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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

1/18 サンダーvsレイカーズ シーズン第44戦

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ホームのチェサピーク・エナジー・アリーナにて行われたレイカーズとの一戦は最終的に128-138で敗れています。

ノエル復帰で何か変化が見られるかと思いましたが案の定というか何というかグラントの起用が元に戻ったことくらいしか旨味がなかったですね。

個人のディフェンスはそう悪くないと思うのですがまぁイビカ・ズバッツあたりにやられていましたね。体格差なのかな。

オフェンスはやはりシュローダーがノエルを使いたがるのですがいかんせんオプションにはなり得ないのでポストアップオプションを1つでいいので覚えさせた方がいいと思います。PnRだけでは止めやすいどころか放置していていいレベルですしね。

まぁそんなこんなでノエル復帰効果も薄くホームでレブロン・ジェームズが不在のレイカーズに敗れるといった大失態と言える試合でした。

 

 

*2ndユニットの闇

1Qに最大16点差をつけてスタートしたサンダーでしたが2Qに40失点を献上し、逆転をも許しました。なんか見慣れた展開だと思ったら昨年の2ndユニットにそっくりですね。ジョージがいる間の1Qいっぱいはまだなんとかなるのですがジョージがディアロに代わるともう手のつけようがない酷さです。

2Q開始時には12点差あったリードですがものの4分で逆転を許しました。

2ndユニットの最低限の仕事というのはスターターが休む時間を作る為に点差を動かさないように試合を進めることだと思うのですがまるで出来ない新年の2ndユニット。結構前にも似たようなことを書いた覚えがあるのですがその時よりもこの傾向は顕著に表れています。

ホークス戦でもレーティングなどを挙げましたが今日のスタッツも並べてみますとシュローダーが137.8、ノエルが140.7、ネイダーが144.0、パターソンが145.0、今日のサンダー内でベストのディアロが107.1のディフェンシブレーティングとなりました。ディアロ以外のレーティングが酷すぎます。あと一見するとディアロが優秀に見えますがオフェンシブレーティングが僅かに59.3とこちらは逆にワーストです。歪だね。

ちなみに23.3%のFG%で驚異の30アテンプトを敢行し、大バッシングを受けているウェストブルックですがレーティングで見るとオフェンス116.8、ディフェンス111.6とまずまずです。そして珍しくジョージがディフェンス120.4ど酷いと言えるディフェンスを見せました。彼はチーム内でもいつも上の方にいるのでここまでディフェンスが悪い日は珍しいです。そしてピックに釣られないようにペイント内にいることが多かったアダムスはチームハイのネットレーティング(オフェンシブレーティングとディフェンシブレーティングの差分)12.5と大活躍を見せました。

つまりズバッツの活躍とアダムスの守備にはそこまでの相関関係はないとも取れます。アダムスはよく守り、よく攻めた日でした。

こうやってちょろちょろっとスターターのレーティングを紹介していきましたがこうしてみるとやはり2ndユニットがいかに酷かったかが分かりますね。ジョージの120.4のディフェンシブレーティングも相当悪いものと言っていますがそれを軽く下回っているのですから。ちなみにジョージのオフェンシブレーティングはチームハイの124.7ですがパターソン、ノエル、ディアロの3人はいずれも82.0を下回っており、ネイダーとシュローダーがギリギリ104.0を上回っています。

控えめに言ってもヤバすぎるサンダーの2ndユニットですが、更にシュローダーが負傷するといったダメ押しを受けました。後半少しだけ戻ってきましたがどうもよろしくなかったようで、出番はあまりありませんでした。

まぁ私はシュローダーをファーガソンより重用している現状に懐疑的なのであまり痛手とは思いませんでしたがそれでも2ndユニット単体で見ると大打撃なのは間違いありません。今のところ実用レベルなベンチメンバーはシュローダーだけなわけだしね。年明けからはFG%を著しく落としていますがそれでも一番マシというのが現実。

 

・チームプレイとはなんなのか考えさせられる

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*奇病、ウェストブルック症候群

今日の敗着を挙げるなら2ndユニットですが1番悪かったプレイヤーは誰かと問われれば当然ウェストブルックとなるわけです。

ファウルコールされずフラストレーション溜まりまくりで暴走するウェストブルックはよく見るのですが(見たくはないけどね)それに加えてなまじスリーポイントが入るのでヒーローボールにこだわりました。自分で撃って決めるのももちろんヒーローだけどネッツ戦のように演出するのもヒーローだって誰か教えてあげてください。

