:ReBuild→OKC

NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

地味に気になるNBAの動向

f:id:okcthunder013:20191221142113j:image

あくまでも"地味"に気になることにフォーカスしてお話しします。派手な話題は他の誰かが話してるよきっと(他力本願)

 

*ジョー・ハリスの処遇

個人的に一番気になっている地味な話題です。まぁいつものアレなんですけど。アレです、契約問題です。今季最終年となるハリスのサラリーは大体8Mくらい。でも来季のネッツの総サラリーは10人で131Mも埋まっています。来季のサラリーキャップとタックスラインがどのくらいになるかはモーレイ氏の香港-中国の一件から不透明ですが、夏の時点の報道では116M/141Mになる見込みでした。仮にこれが変更にならなかったとしても既にキャップは通過しておりタックスラインまであと10Mくらいということになります。あと数名の若手(ギャレット・テンプルなど)のチームオプションをオプトインすれば10Mは埋まってしまいます。まぁNYにあるチームですしデュラントとカイリー・アーヴィングのために出費は厭わないというスタンスでガンガン金をかけてリングを目指すスタイルで来る可能性ももちろんありますがアキレス腱断裂のデュラントとアーヴィングでコンテンダーになれるかどうかと言われると相当厳しいのではというのが本音。あと今季開幕前に火急的にカリス・ルバート、トーリアン・プリンスとそれぞれ16M、12M程度の延長契約を交わしたことからポジション的な問題でもハリスは苦しい立場にいることは明白ですね。厳しい言葉で言い換えるならば居場所がないとも言えます。でもでも今季ここまで31.4分でチーム3位のPTを与えられ、43.7%の3Pを武器に平均14.7得点とゴリゴリの主力としてしゃかりき働いています。で、本題に戻るとネッツは最終年を迎えた彼をどう扱うのかという話。リーグ有数のシューターに成長したということは疑いないしかといって来年払う金もPTもないというのが現状。見返りを求めてトレードの可能性もありますがネッツの望みとしては8M以下というリーズナブルかつスターターで起用しても問題ないようなPFor Cが目的となるでしょう。そんなやつPJタッカー以外にいたかな…?そんな都合よくトレード出来るとも考え難いですし彼の去就には注目しています。ニーズに合ったトレードできたら凄いし、合わなくてもなんらかの見返りは得られるでしょう。それがマイナスになる可能性もありますが。トレードしないならば再契約かUFAで放出ということになりますが少なくとも13M〜、高ければ18Mくらいまで高騰しそうな彼を巨額のラグジュアリータックスを払って残すかはかなり疑問。UFAになった場合はどこがどの程度で獲得するのかというのも気になります。いずれにせよ去就要注目の中堅選手です。

 

*消えたFA、何処へ往く

一番気になるのはスワギーPことニック・ヤングとルーク・バームーテ。両者とも引退にはまだ早いと思うのですがNBAという環境が復帰を許すかというと分かりかねます。見ていた限りJRスミスはもうダメかと思いますがこの2人は現役レベルで活躍できますよ。ヤングの方は昨シーズンにナゲッツで4試合に出場という結果に終わっていますが3Pは健在。バームーテも同様に昨季クリッパーズで4試合を経てウェイブとなりましたが動けていましたしハードに戦えるタイプです。両者とも最後に一花咲かせてくれることを望んでいます。層の薄いロケッツとかシューターの足りないレイカーズとかインサイドの弱いセルティックスとかどうですかね。インサイドプレイヤーなら他にもアミーア・ジョンソンやケネス・ファリードなんかもおりますが。既にうまくいっているレイカーズなどの強豪はノーリスクのFA補強、なんていうのを優先して動いた方が賢いかもしれませんしリスクを背負ってトレードに動くまでもないかもしれませんよね。あとフェルトンとかブリューワー、ランス・スティーブンソンとかも気になります。1年以上前線から離れたカーメロが活躍していますしモチベーション次第では出来ないことはないと思いますがどうでしょうか。

 

*Q.サラリーどうするの? A.フィラデルフィア&ポートランド&ヒューストン&ゴールデンステイト ...

