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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

11/9 サンダーvsロケッツ シーズン第11戦

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えっ?勝つの…?!

BtoB二日目となったホームのチェサピーク・エナジー・アリーナに3連勝中と調子を上げてきた(?)ロケッツを迎えての一戦は最終的に98-80で勝利を飾っています。これで7連勝と着実に白星を積み重ねています。

あっ、上の写真ですがハーフタイムにウェストブルックとカーメロが仲よさげにしていました。なんか良いですよね。クリス・ポールやハーデンとも談笑してたりでなんか親睦会みたいな雰囲気に。てかウェストブルック元気そうで良かったです。

あとカーメロの凱旋は結構グッと来るものがありました。でもそのカーメロは1/11のFG9.1%と絶不調。いや、サンダーファン的にはそれでも嬉しいけどそういうことじゃないんだよカーメロ…

 

 

*ウェストブルック不在のサンダー

なんか前にも同じようなサブタイトルつけたな…まぁいいか。

今日の結果を受けてウェストブルック抜きのサンダーが強いだのウェストブルックがいない方が強いだのといった理論が囁かれてたりしますが全くそんなことありません。むしろ内容は酷かった。あえて言うならウェストブルックとロバーソン抜きでBtoBのサンダーに大敗するロケッツが弱すぎる。

昨日の試合と比べて大きく変わった点はジョージのプレイメイクを大幅に増やしたこととアダムスにボールを集めたこと。とどのつまり、シュローダー中心だったボールシェア率を大きく変えてきました。

アダムスの方はかなり顕著でファーガソンとかに華麗なアシストまでしてプレイメイクもこなします。結果4アシストとセンターとしては立派な数字に。そもそも先に言ったようにボール触ってた時間がいつもよりかなり長めでした。アダムスは実はエクストラパスも出せるセンターなのでボールを預けてやって正しく周りが動いてやればちゃんと捌けるのでこのくらいは当然といえば当然なのかもしれません。

アダムスのオフェンスの参加率を示すUSG%はシーズン平均で15.5%しかなく、チーム内では5番目というアダムス。しかし今日の試合では22.4%を記録しました。結構上がってます。ちなみに今日の他のプレイヤーはジョージが30.5%、シュローダーが23.8%なので結構この3人がバランスよくボールを持っていました。

さらにいうと昨日はシュローダーが30.4%、ジョージが24.1%、アダムスがわずか13.6%でした。昨日の重苦しいゲームと比べるとやはりウェストブルックが不在の試合ではシュローダーに作らせるのではなく、アダムスとジョージの活用が有効であることが分かります。というか昨日のシュローダーはこれだけボール持って0アシストは本当に論外です。

というか今日のシュローダーは今日のシュローダーで6ターンオーバー5アシストとアシストレシオが1を下回っておりこれもまたよろしくありません。クリス・ポールに手こずったというよりは自爆感の多いミスが主でしたが。

前にも書いたようにシュローダーが最大限に活躍できるのはやはり6thマンなのかもしれません。普通のパスは上手いのにキックアウトとかになるとてんでダメです。多分ドライブの時の引き出しが少ないんではないかなぁとは思います。ドライブからの得点パターンは洗練されていますがそこからのパスは苦しいものばかりな気がします。今後の成長は見込めますが、現状ではウェストブルックの代わりはやはり荷が重いシュローダー。

でもちゃっかりFG50%で14得点しており、最近のシューティングの改善は見られているのは良いポイントです。

 

 

・スターターだとあまり上手くいかないシュローダー。目下の目標は正確なキックアウトパスの習得か

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*急に目覚めたファーガソン

ファーガソンがサンダーのディフェンスにアジャストしてからはとてつもない強さを誇っているサンダー。やっぱりロバーソンと中身入れ替えたんじゃ…

今日のMVPはおそらく彼だと思います。ジョージとアダムスでも迷うけどやっぱりファーガソンの活躍は大きかった。14得点、3P4/9で44.4%というシーズンハイの活躍をします。これはUSA代表の頃のファーガソン

なんか彼のスリーポイントが馬鹿当たりすると昨年の24得点事件を思い出しますね。レイカーズ戦で後半だけで24得点した恐ろしい事件でした。あれが最後の彼のキャリアハイライトにならなくて本当に良かった。

