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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

Brand new OKC

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(執き始めたのは12/19ですがなんか他の試合を見返したり数字並べたりしてたら12/20になってました…なんか日付とか曖昧になっていますがご容赦をば)

どうでも良いことですが既に今日の試合を3回見返しました。暇か。

あと毎年恒例のGM調査にて今年ブレイクする選手部門でシェイが1位を取りました。おめでとう。去年からブレイクしていた気はするけれどどこまでやったらMIPに選出されるのだろうという疑念に駆られます。25-5-4くらいを期待されているのかな?

ま、そんなこんなでプレシーズンのおさらいをやっていきます。ジェネラルスタッツは公開されたもののプレシーズンということで細かいデータは取られていなかったようで、数字の分析は大まかなものになりますがご容赦をば。

 

*ブランニュー、ニューカマー

ヒルが戻ってきたということでスターターの形がほぼ確定。登録上はシェイ、ヒル、ドート、ベイズリー、ホーフォードの並びとなります。しかし前にも書いた通りサンダーのポジションはあってないようなものなのでそこまで気にしなくて良いかと思います。額面通りドートSFは無理がありますしね。とりあえずヒルはスターターで出しておきたいというのがダイノートの考えなんでしょう。テオも積極的に起用したいっていうのもあるでしょうし。

ただヒルの安定感および重要性を鑑みれば当たり前の選択かもしれません。ヒルのOrtgは128.6、Drtgは106.0を記録しており、当然のようにチーム2位のNETrtg22.6を誇ります。スタッツこそ地味なものの影響力の大きさはプレシーズンからスタッツとして現れていたのでした。でもこの数字で2位ってトップは誰なんだ…?ということでトップの紹介です。この人。

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正直あり得ないレベルでシュートが決まり続けていたプレシーズンだったので当然と言えば当然か。堂々のNETrtg29.9を記録しています。

ただムスカラの何が凄いって初戦の感想でもお話ししましたがDFの改善で、なんとDrtg92.2と昨年105.7から大幅に上げてきています。まぁプレシーズン2試合のみのサンプルなのでここまで誇張して比較するのもアレなのですが、ブロックも0.3→2.0と大きく伸ばしており、今シーズンはDrtg100.0前後を狙えるように感じます。

シューティングの方は昨季序盤こそ惨状だったものの、1月のアダムス、ノエルの相次ぐ離脱により代役を務めていた時ごろから圧倒的なシューティングを見せており信用できます。流石に3P70%は出来過ぎもいいところですが。プレシーズンでの17.5分のPTはホーフォードの控えとして適切で、シーズンが開幕してからもこの程度のPTを与えられる可能性は高く、5.0本程度の3PAを期待して良いのではないかと思います。仮に4割入ったとして1試合平均2.0本でわりと現実的な落とし所かな。3&DのCとして開花するとの期待が持てますがリバウンドに弱いのが唯一ネックかな。しかしストレッチ5が流行しているとはいえ3PARが60%を超えるピュアシューターのストレッチ5は例がなく、ストレッチ5の呼び声高いブルック・ロペスで48.9%、ケビン・ラブで53.6%、マイヤーズ・レナードで53.6%ということを考えると、昨季75.7%、プレシーズンで66.7%を記録したムスカラの3PAR(FG試投中の3PAの割合)がいかに高いかが分かります。つまりあんな優男のなりをしていながらめちゃくちゃ尖った選手でもあるのでした。ドノバンのグリット&グラインドからダイノートのペース&スペースにシフトチェンジしたサンダーでの役割は大きくなりそうですし面白い使い方が見られそうです。

ちなみにNETrtgの3位はシェイです。スターターで唯一の3試合出場で+9.6は立派な数字。ただ同時にシェイ依存も懸念されます。これだけの数字を残してもシェイが不在もといスターターがベンチに下がってしまえば圧倒的なドアマットチームになってしまうのが今のサンダー。ただSAS戦やCHI戦でのシェイ+ベンチという時間でごまかしている時間帯もあってのこの数字なのでシェイがいればある程度の強さは維持できるということも分かります。ということで懸念されるのがシェイ依存なのでした。昨季も2428分のプレイでリーグ8位の通算出場時間でしたが、今季はポールもシュルーダーもガロも不在で、フランチャイズプレイヤーとしてのプレイが求められるということを考えると由々しき問題ではあります。シェイはサンダーの柱でなければなりませんが過剰な負担で潰してしまってもいけませんし、セルフィッシュなドアマットエースになられてもいけないということでダイノート及びサポーティングキャストの手腕が試されることになりそうです。

