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vol.2 Cole Anthony

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Cole Anthony 

  • UNC/Fr(5/15/2000)
  • 6-3(191cm)/190lb(86kg)
  • 33.1min,19.1pts,6.3reb,3.4ast,1.9stl,0.4blk,36.8%-35.5%-67.9% ※12/13現在

続いてはコール・アンソニー。こちらも言わずと知れた高校No.1PG。高校在籍時にSLAMの表紙を飾ったり、かのグレッグ・アンソニーの息子だったりで話題の中心にいた生粋のニューヨーク・キング。実力も折り紙付きで高校オールスターゲームであるMcDonald All American、NIKE Hoop Summit、Jodan Brand Classicの3つ全てでMVPを達成した傑物です。OAK HILLでのシニアシーズンではトリプルダブルを量産し、超高校級のオールラウンドスーパースターとしての立ち位置を確立した彼は勢いそのままに名門のUNCに進学。初戦から34pts,11reb,5astでセンセーショナルなデビューを果たしたのは記憶に新しいです。

しかしその後は特にミドルレンジのシュートが思うように決まらず苦しんでいるコール。変幻自在なプレイは健在ですが大学レベルのサイズ、フィジカル、そして何よりコールさえ潰せば良いくらいに迫ってくる執拗なDFに手を焼いています。そもそも今季のUNCのOF自体が絶不調であり、80得点を超えた試合が今季0、ここ2試合は40点台という酷い有様でコールもその影響をもろに受けてしまっているというのが現状でしてコールも決められなければ周りも決められない。そのせいで余計コールに負担がかかるといった共倒れなUNC。高校時代に懸念されていたプレイメイキング能力はかなり改善しているのですがアシストがパッとしないのはチームの状況が原因だったりします。ただ高校時代から得意にしていたFTがいまいち入っていないのは言い訳が立ちませんが。

それでもハンドリングスキル、パスセンス、アスレチックは他のガードとは一線を画すレベルにありショットクリエイト、DFも非凡な才能を見せているだけにシーズン中盤以降が楽しみでもあります。もし仮にUNCのOFが劇的に改善することがあればチームと同時に彼の評価もグングンと伸びてくるはずです。個人的にサンダーに欲しい選手TOP3の1ですね。指名順位は現状では3〜6位と予想します。腐っても(いや腐ってはいないけど)ティア1です。若干の懸念としては学年変更をしていないのでフレッシュマンとして1歳遅いのが僅かに影響しそうです。

完成形としてはスピードの劣るデリック・ローズ、DFのあるブラッドリー・ビールといったところかな。