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1/16 サンダー@ホークス シーズン第43戦

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明けました。おめでとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

どうもお久しぶりです。

Twitterを見てくださった方はご存知かもしれませんが、年末に体調を崩して数試合分お休みさせてもらった上に今度は正月からインフルエンザをもらってしまい、その上こじらせるといったどうしようもない状態でして8試合分もお休みさせていただきました。でももう大丈夫です。アブリネスよりは早く復帰できました。アブリネスとロバーソンまだかなぁ…

と、ご報告はここまでにして、私が休んでいる間に動きが色々とありましたね。

まずはサンダー初の永久欠番のことでしょう。まぁコリソンの貢献を考えると当然と言わざるを得ませんが。セレモニーは3/21のラプターズ戦で執り行われるらしいです。引退した翌年のうちに行われるというのがなんかいいですよね。

なんにせよサンダーでの初の永久欠番が彼で良かったと共に永久欠番のバナーがやっとチェサピーク・エナジー・アリーナの天井に掲げられることも感慨深いものがあります。いや、ソニックスの時代の欠番はもちろんあるのですがそれらのバナーは移転時にシアトル市に没収されてしまっていますのでね…

ちなみに私はデュラントの欠番に肯定派です。今や裏切り者とはいえ彼のサンダーへの貢献は計り知れませんし、なによりバナーはいっぱいあった方がいいじゃない。

あとはノエルの負傷とかネイダーが大発奮とかまさかのホーム戦2連敗とかステイプルズセンターでジョージが大ブーイングに遭ったりだとかスパーズとの死闘だとか色々ありましたね。

ロバーソンの復帰も遠ざかりました。次の検査はオールスターウィークエンド明けだとか。不運な剥離骨折にさえ見舞われなかったら今頃復帰できていたのかなと思うとやるせないですね。

 

・Mr.Thunderことコリソンが3月21日、栄光と共にチェサピークに帰ってくる

 

では以下本編となります。

 

ロードのフィリップス・アリーナで行われたホークスとの一戦は最終的に126-142で敗れています。

サンダーはここのところ急転直下の低空飛行でして西3位というのが嘘のような弱さです。直近5試合で1-4という有様。ウルブズ戦はまたも不運みたいなところはありますが、ブレイザーズ戦はラッキーで勝ちを拾ったようなものなのでおあいこかな。

 

*低調サンダー

で、何がまずいかというとこの直近の5試合は平均で128.6失点もの失点を数えているところです。今日なんかに至っては延長にも入らず142失点とチームの歴史上最多失点を許しました。

直近5試合のチームディフェンシブレーティングは119.7とリーグでもワースト3と目に見えてディフェンスが機能していません。リーグ最高の鉄壁は最早おとぎ話なのでした。

でもオフェンシブレーティングは114.2とリーグ7番目を記録しており、オフェンスは悪くないのです。ジョージは良くないけど。

何が原因なのかと考えてみると意外なことに気づきました。それは実はアダムスのディフェンシブレーティングがかなり悪化しているのです。

それは皮肉にもウェストブルックのディフェンスの向上を受けたものでもありました。誰もが今季のウェストブルックはディフェンスを頑張っている、ディフェンスが機能していると口を揃えて言います。以前お話しした通り、シーズン序盤ではウェストブルックはサンダーのディフェンスの明確な穴でした。しかしそれが逆にストロングポイントになったため、敵チームは違うアジャストの方法を考え出します。それがアダムス釣りの戦法です。皮肉にもウェストブルックのディフェンスが良くなったことによってサンダーのディフェンスは崩れてしまったのでした。特にインサイドが顕著で、アダムスが釣られてガラガラのインサイドをグラント1人で守るのは余りにも無理があり、ペイントからの失点は53.2失点とリーグで下から6番目、セカンドチャンスからの失点は17.0失点とワースト2タイでした。ノエルの離脱によるものかと思いましたがノエルのディフェンシブレーティングは139.1とチーム内ワースト2でしたのであまり関係がないかと。

今日も18.0ものセカンドチャンス失点と68.0ものペイント内失点を数えました。当然ながらここまでペイントをやられるとそれの対策に走るのは当たり前なのですがこの時点で後手後手に回ってしまっています。結果的にペイントのケアをしようとするとオープンでスリーを沈められ、スリーのケアをしようとするとインサイドがやられると手のつけられない状態に陥ります。1回目のスパーズ戦や今日とかが顕著ですね。

それでもスターター達はジョージとファーガソンらが騙し騙しやってなんとかお茶を濁していたのですが2ndユニット達はもうどうしようもないくらいに無力です。

事実、今日もアダムス、ジョージ、ウェストブルックのBIG3は±を+で終えていますが、その他のメンバーは軒並み-2桁を数えており、2ndユニットの脆弱さが目立った試合となりました。

ちなみにホークス側は2ndユニットの+は殆どなく、スターターのケビン・ハーター、トレイ・ヤング、ジョン・コリンズ、オムリ・スペルマンに+が集中しており、2ndユニットvsスターターの短い時間に大差をつけられていることが数字から分かります。

直近5試合から見ても、ノエルの代わりに2ndユニットのセンターを務めたグラントが2ndユニット最高の117.2のディフェンシブレーティングと言葉が出てきません。

パターソンは125.0、ネイダーが135.8、シュローダーが136.4、ワーストのディアロが141.3とあまりにもお粗末すぎるのです。

アダムス釣り戦法は前からロケッツやナゲッツ、ジャズあたりにはやられていたのでギリギリのラインで誤魔化すことは出来てはいるのですがダメ押しに2ndユニットの脆弱なディフェンスをつつかれるともう終わりです。

ノエルとアブリネスが戻ればなんとかなるのかならないのか。ならない可能性の方が高いような気もしますが一度様子を見て、改善されないようなら何らかの手を打たなければならないでしょう。特に出場時間が長いシュローダーに対しては何らかの動きがあると思います。トレードとか直接的解決ではなくてプレイタイム減少とかだとは思いますが。

 

・オフェンスで輝いているもののディフェンスで苦労するアダムス。彼の運用が鍵となる。

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あとは尺がないので箇条書きで今日の試合を振り返ります。

・シュローダーのトリビュートビデオがしっかり作られていました。良かったねシュローダー。

・元OKCのハミルトンの逆襲に遭いました。普段出てない上にOKC時代は足を引っ張りまくっていたのにこういう時だけ活躍するんですね。ペインも然り。

・頑張ってるけど実らないパターソンの努力は垣間見れています。スリーのケアとかかなり以前に比べたら意識していると思いますが基本的に舐められているのか意に介されていません。もう少しアジャストして欲しいところ。地味に2ndユニットでは一番レーティングがマシなのがパターソンの努力を示しています。

・シュローダーは古巣相手に漲っていたのですが空回りしたかと思えば3Qに大発奮したりまた空回りしたりと色々忙しなかったですね。プレシーズンくらいの気合の入ったディフェンスをしていたりもしていたのですがヤングには届かず。

・ウェストブルックのFTがかなりマトモに見られる確率にはなってきました。でもクラッチでは2/4の50%なのはいただけませんが。それまでは9/10の90%でかなりの確率でした。彼は復調しつつありますね。でもジョージが乱調気味と2人揃ってエースできるときはいつになるのやら…

 

次戦は金曜日にチェサピーク・エナジー・アリーナに戻ってのレイカーズ戦です。レブロン・ジェームスが出場するかは微妙ですがなんとか勝ち切って3位を死守すると共にディフェンスの再構築を図って貰いたいものです。ではまた。