ちなみにシェイのUSGは23.5→25.0に微増しており、プレシーズンから既に昨季レギュラーシーズン中を上回るボール占有率となりました。

あと具体的な数字は表示されていないので微妙なところですが、圧倒的にPnRの使用率が上がりました。いや実際はほとんどPnPか。というのもシェイは昨季サンダーの3ガードのうちでも37.6%と最もPnRの使用率が低かったのですが(ポール48.7%、シュルーダー38.4%)、プレシーズンを見る限りは概ね45%はゆうに超えています。目視した分を数えただけなので信憑性はアレで申し訳ありませんが、パッと見ただけでもシェイのピック使用率が高いことは分かるくらいには増えています。ただこれはポップする側のホーフォード、ムスカラには100%良いシナジーをもたらしますがシェイに関しては一長一短。というのもシェイの本来の得点パターンでの強みは1on1からのペイント内の駆け引きにあるからであり、もっと細かくいえば長いストロークと8-8というSFサイズのスタンディングリーチを活かして相手ガードを翻弄するといったところにあったからです。つまり、シェイはガードとのマッチアップである程度のゴリ押しが効くので、わざわざピックをかけてビッグマンとスイッチさせたりする必要がないのです。実際に3ガードのうち、最もピック使用率が低かったのにも関わらず、シェイの平均ドライブ数は16.4と12.8のポール、11.7のシュルーダーを大きく上回っています。それでいてドライブからのFG%は48.9%とウェストブルック、ルカ・ドンチッチなどの55%を超えてくる異次元めいた選手を除けばガードとしてはトップクラスに位置しており、実際にドノバン・ミッチェルが47.5%、ジャマール・マレーが46.7%とドライブの名手を上回ります。

という中でピック&ロール及びピック&ポップを増やしてきたことはシェイにとって新たな試みとなるでしょう。いわば師であるクリス・ポールの道への挑戦です。とはいえアダムスとはポップがなかったもののホーフォードとはポップを多用していくであろうことから選択の増加とドライブスペースの確保によってよりシェイ好みのPnRオフェンスが見られるでしょう。ありがとうホーフォード。

そのホーフォードはプレシーズン2試合、平均17.8分の出場で16.0pts,7.5reb,FG63.2%という恐ろしいまでのスタッツを残しており、昨季の低評価をなかったものにしようとしています。ジョエル・エンビードの影に隠れ、割りを食っていた昨シーズンでしたが昨季のポールのように再びのオールスタークラスへの返り咲きが期待できます。でもあくまでクラスね。

ただFGA9.5のうち4.5本が3PAと47.3%もの3PARとなっていることはホーフォードにとって良いのかどうか。とりあえず昨年のPHIとは違ってスペースはあるしパスの出しどころも多いのでやりたいことはできるんじゃないかなとは思います。ホーフォードがうまくマッチしてくれればヒルとホーフォードが今季のサンダーの土台として良いケミストリーを作ってくれそう。

ただ同時に懸念もあって、ホーフォード頼みになりすぎると来季以降が辛くなることと、ホーフォードの再トレードの可能性ですね。結局のところサンダーの若手にCがいない問題が解決しない限りは35歳を迎えるホーフォードに活躍してもらうしかなく、居なくなった時にこのレベルの万能性を備えたCを用意しなければならなくなるといった点で未来の構想を考えるとある意味枷となりそう。後者は単純に活躍すればするほどトレードバリューが上がりますので必然的にトレードの駒にされる可能性が上がります。再建のタイムラインとそぐわないし仕方ない。ただ個人的には圧倒的カリスマを持つリーダーが出現しない限りは実績のあるベテランスターのホーフォードにリーダーないしリーダー補佐を任せるのが良いと思います。ヒルやアリーザでは威光が少し弱いかな。

