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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

11/11 サンダー@マーベリックス シーズン第12戦

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ドンチッチが凄い?いやいやサンダーが弱いんですよ

ロードのアメリカン・エアライン・センターにて行われたマーベリックスとの一戦は最終的に96-111で敗れています。

これで連勝は7でストップとなりました。まぁ想定内のことではありますがあまりに酷い試合でしたので全世界のファンは憤っていることでしょう。私もその1人ですが。

あ、グラントは13得点と相変わらず記録を伸ばしています。おめでとう。

あとサンダーファン的には縁遠い話ですがジミー・バトラーの移籍先がついに決まりましたね。シクサーズだそうで。コビントンとシャリッチと2巡目指名権を出すのだとか。どうなるかは分かりませんがシクサーズは思い切って賭けに出ましたね。今のままでは東を制することは到底出来ませんので悪くはない決断だと思います。たとえ良くない方向へ向かったとしても何も動かないよりはマシですからね…

 

 

*やっぱりね

再三に渡って言っていますが、ウェストブルック不在のサンダーは本当に弱いです。それはもう呆れるほど。一昨日のロケッツ戦は観戦していた方が多いのでそれを受けてロケッツに勝てるなら…みたいに考える方も増えたかと思いますがロケッツが酷過ぎただけですので。

まず、ウェストブルック不在だとオフェンスが全く回りません。酷いね。ウェストブルックがいない試合の平均得点はなんと96.2得点とリーグ最下位のサンズの101.2得点を5得点も下回ります。勝てる訳ないね。

故に筆者はリーグ最下位のキャバリアーズには勝てこそすれ、ロケッツにはまず勝てないと思っていました。でも勝てちゃったから逆にタチが悪い。無策なオフェンスを改善するより長所のディフェンスを伸ばそうとしたドノバンは今日のディフェンスを少し変えて来ました。それが裏目裏目でもう散々な結果に。勝って兜の緒を締めよということわざをアメリカに輸出したいですね。

話が戻りますが、昨日に本日の試合をウェストブルックが欠場する見込みだというレポートを見てそろそろ年貢の納め時だろうなぁとは思っていました。次のサンズ戦に復帰できないならまた負けますよ。

まぁいない人のことをとやかく言っても仕方ないのでゲーム内容のお話に。

 

 

・スターターだとFGが39.5%、アシストは4.4しかないシュローダーだがベンチからの出場だとFG45.1%、5.1アシストまで跳ね上がる。

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*元の木阿弥

シュートが入らないのはいつものことなのでFG%が敗着とは言えません。ではなぜ負けたのか。

というかそもそもオフェンスリバウンドを26本も奪っておいてこの点数、更に言えばマーベリックスには4本しか与えなかったのにこの点差なのは笑い話にもなりません。酷すぎます。

あと先程はボロクソ言いましたが3Qの途中から4Q中盤の辺りまでは悪いプレーはしていませんでした。なのに差がつまらないのはマーベリックスのシュートが当たり過ぎていたから。

そもそもの原因はサンダーにあるけどそれを踏まえても当たり過ぎです。キングス戦を思い出す通り魔に切られたかのような試合展開です。これに関しては不運もあるので責められません。でもその原因を作ったドノバンはどうなのよ。

ドノバンは今日の試合で鍵になるのはDJことデアンドレ・ジョーダンとスーパールーキーのルカ・ドンチッチになると踏みました。ここまでは当然の流れです。結果から言うとドンチッチの方は上手くジョージをぶつけて抑えられていました。勝負が決した最後に少しやられ、ドンチッチのFG%は上がってしまいましたが内容を見れば上手く抑えたと思います。でもジョーダンの対処は疑問符が付きます。確かにジョーダン本人は6得点、9リバウンド、1アシストと一見上手く抑えたように見えますがジョーダンのピックを警戒するあまり、PnRのヘルプシステムを少し変えた結果、ペイント内に収縮しすぎて逆に外がガラ空きになりました。そして何気ないPnRやポップで簡単に突破され、キックアウトないしただの横のパスでオープンを作られてしまいました。そこに本日大当たりのマーベリックスの選手たちが待ってましたとばかりにドカドカスリーを沈められ、2Q開始直後から残り2分47秒までの間に8-29の強烈なランを作られます。

