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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

8/6サンダー@レイカーズ シーディングゲーム第3戦

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リーグ首位を確定させたレイカーズにシュルーダー抜きで戦うことを強いられ、苦しい戦いになることを想定していましたがまさかまさかのワンサイドゲームとなりました。リーグ首位を確定させたためレイカーズが手を抜いているとの声も聞こえてきますしそれはまぁあり得る話ではありますが、レブロン・ジェームズとアンソニーデイビスをしっかり起用してきていたので単に不調だったのではないかと思います。そもそもがバブル入り後のレイカーズの最強デュオはADがFG40%、レブロンがFG42%と明らかに精度を落としており、コンディションの悪さが伺えます。チームとしてもエイブリー・ブラッドリーの不参加やラジョン・ロンドの怪我などでパフォーマンスを落としており、中断前の圧倒的な強さに陰りが見えています。唯一良いと言えるのはカイル・クズマの好調くらいかな。まぁそれでもなんだかんだでプレイオフではレブロンがなんとかしてしまうのでしょうね。余談ですがグリズリーズが痛恨の4連敗、主力のジャレン・ジャクソンJrも離脱と苦境に立たされており、ブレイザーズが猛追していることから恐らくレイカーズの初戦の相手はブレイザーズとなりそうで、不調のレイカーズと好調のブレイザーズというこれまた面白くなりそうなカードですね。レイカーズファンにとってはたまったものでは無いのでしょうが…

 

*ディフェンシブ・サンダー

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まぁそもそもがそういうコンセプトのチームなのですが、今日の試合では特にそれを感じました。特にディフレクションが多く、簡単にパスを通させないディフェンスでレイカーズのボールムーブを阻害してシーズン平均25.5アシストを記録しているレイカーズのアシストを僅か17に押さえ込みました。平均7.6のスティールも今日は9と好調。

目立った活躍をしたのはドート、ロバーソン、ディアロでそれぞれペリメーターで動き回り、ルーズボールに飛び込み、ハッスルプレイで流れを呼び寄せていました。というかドートはリバウンドからルーズボールカバーまで突っ込み、自身はあまりFTを与えないコンタクトのディフェンスを敷いており、その辺りからもマーカス・スマートみを感じます。欲を言えばシュートもスマート並みにと言ったところですがまだまだ先があるので改善に期待ですね。FTはキッチリ決めてくれているのでシュートセンスが無いわけではないと思いますし。あと最近リバースレイアップだけはやたらと上手く、And1を取ってきてくれるのは嬉しい誤算。そういえばネイダーもユーロレイアップだけはやたら上手かったな…

 

鬼のCP3

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毎年プレイオフモードを搭載しているポール。でもギアを上げるとハムストリングが悲鳴を上げるようで毎年のように故障してそれが要因となってプレイオフシリーズを勝ち上がれなかったキャリアを送ってきました。でも今年は一味違うぞってのは割と認知されている話で、動物性タンパク質と油分を避ける食生活への移行で身体の基礎回復力を高めているらしいポール。効果は顕著で、シーズン中断前はコービー逝去の関係で欠場した僅か1試合を除いて全てのゲームに出場し、サンダーをここまで牽引してくれました。勿論シェイとシュルーダーとで負担を分担していた甲斐もありますが。

そんなポールは先日のナゲッツ戦での痛恨のミスがよほど悔しかったのか、今日は一足早くプレイオフモードの試運転を行ったようで、自らが危険なスコアラーとなりつつもアシストは供給していくというレブロンスタイルでレイカーズのディフェンスを蹂躙しました。というか今年のポールはプルアップミドル決まりすぎです。最早いつ落ちるのか。

また、攻守にわたって常に大声で指示を出しており、ポールの出場していた時間はずっとポールの声が聞こえていました。よく通る声はキャプテンの素質と言われますが正にそれを体現したポールのキャプテンシーでした。

 

・総評

とにかくレブロンとマッチアップし、それなりに単体で仕事をこなしてしまっていたドートとロバーソンの仕事が光りました。というかロバーソンはシーズンハイの11分の出場とまだまだワンポイント起用ではありますが少しずつプレイタイムを増やしており、頼れるストッパーとしてのロバーソンを見られることが増えそうです。

また、ドノバンの信頼を掴んだディアロとネイダーの活躍も嬉しい限り。ネイダーは今シーズンずっとそこそこのインスタントスコアラーとして活躍してきてくれましたが、バブル入り後はシュートのリリース速度に磨きをかけ、圧倒的なクイックリリースで外角のシュートを放ってチームのスペーシングを助けています。ディアロはディアロで完全にSF/PFのコンボフォワードのプレイですけどハッスルプレイで魅せてくれるのがそそります。

反対に悪いところはTOVの多さ、特にポールのパスミスやシェイのベイルアウトパスの精度の低さが目立ち、またシェイに関してはスコアリングが不振でもう少し攻め気が欲しいところ。これまでもこれからもサンダーのエースは彼ですし、フランチャイズを背負って立つにはどこかの誰かみたいにシュートが入らないならドローファウルしてやるぞくらいの気概は必要だと思います。

あとは単純にアダムスが心配。一応コートに戻って来ていましたが怪我を押してプレイして調子を落とすタイプのプレイヤーでもあるので…

次戦は渦中のグリズリーズ戦。そしてB2Bのウィザーズ戦とサンズ戦が待ち受けていますが、ここで2敗以上負けるのはむしろ至難の業で(各チームのファンの方申し訳ありません)、指名権のプロテクトの関係から言えば正直もっと負けなければならないことを考えると少し胸中複雑ではあったりします。まぁでもペイサーズシクサーズ、ジャズ、ロケッツがそれぞれここから勝ち星を積み上げてくれれば1.2回負けるだけで指名権が戻ってきますのでこれらのチームは私欲のために全力で応援しております。最悪無くてもいい指名権とは言え目下再建中のチームにとっては大切な1巡目指名権ですのでポールには悪いですけど少し調整が欲しいところですね。何故私が20位程度の1巡目指名権にこだわるのかは23位のベイズリーのことを考えていただければ。

ではまた次戦でお会いしましょう!