なんにせよ個人的に推しの選手だったので加入は心より歓迎しますし、プレシーズンで既に大好きになっている感はあります。欲を言えばFAとなったホーフォードにオファーを出していた2016年に観たかった。デュラントが移籍を決断しなかったらifのチームとしてウェストブルック、デュラント、ホーフォードのBIG3にオラディポ、サボニス、アダムス、ロバーソンのチームが出来ていたのかもと妄想すると…あとこれに更にジョージが加入していたら…意味のないifではありますが想像が掻き立てられますよね。

35歳を迎えるホーフォード。年齢的にもトレード的にもいつまでいられるのか、いてくれるのかは分かりませんがサンダーのホーフォードとして良い晩年を過ごしてくれることを祈ります。

 

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*ソフォモアブレイクとルーキーシーズン

続いてソフォモアとルーキー達について少し。サンダーのヤングコアと言えばシェイ、ドート、ベイズリーですが、そこに加わりそうなのがテオとポク。特にテオは既にNBAレベルの PGであるとプレシーズンでは証明済み。あとはレギュラーシーズンでどこまでやれるか挑戦するのみとなっています。ポクとは違うのだ。

ただ彼らのうち3年目になるのがシェイのみで、ドート、ベイズリーはソフォモア、ポクとテオはルーキーとなり、非常に若いメンバーとなります。経験不足かつ伸び代もあるってやつだ。

若く、発展途上のヤングコアたちですが特に期待されているのはやはりベイズリーではないでしょうか。実質高卒でNBA入りを決めた彼は昨季から才能の片鱗を見せていましたが、バブルに入ってからブレイク。あまり成功率の高くなかったアウトサイドシュートを磨きに磨き、3Pは脅威の2.4/5.1で46.3%を記録、プレイオフでも1.6/3.1で50.0%を沈めました。尚、NBAでもスムーズさで上位に入るであろうステップバックも習得しており、オフェンスの武器を増やしています。DFは元から良くて、60試合以上出場したメンバーの中でトップのDrtgを記録しています。あと地味にリバウンドが強い。

プレシーズンではよりスケールアップしていることを節々で感じさせてくれたもののまだまだ底を見せていない様子で、シーズン開幕後はより積極的なプレイを見せてくれそうで期待が高まっています。あと特筆に値するのがプレシーズン最終戦で魅せたポスタライズ。リアルに声を上げた方も少なくはないんじゃないでしょうか。

あの状況でこの難易度のポスタライズを選択するというのが若さと器の大きさを示している気がします。

ただ懸念もあって、課題であったリム周りでの得点がやはりどうにも伸びている気がしません。PFというポジションで起用されている以上はいくらポジションレスといえども相手PFとのマッチアップは避けられず、基本的に6-8の自分より大きな選手と対峙することになるためにリム周りでの得点は難しい課題となるでしょう。ただ、プットバックが上手くなっていそうなのと、ダンクの技術、簡単にダンクに行けるサイズ、運動能力があるので、リーグ最強の呼び声高いヤニス・アデトクンボのプレイを参考にしてもいいかもしれません。あのレベルの身体フレーム、パワー、アジリティは流石に持ち合わせてはいませんが、脚の長さから繰り出されるステップワークはどこかヤニスと通じる部分があるので、多少無理筋でも強引にダンクに持ち込んでしまえればコンタクトレイアップが苦手でもリム周りである程度安定した得点が見込めるようになるんじゃないかなと夢みたり。とにかくコンタクトレイアップを磨くか、ペイント内でのステップワークと無理筋ダンクを習得するかのどちらかは今後必須になってくるかとは思います。前者でも十分すぎますが後者を習得したらオールスターですね。

ベイズリーのことを書いていて思いましたがWSは重要であるとしてコンバインでも計測するのに脚の長さを計測しないのは謎ですよね。ベイズリーはWSこそ7-0とそこそこな数値なものの、脚の長さは圧倒的だと思うのですが実際どうなんでしょう?いつか計測値を見て見たいものです。

