Ex.シュートチャート&第5戦プレビュー
ウェストブルックは全くリムにアタックしていません。自分の強みを放棄していくスタイル。
ジョージは右コーナーの3Pがやたらと決まっていますが概ね入っていません。というか特典分布がかなり右に偏っているのが不思議。肩の影響か?
リラードはリム周辺はかなり抑えられた印象。それでもトップオブザキーからの3Pが好調です。
明らかに異常なマッカラム。全て10フィート以上からの得点です。シュート力高すぎ…
ブレイザーズ全体のチャート。ミドルはかなりマッカラム任せで他は3Pとリム周辺に集中しておりやるべきことがはっきりしています。ロケッツのような美しさ。(ロケッツはこれに強固なディフェンスが加わります)
とりあえずアミヌの3Pが絶好調だということを差し引いてもリラードとマッカラムが3Pから点を取り、マッカラムがミドルレンジから、その他のカンターやコリンズやハークレス達がリム周りからイージーシュートを決めて繋ぐというわかりやすい構成です。逆に言えば点の出どころが限定されているということなのですが今のところマッカラムがエグすぎて全く止められていません。マッカラムのミドルさえどうにかなれば3Pとインサイドのケアだけでもそこそこ止められるようになるのでサンダー的には相当止めやすくなるのですが…まぁ止めたところで現状得点力不足すぎてどうにもならないので1-3なのですが。
逆にサンダーのチャート。パッと見で分かるほどミドルレンジのアテンプトが多すぎます。ウェストブルックも多いけどジョージも多い。加えて他のロールプレイヤー達もミドルレンジが多く、3Pはコーナーにほとんど限定されています。トップオブザキーからウィングにかけての3Pがほぼ皆無で、インサイドの得点もブレイザーズに比べてリムの直近というよりはショートレンジシュートが多いような印象。つまりは無駄が多いってことです。
99%くらいブレイザーズの勝ちは揺るがないでしょうがまだ終わったわけではないですしひっくり返すないし第7戦まで競りたいのならばこの無駄なミドルレンジの削減とトップオブザキー〜ウィングの3Pが必要になってくるでしょう。あとはなんとしてもマッカラムを止めること。リラードの影響力は確かに計り知れないのですがサンダーのディフェンスシステム的に一番厄介なのはマッカラム。何度でも言いますがマッカラムに活躍されたらリラードを抑えようとほぼ負けます。リラードを好きにさせていいというわけではありませんがサンダーの面々とドノバンHCは派手なリラードに目線が行きがちなのではないでしょうか。
あとは先ほども挙げたけどハッスルスタッツ、特にリバウンドを確保することです。ブレイザーズはウェストブルックのCtoCをかなり警戒しているのか第2戦から戻りがすごく早いので速攻を狙うより確実にリバウンドを拾うことを優先すべきですね。そしてハーフコートオフェンスになった場合にウェストブルックではなくジョージにウィングかトップから仕掛けさせることです。マッカラムやリラードとのミスマッチになろうともポストアップしたジョージに怖さなどありませんからね。
絶望的状況ですし諦めの気持ちがないといったら嘘になりますがそれでも少しでも長くシリーズを競って欲しいですし散るならば美しく散ってほしいものです。
#Thunder Up
水曜日、ロードでまさにWin or Go Homeの試合が行われます。シーズン最後の試合になるかもしれませんしそうならないかもしれませんがあまりウェストブルックには期待せずに厳かに見守りたいと思います。かといってジョージもシュローダーも期待はそんなにできないですが、でも何か1つでも未来ある試合をしてくれたら嬉しい。