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12/29 サンダー@サンズ シーズン第34戦

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敵地、トーキング・スティック・リゾート・アリーナで行われたサンズとの一戦は最終的に118-102で勝利を収めています。これで対サンズ成績は4-0とシーズンスイープで終えることができました。まぁ油断できないチームになりつつありますので早いうちに全ての日程を完了できたのはラッキーだったと思います。

 

*ジョージのいないサンダー

昨日も少し書きましたがジョージが大腿四頭筋を痛め、戦線を離脱することになってしまったサンダー。平均26.3得点を挙げ、チーム内で最大の得点ソースだった彼を失ったサンダーでしたが、彼の不在をどう埋めるのか。焦点はそこにありました。ちなみに他にもアブリネスが病欠していたり、ファーガソンが1Qの時点で体調不良を訴えて離脱したりということもありました。というかジョージとアブリネス抜きって実質シューター不在ですよ。アブリネスをシューターと呼べるのかどうかという点は別にしてもね。

おかげさまでチーム全体の3P試投が20本とかなり控えめな感じに。尚、シーズン平均は30本です。

ちなみにFG試投は合計95本ととても多いです。シーズン平均は92.6本とそもそもが多いですがそれでも平均を上回っているので相対的に見ると今日の3P試投がかなり少なくなっているのがわかります。

ちなみに今日の3Pの内わけはウェストブルックとシュローダーの7本ずつとネイダーの4本、パターソンとグラントが1本ずつでした。ジョージは平均で8.7本を試投するので割とそのまんまジョージの分が抜けた形になりますね。いつもないのにいつも以上に3Pがないサンダーなのでした。でもウェストブルックが3/7の42.9%なのは嬉しい誤算でしたが。

また、3Pだけでもなくローテーションにも大きな穴が空くことに。シュローダーが先発SGにシフトしいきなり39分もの出場でした。元々ホークスで先発を務めていたとはいえ、今季平均よりも10分程度長い出場となったシュローダーなのでした。それでも彼はチームハイの+25という数字を残し、4Qだけで3P2/3を含むFG5/6の83.3%もの高効率で14得点を挙げ勝利に大きく貢献しました。

また、なにより大きな変化はネイダーが33分ものプレイタイムを貰い、FG53.8%でキャリアハイの18得点を記録したことでした。これについてはジョージの役割を少しだけ彼が代理でこなしていたということに加えて、ファーガソンの途中離脱も大きく影響しています。というかオフェンスが冴えに冴えていた彼のプレイは所々にジョージを思い出させるものがあったりで本当によく頑張ってくれました。でも全体で見るとやはり危なっかしいというかなんというか。

前半途中にはウェストブルックがコートサイドからネイダーに行けよと檄を飛ばしているシーンが見られたり、ベンチメンバーも総立ちで彼のアンド1を讃えていたりで、サンダーベンチは熱狂していました。スウェット姿のジョージもかなり喜んでたな。

 

・自身のキャリアハイを更新したネイダー。今後の活躍にも注目が集まる

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*帰ってきたWHY NOT?

先日のロケッツ戦の敗戦がかなりこたえたのか、はたまたジョージ不在からか1Qからアタックモードでリムに突っ込みまくるウェストブルック。1Qだけで15得点を挙げました。しかしながら同時に4つものターンオーバーを犯しており、2Qにはフリースローから得た2得点のみで、4本放ったシュートは全てリングに嫌われました。アシストも2本記録したりしましたが2つのターンオーバーで帳消しです。この2Qの急ブレーキにより、前半は17得点、5アシスト、6ターンオーバーと、スーパーエリートクラスの活躍から一転ギリギリ及第点レベルにまで落ち込みます。チーム自体もディアンドレ・エイトンを2Q無得点に終わらせますが、それでも22-28と負け越しました。まさにウェストブルックに踊らされているサンダー。最早サンズ側はほとんど関係がありませんでした。いやもちろん所々いいプレイや悪いプレイはしていましたが大体サンダー側の問題です。

そんなここ最近いつも通りになってしまいつつあるウェストブルックに収束してしまったかと思いきや、後半にはかつてのMVPシーズンの力を取り戻しました。後半の彼は3P2/4含むFG10/17の58.8%で23得点を稼ぎ出し、まだまだスーパースター級のプレイヤーであることを証明しました。ちなみに後半のアシストは僅かに3つのみで、オフェンス参加率を示すUSG%は39.1%もの高い数字を記録しました。今季の彼のUSG%平均が29.7%ですのでいかに今日は自分が行くという意識が高かったか分かります。(MVP受賞シーズンは平均40.0%)

また、今日あまり冴えていなかったパスを諦め、自身で得点を奪いに行くことに決めたウェストブルックの決断はチームにとっても良い方向に転がり、結果的に前半に6つも記録していたターンオーバーは後半には0とかなり改善が見られました。

ちなみに限りなくリムに近いノーチャージエリア内でのレイアップなどの成功数は10/13と彼らしさが存分に発揮された結果となったと言えます。まさに先日自身で発言していた俺はもっとリムを攻めるべき。」といった言葉の有言実行なのでした。

まぁ相手がサンズとはいえ、ディフェンスが売りのジョシュ・ジャクソンを基本的に当てられたりしていた中でのこの結果となりました。これが彼の完全復調の第一歩となってくれることを願うばかりです。

 

・自分のアタックに積極的だったが故に自分を取り戻したウェストブルック。この先もこの調子を保てるか

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【雑記】

昨日、2way契約下にいたテイラー・デイビスをウェイブしたサンダーでしたが、空いた枠を使い、昨オフにキャンプ契約を結び、これまでは傘下のGリーグチームであるオクラホマシティ・ブルーでプレイしていたダンテ・グランサムと契約したようです。

以下グランサムの紹介をサラッとしてしまいますね。

身長203cm、95.2kgで、Gリーグの試合には9試合出場し、うち6試合で先発を務め、平均26.4分の出場で10.7得点、6.0リバウンド、2.8アシストを記録しており、こと3Pシュートに関しては40.0%を記録しており、シューターとしての役割が求められての契約であることが分かります。ポジション的にはアブリネスやネイダー、ルワウ、バートンらと出場機会を争う事になりそうですが待望の3Pシューターということで頑張って貰いたいですね。

 

・Welcome to Thunder Grantham

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