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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

1/30 サンダー@マジック シーズン第50戦

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ロードのアムウェイ・センターで行われたマジックとの一戦は最終的に126-117で勝利を収めています。

アダムス、ファーガソンというスターター2名を欠いての試合となりましたが、なんとか勝利を収めることができました。お世辞にもいい試合とは言い難い内容ではあったものの、スターの力を見せつけるような豪快な試合でもあり、ファンは楽しく観られたと思います。

…とまぁしれっと始めようとしているのですが突っ込まれる前に言い訳しておくと、インフルエンザの関係でブログもですが当然仕事もお休みしていたのでそのツケのせいでとんでもなく多忙を強いられていた為、試合を観てはブログを更新するということができない。もといしたくない状態でして、やっとこさ収集がついたのでこれからはとりあえず4月まではコンスタントに更新できるようになったと思います。あっでも2月15日のペリカンズ戦とかは観ることができなかったりと上げられない日もありますという事は予告しておきます。以上言い訳でした。

んで、しれっと復帰といえば今日アブリネスもしれっと復帰していましたね。少しやつれた感じもしましたがシュートのタッチは失ってはいなかったようです。でも当然動きは悪かったけどね。

出場も僅かに5分46秒でしたがチーム側の慣らして復帰させたいといった完全復帰までのタイムテーブルがようやく出来上がったということが感じられて良かったです。

 

*最早別チームなサンダー

いや、スターター2人居なくなったらそら別チームだよねって。

酷使が続いていたアダムスの休養は絶対に必要なものですがいざ休まれるとマジック相手でも相当キツいのが分かります。ついでにファーガソンまで休ませる謎。ファーガソンいれば少しはマシになったかもしれませんが一気にスターター2人を欠いた状態ではディフェンスのローテーションが回らないのなんの。

まずアダムスの不在でニコラ・ブチェビッチがまるで止まりません。単純なポストアップでノエルとやりあってる分にはノエルのリムプロテクト力でまだ誤魔化しは効いていたのですがアダムスがいなくなろうがファーガソンまでいなくなろうがサンダーのディフェンスはオールスイッチでという信条(?)は変わらないのでピックなどでスイッチを強いられた時に手がつけられなくなりました。そこでブチェビッチに寄るためにヘルプポジションを小さくとりましたがそうなると当然ながら逆に外から3Pを狙われることに。クローズアウトがかなり迅速なサンダーですが、そこからのスイッチローテーションが尽くズレます。おそらくコミュニケーションミスだと思われます。ディアロもノエルもディフェンス戦術を完全に自分のものにしているわけではないのでスターターと比べるとやはり判断が遅れるんですよね。結果、多くのオープンを生み出してしまいました。マジックの3P%が34%程度に留まってくれたのはラッキーも良いところでした。

でもノエルの個人的なディフェンスは素晴らしいものだったと思います。Defensive Player of Gameですね。略してDPOG。今作りました。

実際ノエルの5ブロックは大きな脅威でしたし、ブロック%も.625とアダムス不在のインサイドで存在感を放ちました。

あとディフェンスといえばパターソンが足を引っ張…もとい一際異彩を放っています。

実際パターソンはロールプレイヤーとしては優秀なストレッチ4であり、献身性にも優れますがいかんせんサンダーのオールスイッチディフェンスとは相性が悪いのです。特に3P近辺のペリメーターディフェンスは絶望的で、パターソンがマークについた場合の被3P%は5割を超えるという有様です。これは当然チーム最低の数字であり、パターソンの3Pに対するケアの緩さ、そして相手にそれを舐められているということです。ぶっちゃけ穴。

インサイドのディフェンスは相当優れているのですが高さには抗えませんしペリメーターでは無力と扱いにくいのが現状です。スイッチさせずにひたすらポストを守らせるのが効率的なのですがサンダーとは絶望的にニーズがマッチしていないのです。幸いにもオフェンスの3Pはまだ活きる道になっているのですが今季はその3Pもだいぶ怪しいですし。厳しいことですが来季には彼がオプション行使し、残留を決めたとしても出番があるとは思えませんね。サンダーフロントはドラフトないしFAでインサイドプレイヤーの補強に走るでしょう。