あれ?これどっかで見た展開だ…とデジャヴすら感じられる試合展開で痛い敗戦を喫しましたが、ただ1敗したことよりも大きな意味を持ちます。何故ならこのデジャヴはウェストブルック不在の際のクリッパーズ戦と全く同じなのです。つまりは何も成長していないし何も学習していなかったことがバレてしまったサンダーもといドノバン。これでやってきたことが元の木阿弥となるのでした。

数字を見ても最近のディフェンスの出来とは程遠い9スティール2ブロックで相手のターンオーバー数を自軍と同数にしか出来ていませんでした。ターンオーバーの差で相手を上回るディフェンスができていなかったことは明白で、そこが最近のキーポイントだっただけにかなり残念な試合運びだったと言えます。

また、ボールシェアもシュローダーが30.9%、ジョージが28.1%、アダムスが15.6%のUSG%でここも元の木阿弥です。同じメンバーで更に連戦なのになんでキャバリアーズとは接戦でロケッツはブローアウト出来たのかとか考えないんでしょうかね。

 

後半からは元のDFに戻し、そこからは多少調子を取り戻しますが相変わらずマーベリックスのスリーが絶好調でタフショットだろうがなんだろうがお構いなしに沈めてきます。特にJJ.バレア。狂ってるよ

一度切った堰の流れは止まらずに10点差から15点差をうろうろとして時間だけがすぎていきます。フェルトンも激昂していました。まぁ彼も彼で前半に戦犯級のミスのオンパレードでしたので彼に怒られるいわれはありませんが。

そうこうしているうちに4Qまで来てしまい、点差を詰めるために入らないスリーポイント固執する形に。そもそもストロングポイントどころかウィークポイントなんだからその選択自体おかしいよ。

尚、アダムスは冷静に2点ずつ沈めて点差を詰めていこうとしていました。唯一の良心。

それでも気を吐いていたアダムスとグラントですが限界があります。そして最後にシュローダーが敗戦のフラストレーションからかドワイト・パウエルともつれた時に肘打ちをかまし、テクニカルファウルをコールされ勝負ありです。

いやいや、あれがテクニカルって相当緩いですよ。私は完全にフレグラント2だと思って見ていたらまさかのテクニカルで逆に驚きました。

悪童と言われていたシュローダー。でもそういうのは望んでないよ。というかファンもフラストレーション溜まってるけどそういうことはしちゃいかんでしょ。バスケットをしようよ。

リーグには罰金処分とか課してもらいたいところです。

 

 

・試合を通じて気を吐いていたジョージだがチームとしての脆弱さを露呈した結果に

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【総評】

ここのところずっと感じていましたがドノバンHCのゲームプランってすごく甘い気がします。相手の戦術を考慮せずに自分の作戦の遂行を優先すると言うかなんというか。要は柔軟さがありません。だからタイムアウトも選手交代も遅れるし浮き足立つとすぐに崩壊して立て直せず負けるんですよ。今更言っても仕方ないですが本当に心から昨季終了後に更迭して欲しかった。あの時なら名将ドウェイン・ケイシーやマイク・ブデンホルツァーらがいたんですよ…このままドノバンがやらかし続けるなら私はプレスティGMを恨みます。

なんというか本当に戦術で負けたような試合でした。流石はカーライル。いつも通りのドノバン。そんな感じ。救いようがありません。

それでもウェストブルックが復帰したらまた中途半端に勝ち続けるのでしょうしドノバンの地位も確固たるものになりそうです。優勝したいなら1番の補強ポイントは選手ではなくHCなのに…スコット・ブルックスの時もなぁなぁのままただ時間が過ぎ去って契約満了。そのままドノバンに移行し、久しぶりのカンファレンスファイナル進出となった時は心踊りましたが昨年辺りからドノバン株はストップ安です。デュラントもカンターもいないサンダーにフォワードないしセンターのビッグマン活用が得意なドノバンは果たして必要なのか…

 

 

愚痴ばっかりになってしまって申し訳ありません。だって悔しいじゃないですか!!

 

願わくばここからのサンズとの2戦、ニックス、キングスとそれぞれ1戦ずつある格下との対戦は全勝してもらいたいものです。

次は明後日にホームでサンズとの一戦です。ウェストブルックがどうであれ勝とうよ。