に熱狂したチェサピーク・エナジー・アリーナ。今日の勝利によってサンダーは単独9位に浮上。ウルブス、サンズ、ブレイザーズらとプレイオフを争うことに(プレスティの望み通りかは置いておいて)。

今日の試合ではサンダーの天敵ことアンドリュー・ウィギンスが軽い怪我により休養ということもあり(代わりにジェフ・ティーグが大爆発してくれやがりましたが)、今季好調なスタートを切ったウルブスに大熱戦の末に勝利を掴むことができました。

サンダー上層部の思惑は未だによくわかりませんが、現場の選手たちにとってはいい内容をしていてもクラッチの末破れるというパターンが続いていたためにこういう勝ちがあったのは大きなことになるのではないでしょうか。

あ、ファーガソンは軽い怪我でお休みで2-wayのドートとホールがコールアップされた面白いローテの試合でもありました。ドートはクラッチでハッスルプレーにてポゼッションを確保してくれたりそもそもDFがNBAレベルだったりで上出来でしたね。

＊Strength in Numbers

サブタイトルを読んでお気づきになった方もいるとは思います。ストレングスインナンバーズ。これはウォリアーズのスローガンにもなった数の力、すなわち全員バスケの象徴です。

何が言いたいのかと言うと、実のところ今日の試合の凄いところはクラッチ〜OTの流れではないのです。いやもちろんそっちも素晴らしいの一言に尽きるのですが。

今日の試合でサンダーが達成した偉大な記録があります。それはウェストブルックやデュラント、ジョージらがいた頃には絶対に達成できなかった大記録です。それは

5人以上の選手が20得点オーバー

というサンダー始まって以来の大記録です。達成者はポール、シェイ、ガリナリ、アダムス、シュローダーの5人。特にPG3人衆はそれぞれ30、29、25得点の計84得点を叩き出しており、FG29/50、FT23/23という凄まじい効率のオフェンスでウルブスのDFを崩し切りました。特にポールは7アシストをTOV無しで成し遂げており、Point Godの名を欲しいままにしていました。すごいね。

そしてもう一つ凄い記録があったのですがこちらは以前にも紹介したことを上回ってきた記録です。

サンダーがまさかまさかのFT36/40、90%達成です。なんてソリッドなんだ。ミスは全てアダムスですがアダムス本人のFTはフォームの微調整を行なってから着実に%を戻しており、今日も外したのは惜しいシュートだけでした(言い訳)

ここ数年、非常にFT%が低迷し、勝てる試合をいくつもFTで落としてきたサンダー。勿論新加入組が素晴らしいフリースローエースであることは揺らぎませんが、昨POで敗れた後のプレスティの口から出た「今年はフリースローを改善する。」という発言からAC陣を一新した効果が出てきているのかなとも思ったり。

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＊ついに目覚めたサンダー史上最高センター

言うてサンダーの歴代センターってアダムス以外にろくなセンターがいないのもあるんですが…

シーズン開幕当初から不調が続いていたアダムスですが11月最終盤に入ってから圧倒的なパフォーマンスを見せています。過去4試合のスタッツは平均29.3分のプレイタイムで18.3pts、10.5reb、2.3ast、1.0stl、2.5blkをFG76.9%、FT72.2%、オフェンスリバウンド4.0で達成しており、かなり急激に調子を上げてきています。数字だけではなく、プレイのインパクトも甚大で、クラッチタイムでの得点など勝負所でしっかりと活躍して勝利に貢献出来ているのはとても大きいです。あと特筆すべきなのがアシストで、シーズン平均でも2.8アシストを記録しており、特に多いバックドアカットへの合わせのパス、今日もクラッチタイムで見られたタッチダウンパスがアシストにつながっており、より万能性を見せつつあります。ちなみに平均2.8アシストはジョエル・エンビードに並んでセンターで9番目の数字です。昨季平均1.6で27位タイだったことを考えると凄まじい飛躍であることが分かりますね。あと今日は外しましたが、3Pを普通に放っており、これが増えてくるとストレッチ要素も取り入れられるので更に万能になれますね。そちらは今後に期待ということで。プレシーズンでは一発成功でしたのでセンスが全くないというわけではないようですし。

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