 

・アダムス不在の中気を吐いたノエル

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*ジョージのちシュローダー、時々ウェストブルック

観ていた方は分かると思いますがサブタイトルで落ちてます。これ以外余り言うことがないですね。

前半にジョージが31得点、FG68.8%と躍動し、リードを保ちますが3Qに前半圧倒的だったジョージの突然の不調もあり、マジックに31-22と遅れをとり逆転されてしまいます。しかしその後の第4Qではシュローダーが一挙18得点、FGは1本のミスのみの87.5%と驚異の爆発を見せ、試合最終盤に再度突き放すことに成功しました。その後はちょこちょこテレンス・ロスなどに3Pを沈められ、詰められる場面も見られましたが、ジョージの連続得点、ウェストブルックのアシストからのノエルの連続得点で試合を決めました。ジョージとシュローダーは互いに前後半不調に陥ったものの、互いに補完し合いバランスの良い展開になりました。

そしてウェストブルックですがかなり効率的なプレイでチームを支えていました。潤滑油的活躍です。ロールプレイヤーとも言えないけどエースオプションとも言わないようなプレイでしたが、サンダーファンの望んでいるものを見せてくれた気がします。

今日のシュートチャートはこちら

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ついでに比較として前戦であるバックス戦のチャートも置いておきます

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まぁどう見ても一目瞭然なのですがリムにアタックすることに集中していることが分かります。一方でバックス戦はミドルレンジ以遠を主としていたことも分かります。

3P自体は最近はC&Sからそこそこの確率で決めているので多投したりプルアップから撃ったりしなければ最低限のオプションとして成り立っていますがミドルレンジがいかんせんズタボロです。バンクを狙ってみたりポストアップしてみたり試行錯誤しているのですがそもそもグッドルックでも入らないのでそれどころでは無いのです。

ですのでやはり離して守られがちなのですが今日は何を思ったのかマジックはジョナサン・シモンズあたりがべったりとマンマークし、ヘルプに2人ほど寄る形できました。最近はピックからのドライブで1人目を抜けずに囲まれたりファウル気味のコンタクトを受けたりしていたのですが今日はマジックの守り方に加えてウェストブルック自身のキレもよく、ドライブから効率的に得点を生み出しました。言ってみればシーズン序盤に近い形ですね。また、ウェストブルックのFGAも12本で、24本のジョージ、17本のグラントに次ぐ数字でかなり試投自体の効率化がなされていたようでした。でもこれ維持できないんだろうなぁ…

 

・スパーズ戦を彷彿とさせる爆発力を見せたシュローダー

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【余談】

総評でもなんでもない余談です。完全に余談を謳う雑談。

6連勝中のサンダーですが最近はファーガソンが頭角を現してきていたりジョージがまたMVPモードに入ってきていることもあって3Pが非常に好調、というかオフェンスがとても好調なのですが、110点以上奪った試合が11のストリークとなったようでこれは現在リーグで3番目の記録だそうです。他はウォーリアーズとどこだろう。

あと先ほどもジョージのことをMVPモードとか呼びましたが彼の活躍は著しく、今季2度目の週間MVPにも選ばれましたね。そして東はまたヤニス・アデトクンボだそうで、この2人はセットになることが多いのかな?という気もします。

そんなジョージでしたがまさか敵地で大きなMVPチャントを浴びることになるとは想像していなかったのでは無いでしょうか。というかマジックファンはそれで良いのか…

あとはマジックにはサンダーのグラント家三男、ジェラミの兄、ジュリアンがいまして今日も仲良さげにハーフタイムなどに話していたりしたのですがいかんせんガードとフォワードなのでマッチアップは叶いませんでした。しかし弟に負ける兄の心境とはいかに…

 

そんなこんなで若干怪しかったですが6連勝ということでパワーランキングの方も軒並み5位以内にジャンプアップとなりました。

でも依然として2ndユニット問題は解決しておらず2月7日に締切を迎えるトレード、及びその後のバイアウト市場にどう参入していくのかが重要なファクターになりそうです。