難しい問題です。一番気にしなさそうなのはウォリアーズですかね。新装のチェイスセンターの入りもいいようですしドアマットになっても一応利益は出てるっぽい話は聞きます。ステフィン・カリーは出なくともジャージは売れるってことか。でもこの先のことを考えるとカリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ディアンジェロラッセルの4人だけでサラリーキャップどころかタックスライン間近まで埋まっているウォリアーズ。どうやらタンキングをしているらしいのでこれにドラフト上位選手の10M〜くらいがのしかかります。以前の絶対王者なら採算は取れたでしょうがコアメンバーは3人とも下り坂に入ったところで本当に気が遠くなるほどの大金を積む度胸があるのか。おそらくラッセルは夏に見返りが薄いサラリーダンプトレードでの放出が敢行される予感がします。

二番目に気が楽なのはブレイザーズ 。でも今季145Mというリーグ最高レベルのお金をかけている割には今日まで結果が出ていないのが現状。全てをデイミアン・リラードとCJマッカラムに託したといっても再びカンファレンスファイナルに辿り着くのすら絶望的なオールインのシーズンです。マッカラムは放出が噂されたもののすぐさま3年の高額な延長契約を締結し、完全に2枚看板でやっていくチームに。救いなのはケント・ベイズモアとハッサン・ホワイトサイドの契約が今季限りとなり約46Mのサラリーがカットできること。別にユスフ・ヌルキッチが万全で戻ってくればホワイトサイドの離脱はあまり痛くはありませんし、ベイズモアもものすごく微妙。サラリーが空いてラッキーくらいにしか思わないでしょう。ヌルキッチの怪我が思いの外痕を引いた場合にはこの限りではありませんが。で、そんな状況でケビン・ラブの獲得が噂されたり。はっきり言って正気の沙汰ではないよね。ラブの契約は大体年間30M程度が今季含めずにこの先3年やってきます。うーん46M空けて30M埋めてみたいなことをするかなぁというのが私の意見。そうなると補強もままならないしタックス回避が精一杯。そうこうしているうちにザック・コリンズとアンファニー・サイモンズのルーキースケールが終わります。だったらガリナリとか他のもっと契約短い案件に手を出すよねって考えるのが普通ではないでしょうか。あ、補強しないという考えは基本的にありません。だって145Mも積んでタックスをいっぱい払ってプレイオフ進出できるかどうかって結果が許されるとは思えませんし。

あとの2チームはもう一寸先は闇です。両チームともが今シーズンにオールイン。でも重い契約は2023年まで残るんです。それでいて優勝のゆの字も見えないのはどういうことなのか。数ヶ月前までのサンダーもそんなものだったのであまり言えませんが見切りが早かったので未然に防げました。この辺はジョージのトレード要求をはね除けなかった大きな理由でしょうね。

両チームともに主要なメンバー4人の契約でがんじがらめです。シクサーズはジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、トバイアス・ハリス、アル・ホーフォードの4人で22-23シーズンには約130Mが埋められます。手の打ちようがないよね。唯一の救いはホーフォード以外はまだ若いこと。でもこのメンバーで何年もやっていくことは決まっているし今の状況が続けばエンビードが愛想を尽かしてしまってもおかしくはない状況ではあります。でもシクサーズのフロント及びブランドGMって補強のためにと平気でマティス・タイブルの放出とかやってしまいそうですしちょっと危険かも。

更にこれを酷くしたのがロケッツ。同年にはハーデンとウェストブルックだけで約95Mが埋まります。その時ウェストブルックは34歳。ハーデンは33歳。ハーデンはまだスターでしょうがウェストブルックは、、分かりません。ここにクリント・カペラとエリック・ゴードンの合計40Mが乗せられて占めて135Mです。どういうことだ。ちなみにその時ゴードンも34歳。指名権もサンダーにスワップ権含め4年分巻き上げられたのでほぼ皆無。そして悪いことは重なります。今季で結果が出せなければダントーニHC辞任との報やファイナル進出が果たせなければモーレイGMが更迭されるとの噂が報じられました。ちなみに出どころは新オーナーというから大変。というかこれだけやっておいて新GMに引き継ぎさせるのは土台無理があるだろうとしか思えませんが一応頑張ってほしいところ。今季優勝の望みはほとんど見えないのが現状ですが最近上昇傾向にあることだけは救いです。どうにかするには今年ファイナルに進むしか道がないロケッツ。サンダーファンですのでハーデンとウェストブルックには頑張ってもらいたいとは心底思っていますが残念ながら私にはロケッツがウェスタン・カンファレンスを勝ち進めるビジョンはまるで見えません。

以上今季-今季終了後が心配になるチームたちでした。