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続いてはドート。昨季は2-wayプレイヤーながらスターターを務め、プレイオフではハーデンストッパーとして一躍名前を轟かせた彼ですがプレシーズンは散々な結果に。キャンプ中のインタビューでは、「オフにはより大きな役割を担うべくオフェンスを磨いた」と語っていましたがどうにもならない感じに。一応コロナウィルスに感染していたために調整不足であったとの言い訳はできますがそれにしてもといった感じ。ただ昨季RSからPOへのUSG%の差が14.1%→24.0%と全選手中最大の上げ幅で、得点も6.8ppg→12.5ppgに上げていたことから、やはりドートにも期待したくはなります。特に今季は昨年に比べてスペーシングも十分なので、ドートが大学までやっていたスラッシャーとしての本領を発揮しやすい環境ということを考えるとむしろ数字を伸ばしてくれないと困るくらいの状況だったりします。得点効率とオフェンスの判断を向上させないと一転してベンチに最も近い男と割とギリギリの立場に追いやられる可能性もあります。ロバーソンのようなサイズもないしヘルプディフェンダーではなくあくまでエースストッパーなので今のままだとピーキーな選手だよね。兎にも角にもオフェンスの成長を見せてくれといった感じの苦いプレシーズンでした。

次いでマレドンですが実はあまり言うことがありません。6-5のサイズと6-8のWSを活かせてる感じが今のところないのが課題ってくらいであとは別に課題らしい課題もなく、ルーキーの控えPGとしては圧倒的なコントロールを見せてくれています。若くして長いプロキャリアを持つが故のことなのでしょうがそれに尽きてしまうといった点で語ることはあまりないのでした。クイックネスには欠けるもののPnRハンドラーとしての腕は既に一流ですし鋭いキックアウトパスでシュートを撃たせることもできるし、高水準のフローターとジャンパーで自分で得点することもできる。強いて言うならレイアップのバリエーションが少ないこととコントロールに拘らないところが改善点かな。後者はそもそもがコントロールできるのがテオしかおらず、フランクもディアロもドリブルしたところでプレイメイキングができないといった意味でテオがよりコントロールすべきというだけのこと。プレシーズンのアシストは僅か2.0でしたが、よりテオのコントロールが増えれば自然に伸びてくるはずです。ちなみにUSGは19.1%でした。あと盲点だったもう一つの懸念はテオの英語力か。喋れているとは思いますがネイティヴではないので苦労している印象。特にフランス人は英語を忌み嫌う風習がありますのでね。 PGというポジションはより声を上げてチームメイトをコントロールすることが求められるのでその辺は少し心配です。元から寡黙そうでもありますけど。

最後はポクシェフスキー。

NBA入りの際は7-0の身長と7-3のWSを持つユニコーンタイプのPF、特にドリブルとパスセンスに長けるガードのような7フッターとの触れ込みでしたが、まぁ大体そんな感じ。でもドリブルとパスに関しては光るセンスと同時に迂闊なミスも多く、その辺が洗練されるのには時間がかかるといった印象。マレドンには劣るものの元々のプロキャリアが長く、父がコーチをしていることからもう少しプロっぽい選手かなと思っていたのですがそういうわけでもなく。今のところは長所と短所が相互にくっついているような状態なので短所消しの方が優先される過程にあると思います。が、特にNBAのOKCというチームに馴染むと言うことがまだ出来てないのでまずはそこからかな。数年後にハッスルプレイでダイブするポクを想像したら少し笑えますが。

私が個人的に卓越しているなと感じるのはシュートセンスですね。あそこまでクイックなリリースは習得は困難ですし、何よりプルアップやステップバックで3Pを撃ってくる7フッターって止めようがないですしめちゃくちゃいやらしいです。あとやたらとシュートレンジが広くて多少ディープだろうとお構いなしに決めてきます。この辺はクリスタプス・ポルジンギスも7-3にしてディープスリーをポンポン放ってくるので一応先例はありますね。あとドラフト時に評価されていたのはパスとドリブルだったと思いますが先ほども触れたように手放しで褒められるものではないかなと。でも思ったよりもドリブルスピードは速いし、思っていたように創造性が豊かな印象も受けました。でもDFにコンタクトされると困ってしまうのが現状なので、ロストボールを防ぐ意味でも身体のビルドアップが必要ですね。まぁ誰が見たって必要と思いますし、コンタクト対策じゃなくとも何をするにしても必要なのでここはマスト。育成班の力が試されますね。あとはDFで散漫なところがかなり大きな欠点かな。U18などの国際大会ではブロックやスティールを連発して名前を売った彼なので才能はあると思うのですがとりあえずコンタクトすれば飛ばされますし、ポジショニングも悪いし、マッチアップ相手のピックアップも遅いし、スイッチにも慣れていない感じ。やることが山盛りですが、サイズと反応速度には優れているのでいつかはヘルプDFの達人になってくれたらなと思います。何年後だろうか…

