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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

vol.5 Markus Howard

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Markus Howard

  •  Marquette / Sr(3/3/1999)
  • 5-11(180cm)/180lb(82kg)
  • 30.8min,25.1pts,2.4reb,2.8ast,0.8stl,0.1blk,41.6%-44.8%-85.1% ※12/13現在

3Pの化け物ことマーカス・ハワードその人。

ここにきてシニアの紹介です。シニアといっても学年変更があったので実際の年齢は21とジュニア相当ですが。NCAAを観ない方には馴染みがないであろう彼ですが何を隠そう実は今季ここまで得点王です。MPG30.8での得点王という高効率は特筆に値し、2位に甘んじているJordan Rolandの37.3分を考えると相当なペースなのが分かります。あ、今更ですがNCAANBAFIBAから独立したルールの下行われており、ショットクロックが未だに30秒であったりFTボーナスの使用が異なったりと普通よりスタッツが伸びにくい仕様となっています。そう考えた上で30.8分で25.1ptsというのがどれだけ規格外かという話。また、ローランドのNortheasternはCAAカンファレンス所属ですがハワードのマーケット大はBig East所属とメジャーカンファレンスに置かれておりそのあたりでも少し差があります。

とここまでの紹介なら例年通りのよく見かける上級生スコアラーですが、彼の恐ろしいところはその爆発力。前半5得点に抑えられたと思ったら後半だけで40得点を挙げ、勝利に導いたり、シーズン中に2度に渡る50得点を記録し、20年ぶりの記録を残したりというのも記憶に新しい。その熱も冷めないうちにシニアとなった今季、開幕戦で38得点を記録したかと思えば5試合目にして40得点を記録、その翌日にB2Bのゲームで強豪USC相手にまたもや51得点をやってのけました。ステップバック、オフスクリーン、プルアップ、トランジション、ありとあらゆる方法を利用して年々厳しくなるマークをかわして3Pを沈め続け、NCAA最高のスコアラーに登り詰めたハワード。サイズやシニアという学年、DF、ムラっけなどの懸念は多々あるもののここまでのシュートセンスを持つ選手はそうはおらず、それこそカリー、ハーデンに引けを取らないシューティングスキルです。完成形は何かと話題のデイビッド・ベルタンス、ルーウィリアムスなんかになってくると思います。予想指名順位は30〜45位ですね。本当はもうちょっと高くてもいいくらいではありますが。

今年は2巡目指名権を持っているので彼なんか指名してみたら面白いかもしれません。ケンドリック・ナンみたいになるかも…?