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12/13 サンダー@ペリカンズ シーズン第26戦

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イライラしてこんな記事を書いてしまった。後悔はしていない。

ロードのキングスムージーセンターで行われたペリカンズとの一戦は最終的に114-118で惜しくも敗れています。

ロードではありますがペリカンズは主力の2人であるニコラ・ミロティッチとイートワン・ムーアが欠場ということでサンダーとしては落としたくない試合でした。

あと余談というか愚痴なのですが今日の放送はなんか音量のコントロールがおかしかったと思います。実況席の音声が小さ過ぎてたまに入るムービーなどの音量とバランスが取れていなかったので耳がおかしくなりそうです。あとそれもあってか毎回毎回事あるごとに大声でAD!!と叫ぶ観客が実況席の近くにいたのかかなりやかましかったです。地味にフラフトレーションでした。ああいうのは日本だと厄介勢とか呼ばれて晒されるんでしょうね。オープンなアメリカだからあることでしょう。いや別にどちらの国も貶める意図はありませんが。

 

*歪な試合

まぁ反省点は膨大なのですが一番良くなかったのはディフェンス、もっと言えばハードワークが出来ていませんでした。ハードワークしないサンダーってなんだ…?

はっきり言って今日の出来は最悪から2つ上くらいの出来でした。それくらい酷いのに接戦にできたのは逆に褒められるポイントかもしれません。

まず第1にこの試合のスタッツは誰がどう見ても異常で、また試合内容も歪なものでした。得失点差はほとんどないにも関わらず、リバウンドは39-56と大幅に差をつけられてしまっています。ちなみにオフェンスリバウンドは実に17本ものオフェンスリバウンドを許しました。勝てるはずがないよね。そしてスティールではサンダーは決して少なくない10本のスティールを奪いましたがペリカンズには14本ものスティールを許しました。それなのにターンオーバーの数は18-17とサンダーが僅かに上回っているもののほとんど変わらないと言った結果に。極めつけはファウルの多さでした。両チーム共に27ものファウルがコールされ、合計で54ものファウルがコールされたことになります。ちなみにリーグの中央値は平均21.9ファウルなので明らかにファウルの多い試合だったことがわかります。何が言いたいかというと今日の審判団は割と厳しく吹いてくる審判団だったということです。もちろん肉弾戦というかファウルが普通に多かったのもありますが。

まぁそんなこんなでスタッツから見ると完全に歪な試合で、さらに言えば普通に考えてサンダーがブローアウトされていたようなスタッツでした。重複になりますがこの内容、スタッツで接戦に持ち込めるのは逆に凄いです。そもそもこんな試合するなって話なんですが。

で、本題なのですがこの試合、どこが悪かったのかと考えると選べないくらいに悪かった部分はありますが、私的には3つのポイントが敗着になったのかなと思います。

1つ目はウェストブルックです。彼は前半には僅かに3得点しか取れず、逆にターンオーバーは5つも犯すという酷い内容でした。特にターンオーバーにおいては、簡単なハンドルミスから相手にボールを献上してしまうようなくだらないミスが目立ちました。パスミスならある程度は仕方ないで済むのですがハンドルミスでターンオーバーするのは凄く印象も悪いですし、何より味方の士気を下げることになります。結果、彼はターンオーバーにこそならなかったものの、最終盤の2点差を追う大事な場面でハンドルミスを犯しました。そのためセットプレイが崩れ、何も出来ないままほぼターンオーバーのようなスリーポイントを放つことしかできませんでした。でもこれに関してはスローインをしっかり出来なかったのであまり責めても仕方ないですが。

逆に後半は集中を取り戻し、FG58.3%3P40%で17得点、6リバウンド、2アシスト、3スティールを記録し、ターンオーバーも僅かに2つに抑えていました。それでもその2つのターンオーバーは自身で3Pを決め、3点差に詰め寄った場面での連続ターンオーバーとかなり大事な場面で連続してミスを犯していたという部分がいただけません。まぁそんなこんなでウェストブルックにはもう少ししっかりしてもらいたいといった話。