話を戻しますがロケッツは間違いなく彼を軽視というか舐めていました。ハーデンと彼がマッチアップしますが、普段のように攻めやすいマッチアップを作ろうともせず、しめた!とばかりにハーデンがファーガソンに突っかけてきますがまるで通用していません。後半からはしっかりとローテーションを回させられて、アダムスを引きずり出されての1on1を作られて失点しましたがファーガソンがマッチアップするとハーデンが露骨に攻められなくなります。しかもお得意のドローファウルもまるで通用せずに、ハーデンに奪われたフリースローは僅か3本にとどまりました。昨シーズンには平均10.1本ものフリースローを得ていたハーデン。勿論ダントツでリーグトップです。それを僅かに3本に抑えた彼のディフェンスは本当に表彰ものなのでした。

尚、ディフェンスレーティングは73.8という素晴らしい数字を残してチーム2位でした。首位は35.3分もの出場で65.7というとんでもない記録を叩き出したジョージでした。ついでに彼はシーズンハイの6スティールも記録しています。

散々批判されてきたファーガソンのスターター起用ですがここにきて実を結んできたと言えるでしょう。今日みたいなスリーとかは期待してはいけませんがディフェンスには期待しても良くなってきました。というかここ最近の彼は楽しんでプレイしているというか自信を取り戻している気がします。以前のようなプレッシャーに押しつぶされているかのような悲壮な表情は見られなくなり、明るい表情が増えました。若手というのは自信一つで色々な面でステップアップしたりしますのでとにかくこの先も自信を持ってプレイしてもらいたいですね。あっでも今日の終盤みたいに調子のって難しいシュートを連発するのはNGでお願いします。

でもロバーソンが戻ってきたら結局要らなくなりそうな気がしなくもないのはご愛嬌。実際どう使い分けるのかは気になるところです。あ、トレードという技も無くはないですがサンダーのディフェンスシステムによって開花しつつあることを考えると獲得したがるチームはほぼないでしょう。

 

 

・自信を取り戻したファーガソン。ウェストブルックの助言の効果か

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【総評】

本当に勝てないと思っていましたがまさかのブローアウトでの勝利となりました。うーん。確かに昨日と比べれば出来は良かったけどウェストブルックinの場合と比べるとやはり1枚2枚落ちている感じは拭えません。それに負ける今のロケッツは一体なんなんだ…?私はサンダーに関することは人後に落ちませんがあまり他チームのことは詳しくないです。なのであまり他チームのことに口出しできるような知識も無いのですがそれでもパッと見でわかる悲惨さを醸し出しているのが今のロケッツ。クリス・ポールとか一気に老け込んだ気がします。去年はもっとアグレッシブだったような…

まぁロケッツの心配をするよりはサンダーのおはなしってことで少しだけ不満を言わせてもらうと、ドノバンHCのタイムアウトの使い方の下手くそさにはほとほと参りました。以前からタイムアウト遅いなぁとモヤモヤしていたのですが今日もランを作られそうな場面を素通りしてよく分からないタイミングでタイムアウトを取ります。うーんこのHCでやっていけるのか…でも連勝してるから文句も言いにくいなぁというのが本音だったりします。次あたりにウェストブルックが復帰するかもしれないということで連勝をさらに伸ばしていってほしいところです。次は明後日にロードでマーベリックスとの対戦です!

 

 

最後に個人的今日のベストプレイを置いておきますね。あっそういえばグラントの連続2桁記録は今日も伸びましたね、おめでとう!

 

 

・追記

どうやらドレイモンド・グリーンを欠いたウォリアーズがバックスに大敗したようで、これによって今リーグで最も連勝しているチームとなりました。もっともっと伸ばそうぜ。

・追記その2

昨日ちょこっと書いたシュート位置の相関関係の話ですがダイジェスト版を観ながら数えていましたらファーガソンの4本決めたスリーポイントのうち3本はコーナーからのシュートでした。(1本はギリギリウィングかもしれません)

やっぱりコーナースリーは得意なファーガソン。昨季も実はコーナースリーに限定すれば42.6%の高確率で沈めていました。意外といい武器になるかも…?