あと本人がトランジションが好きと言うだけあってリバウンドを取ったら自らプッシュしてくれます。ペースを上げたいサンダーからすると垂涎の才能です。平均8.3本もDreb拾ってくれる選手がそのままプッシュすればペースは嫌でも上がりますし、面白い試みです。ちなみにポクに引っ張られてかホーフォードも自らプッシュしていくシーンもあったりでこれが今年のサンダーだと感じさせられたり。

いかんせん面白い才能のある選手ではあるのですが粗も多く、また先例がないのでどう育成するのが正解か全く分からないというのがネックになって大成させるのは難しそう。あとマルチタスクが苦手そうなので1つ1つ時間をかけて教えていく必要もありそうで、育てている間に次の1巡目指名の若手がという展開も見えますのである程度のスピードも求められそう。ポクにとってもサンダーにとっても勝負の1.2年になりそうだなと感じます。ポクの育成的な意味でね。

 

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*ペース&スペース

ここまで割とペース&スペースを連呼していますが本当にペース&スペースのバスケになっているのかをようやっと出た数字を見て確認していきたいと思います。ちなみにペース&スペースはペースを上げるのと3Pによりフロアストレッチをし、ドライブないしポストアップのスペースを確保する戦術らしい。あとペースは単純ポゼッションの数を増やすことだけではなくてボールムーブのスピードのことを指すこともあるのだとか。

とりあえずデータを。

・2019-20

Pace:99.6(19位)

FGA:85.5(28位)

3PA:30.2(27位)

・2020-21

Pace:109.5(3位)

FGA:91.7(9位)

3PA:35.3(22位)

こうして見比べるとペースが異常に跳ね上がっていることは分かりますね。でも3PAはそこまで。3PARに直すと35.3%→38.5%と微増止まり。でも内容を見ていくと3P%は35.5%→41.5%と大幅増なのです。シューターを増やしたのもありますしたまたま当たったのもあります。プレシーズンにつき判断が微妙になるのは致し方ないけれど、ガリナリがいなくなったとはいえ、3Pが得意な選手が増えたのも事実なので41.5%は出来過ぎにしても効率は上がっているはず。ただ6.2本あったコーナースリーは数を減らしています。

以下昨季とCHI戦のチャート比較になります。

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昨季はこんな感じ。

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サイトがバラバラなので若干見にくいですがなんとなくフリースローサークル付近のミドルショットが減ったかなという印象。多分その近辺でミドルジャンパーを量産していたポールとシュルーダーが離脱したことによるものでしょう。ただそれ以外はあまりショットチャートに変化なしといったところで、スペーシングはするけど3Pを大幅に増やすわけでもなさそうなのでした。でもメンツ的には多投しても良さそうなメンツではあるので調整しながらといった感じかな。

 

・最後に

気合を入れて2日かけて書いたので1万文字くらいになってしまいました。本当はまだまだ語りたいこともあるんだけれど語りきれませんしいい加減に終われと言われてしまうのでこの辺で。でも見所は他にもいっぱいあって、3戦目の最後のセットで4.4秒をフルに使うオールコートインバウンズのセットを使っていたりだとか、ディアロの多様性と面白さだったりとか、フランクジャクソンのスコアリングについてだとかロビーの意外な使い方だったりとか本当に見所たくさんなプレシーズンでした。フレッシュな顔ぶれが多いだけに見ることも多いって感じですね。あとサラッとスコフィールドとリーフとお別れだったりとかもありました。それでもまだあと1人別れなきゃいけないという。いったいそれが誰になるのかや開幕戦の相手にハーデンがいるのかどうかなど気になることも山盛りです。とどのつまり今の心境を一言で表すならば、24日まで待てないわってことです。各所パワーランキングで最下位にランク付けされているサンダーですがぶっちゃけそこまで弱くないしプレイイントーナメントくらいはいくかもしれません。プレスティの狙いではないでしょうが。そんなこんなで今日はこれにて了とします。こんな長い文章を読んでいただき恐悦至極です。ありがとうございました。また次回お会いしましょう。