2つ目はファウルトラブルに陥ったグラントのことです。先のネッツ戦でも似たようなことになりましたが本当にグラントがファウルトラブルになるとロクなことがありません。グラント個人の問題でもあるし、不運な部分もあったりします。でもね、私が言いたいのはそんなことではなくて、代役のパターソンの話なんですよ。先日も彼を痛烈に批判しましたが今日も名誉挽回とはいかずむしろ汚名に更に泥を塗りたくる状況になりました。彼がやっぱり一番この試合で酷かったかな…

何が酷いって彼のディフェンスとリバウンドです。オフェンスも酷いけど…まぁ100歩譲ってアンソニーデイビスを止められないのは分かります。しかしボックスアウトも出来なければジュリアス・ランドルに好き放題やられ、ソロモン・ヒルにもやられ果てにはダリアス・ミラーにすらインサイドを蹂躙されます。なんじゃこら。結果、彼は18分の出場でネットレーティング-17.6というどうしようもない数値を残しました。3&Dのストレッチ4との呼び声高かったラプターズ時代のパターソンどころか怪我の影響か微妙な結果しか残せなかった昨季をゆうに超えてくる酷さです。ちなみにディフェンスレーティングは113.3でした。守れていないことは火を見るより明らかです。

そしてもっと言うとグラントはディフェンスレーティング98.2でネットレーティング+16.4を残してしまいました。パターソンとのネットレーティング差は34.0とちょっと言い訳できないくらいこの2人には差ができてしまっています。難しいと思う方もいらっしゃると思うので分かりやすく簡潔に例えると試合を通してグラントを出してパターソンを1分も出さなかったら34点分の差ができているということです。あくまでレーティングから雑に例えただけなので現実にその通りになるわけではないのですがそれにしたってこれほどまでにパターソンにはグラントの控えが務まらないとはと思うと落胆を隠せません。断っておきますが私はパトリック・パターソンという選手がかなり好きでした。それはもうサンダーに来てくれる前からです。それがいざサンダーに来てくれたと思えば足を引っ張っているのですから本当に落胆しています。個人的な感情丸出しで本当に申し訳ないのですが彼には今一度自分の役割を見つめ直して、しっかりとロールプレイヤーとして「サンダーで」返り咲いて貰いたいと思っています。

パターソンの話に熱が入りすぎて長くなってしまいましたが3つ目は当然のごとくディフェンスにあります。特に2ndユニットのディフェンスは酷いものなのですがそれはやはり先に挙げたパターソンのこととも繋がりますしここ数試合ずっとお話ししていることなので割愛します。しかしここまで長引くと2ndユニット問題の落とし所がまだ見つかっていないという危機的状況であると言うことにもなります。特にシュローダーが絶好調でも2ndユニットでやられるというのは本当にまずいです。まぁその根底にはやはりディフェンスがあるのですが。(以下無限ループ)

割愛するといいつつ少し話してしまいましたが、2ndユニット問題とは別にチームディフェンスにも問題があります。それはデイビスに44得点も献上してしまったことにも深く繋がっています。

仮の話ですが試合を全く見ずにスタッツシートを見た方はデイビスに44得点取られたことに対して「アダムスは何をしていたんだ」と思うかもしれません。でも実際には違います。ペリカンズはピックなどを使ってアダムスをデイビスから引き剥がし、ミスマッチになったところでデイビスの1on1を作っていました。しかもそれが面白いように決まってしまった。それで味を占めたペリカンズは馬鹿の一つ覚えのようにそのセットばかり使って来ました。グラントがいるうちは騙し騙しなんとか止められたりしたのですがそこのカバーがパターソンになるともうお手上げです。そしてもっとまずいのはここまで同じことをされながら手をこまねくことしかできなかったサンダーの修正力を露呈したことと、似たようなことを12月に入ってからずっとやられていることです。(ピストンズ戦を除く)

かくしてリーグ最高の自慢の鉄壁は崩され、12月中でのチームのディフェンスレーティングは5位まで転落しました。この自慢のディフェンスを活かせていないことがここ最近のサンダーの不振の原因の一端であり、もっと言うと2ndユニット問題と合わせると9割くらいを占めます。原因こそ分かっているものの手の打ちようが分かっていないサンダー。ここからしばらくは選手達よりもドノバンHC率いるコーチ陣の激しい闘いが続きそうです。

 

・パターソン…

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