11/22 サンダー@ウォーリアーズシーズン第17戦

f:id:okcthunder013:20181123163737j:image

ディアロ…🙏🏽

ロードのオラクル・アリーナに乗り込んで行われたウォーリアーズとの一戦は最終的に123-95でサンダーが快勝しています。

早くも再び相見えることになった王者ウォーリアーズですが2-Time MVPのステフィン・カリーと一昨年のDPOY受賞者であるドレイモンド・グリーンを欠いているウォーリアーズでした。ちなみに3連敗中。

2人(3人)のオールスタープレイヤーを欠き、万全とは程遠い状態ですが、だからこそキッチリ勝たねばなりません。尚、サンダー側は欠場していたノエルとファーガソン、キングス戦途中で捻挫し、離脱していたグラントが戻ってきていてかなり万全に近い状態でした。アブリネスはまだだけどね。

あぁ、あとサンダーのジャージがなんかおかしいですね。アームスリーブとかの小物がシティエディション仕様のオレンジでホームジャージとまるでマッチしていません。シティエディションを着る予定だったのかな？よく分かりませんが昨季にもロードの青ジャージなのにみんな小物が白だったこともありましたし意図的なのかミスなのかたまにこういうことが起こりますね。

＊Cold Game❄︎

Called GameじゃないよColdだよ。

まぁ何が言いたいかと言いますと、この試合はかなり冷え切ってました。ウェストブルック不在の開幕戦の方がまだ熱かったくらい。実力差はともかくしてウォーリアーズとサンダーといえば大きな遺恨がありますのでリーグでも1.2を争うライバルチームの関係とされています。それなのにこの冷め方は異常ですね。理由はウォーリアーズ側のスターの不在など色々考えられるのですが、一番は全くシュートが入らないからという至極単純な理由だと思います。特にホームのウォーリアーズ側は悲惨でした。ゲームを通してFG43%、3P24%、FT66%というウォーリアーズ側のリングが一回り小さかったのかと疑われるような酷さです。でもこれをサンダーのスタッツと言われるとギリギリ普通の範疇になってしまうのは内緒。

ウォーリアーズのシーズン平均値であるFG49.2%、3P38.3%、FT81.4%と比較するとかなり悪いことがよく分かりますね。でもサンダーのディフェンスが効いたのかと言われると微妙なところ。さらに言えば前半のウォーリアーズの3Pは3/16で18.8%と絶望的な数字を叩き出しました。もっと言うと1Qは0%です。

ウォーリアーズと言えばスリーポイントのチームというイメージが定着していますがそのお得意のスリーポイントが全く入らないことで試合が盛り下がります。

しかしウォーリアーズはこの試合含めた4連敗中の平均スタッツがFG42.8%、3P23.6%、FT79.8%と、とても王者とは思えないようなスタッツなのです。世間ではカリー不在からくるもの、グリーンとカリーを欠いているから、ベンチメンバーの責任、などなど色々と言われておりますが実際のところどうなのかは私には分かりかねます。

まぁ総評するとここ最近のウォーリアーズはリーグ最低クラスのオフェンスしか展開できていないということです。そのためウォーリアーズのホーム、オラクル・アリーナの観客は全くもって面白くないわけです。だから冷え込みました。サンダーが勝ったというよりはウォーリアーズが負けたという方が適切な試合内容でグダグダと試合が進行していきました。こんなことならウェストブルックとデュラントが喧嘩するかチェサピーク・エナジー・アリーナでやればまだ盛り上がったのに…

会場の熱と比例してコート内の熱も冷めきっていた試合でしたが3人だけはずっと熱意を持ってプレイしていました。それはディアロとアダムス、あとはデュラントです。この3人はずっと集中してゲームに入り込んでいました。それに呼応するかのようにゲームにアジャストしだしたジョージとシュローダーとクレイ・トンプソン。

特にジョージは生ぬるい雰囲気に危機感を持ったのか途中には激昂するようなシーンも見られました。もちろんテクニカル。でも傍目から見ると怒りで自分を鼓舞しているようにも見えました。何かないとこんな雰囲気のゲームに入り込むのは難しいもんね。

逆に全く入ってこないのはウェストブルック。一昨日のキングス戦もそうでしたひどく散漫で終始ニヤニヤしていました。我関さずみたいなスタイルでゲームメイクなどをジョージとシュローダーに丸投げします。ドライブもしないよ。ただ入らないシュートは撃つけど。