そんなこんなもあったけどやっぱり一番救えないのはオフェンスリバウンドやアシスト、真面目なディフェンスをしていたのを全て無に帰すどころかマイナスにするレベルのオフェンスを展開したことでしょう。

当然ながらファンや野次馬から大非難されますが、罪レベルの失態を重ねた裏ではバスケットとしてはレベルの高い活躍をしていました。そこが1番やるせなく、許せないのです。

この気持ちを表現しようとすると難しいのですが超簡単に表すとウェストブルックがもう少し○○ならというたらればを想像してしまうのが悔しいのです。例えばもう2.3本レイアップをしっかり決めていたらとかね。勝利の裏にも敗北の裏にもウェストブルックがいます。それはサンダーだから仕方ないことなのだけれどここ最近の彼は素晴らしいプレイをして普通に負けるか悪いプレイをして接戦を落とすかが多すぎます。悪いプレイをして普通に負けるならどのプレイヤーにも当然あることです。レブロンも、ステフィン・カリーでさえ多々あること。でもここのところの彼は良いプレイをした日には他のプレイヤーがついてこれなかったり敵プレイヤーの理不尽な馬鹿当たりで負け、チームとして良いプレイをしている時に限って悪いプレイを連発して接戦で足を引っ張るようなことが多すぎます。これは今シーズンは今のところ彼にしか起きていないことで、ウェストブルック症候群と勝手に呼んでいます。

まぁ私が言いたいのは周りを信頼することに徹するか自分を信じるのかどっち付かずでいるよりいっそのこと振り切ってしまえと、そう言いたいです。なまじ周りのメンバーが優秀なのでどっちにもつけないんでしょうが彼は見極めが下手すぎるのです。

 

・「責任」としばしば口にするようになったウェストブルックだが履き違えている日もある…

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【総評】

レイカーズのことも試合内容もあまり書きませんでしたね。でもそれくらいメンタルの試合でした。スターターにとってはだけどね。どこぞの誰かさんたちが足を引っ張らなければウェストブルックもジョージもアダムスもグラントもファーガソンも幾分かやりやすかったと思います。割と本気で怒っています。でもまだ失望はしてないよ。パターソンとかクラッチで2本のスリー(片方はエンドワン)とかやってくれたし燃えたよ。でもディフェンスがザルなの。

あとは4Qの大事な場面でかなりの誤審が起きました。ウェストブルックが弾いたボールにズバッツが触れてアウトオブバウンズをコールされてサンダーボールになったのですがそのあとどう見てもウェストブルックの膝あたりに触れていました。可哀想なレイカーズ。及びズバッツ。でもズバッツにとってはキャリア最高の試合になったんじゃないかな。まぁ私的にはどうでも良いのですがとりあえずおめでとう。

あとは本当にラストショットだったウェストブルックのショットにロンゾ・ボールがファウルをしてFTを与えられて延長にもつれ込むことになったファウルコールも誤審と言われたり言われなかったりしていますが、あっちの方は少しロンゾのファウルが中途半端だったので3ショットの判定が正しいのではないかと思います。最後に3点差だったのでFT2投させて試合を終わらせるというのがロンゾの目論見だったのでしょうが少し遅すぎた上に中途半端なものでした。最初からウェストブルックにがっちりホールディングしておけば2投だったのでしょうが時間がなかった上に3点差だったのでウェストブルックはシュートモーションに本当にギリギリのタイミングで入っていたと思います。そっちはそっちという話でした。

 

話は戻りますが、例の2ndユニット問題なんて私が気づくレベルのことにドノバンHCが気づいていないはずもなく、対処しようとするのですがその結果、スターターの負担をいたずらに増やすことしか叶わず、その上試合は延長にもつれ込むといった始末で、延長戦を戦う力はもう残っていなかったのではないかと思いました。

延長戦に入ったものの、そこからの5連続3P外しで力尽きたといった雰囲気はひしひしと伝わってきました。気持ちが切れてしまったのがよく分かりました。

メンタルでもダメージを受けることになった手痛い敗戦でしたが、特に実りもなく浮上するイメージが湧かない試合だったと言えるでしょう。ロバーソンが戻ってもどうにもならなさそうな雰囲気をひしひしと感じます。

とにかく2ndユニットの立て直しが急務ですよ。それでは。