今日の3Q終盤までのウェストブルックは本当に酷かったです。もしかしたら今までで一番かも。一部では「ウェストブルックが暴走した」などの意見もあるようですが私から見ると全く逆です。暴走ではなく何もしなかったの方が正しいです。ディフェンスもしません。走りません。「ウェストブルックの良さも悪さも全て消すとこうなるんだ…」という感じ。リバウンドをよく拾うGリーガーのようなウェストブルックなのでした。ブランクかな？今日最初の得点も完全にオープンなワンマン速攻だったのにも関わらずダンクではなくかなり控えめのレイアップを選択していましたし。

いずれにせよ次の試合かその次の試合でもこのような状態が続くようなら何か手を打った方がいいと思います。ウェストブルックの復帰のブランクは大抵2〜3試合で元に戻るので。逆に言えば今のところあまり大きな問題ではありません。それよりも大きな問題が…

・最終盤まで酷く散漫だったウェストブルック。そろそろ試合勘を取り戻して欲しいところ

f:id:okcthunder013:20181123181547j:image

＊サンダーの受難

バスケットボールの神様はサンダーのことが嫌いなようで。あ、ジョーダンのことではないです。

まず娘が産まれるということで休んでいたファーガソンが復帰して僅か6分程度で足首をひねって離脱します。うーん。

その次には風邪から復帰したばかりのノエルがシュローダーと激突して右目の下を大きく裂傷して離脱します。うーーん。

極めつけにはディアロがヨナス・ジェレブコともつれて左脚に乗られる形で負傷離脱します。しかも悶絶しながら這い蹲り、立ち上がることすらままならずに担架で運び出されるようなことに。この時点で私はロバーソンを思い出し、ディアロのシーズンアウトを覚悟しました。

この事故によってただでさえ冷えていた試合は上限まで冷え込みます。しかも皮肉にもそこからサンダーが畳み掛ける形になったせいで会場はほぼ無音状態でした。そして試合はガベージに入り試合終了となんとも言えない形に…

畳み掛ける要因となり、終盤の試合を支配していたのはウェストブルックでした。ディアロの怪我の僅かに前、3Q残り6分程度から僅かながらに試合勘を取り戻してきたウェストブルックはディアロの怪我を受け完全に集中し、そこから僅か4分程度で4得点と5アシストを記録して見事にゲームの幕を引きました。ファンが観たかったのはこれだよウェストブルック。

ちなみにウェストブルックはディアロが担架で運ばれる際に何かディアロに語りかけていました。なんて言ったのか気になるなぁ。

あと余談ですが負傷したノエルはそのままロッカールームに下がり、目の下を縫合して後半には戻っていました。なんてやつだ…

しかもその後かなり存在感を示していました。流石に尽きる。

・負傷してもチームの為にゲームに帰ってきたノエル。その心意気が素晴らしい

f:id:okcthunder013:20181123181039j:image

＊シュローダー祭り

サブタイトルはシュローダーのゴールドパッチがイメージです。今は坊主だけど。どうでもいいか。

今日の主役は間違いなくシュローダーでした。

27分の出場で32得点4リバウンド4アシスト、FG63.2%、3Pに至っては5/6で83.3%とスリーポイント成功数でキャリアハイとなりました。前戦と比較するととんでもない大活躍をしたものです。というかアップダウン激しいな。

それでもベンチにこれだけ影響力のある選手がいるということ自体に意味がありますし、何より彼はゲームメイクができるので例えシュートが入らなくともそのことにも価値は生み出せます。昨日のアレはまぁ…アレですが…

あと地味にサンダーに来てからディフェンスが結構向上しています。昨季より出場時間が減少したにも関わらず平均スティール数は0.3ポイント増加しておりキャリアハイとなっており、ディフェンスレーティングも昨季の110.8から大幅に上げて100.5にまで落としています。これはシュローダーがホークスの主力になってからは圧倒的なキャリアハイ、それ以前を含めてもキャリアの次点としています。おそるべきはサンダーのディフェンス育成力か…でもオフェンスはあまり育成できないサンダー。個の力好きだからね…

・新天地サンダーでベストシーズンとも言えるシーズンを過ごしているシュローダー。

f:id:okcthunder013:20181123181208j:image