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2/12 サンダーvsブレイザーズ シーズン第56戦

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おめでとうと祝う暇もないよ。

ホームのチェサピーク・エナジー・アリーナで行われたブレイザーズとの一戦は最終的に120-111で勝利を収めています。

今日は先日のロケッツ戦で足首を痛めたグラントとシュローダーが欠場ということで不安のある試合ではありましたが見事に完勝して見せてくれました。これで今季の対ブレイザーズ戦成績は3-0となりタイブレークを得ました。現在3位がサンダー、4位がブレイザーズとなっていますが仮に並ばれたとしてもサンダーが優位に立てるということです。地味に大きいね。

ちなみにシュローダーの欠場理由の方は「個人的理由」となっていますが、恐らくですが子供の出産に立ち会っているのではないかと思います。シュローダーのInstagramからの予想ですが。

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まぁこれを見たらそう考えるしかないよねと。

あとはジョージが第17週の週間MVPに輝きました。実に2週間ぶりのことです。おめでとう。

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…ペース早すぎますよ。まぁ先週のジョージを見ていたら当たり前の受賞ではあるのですがいかんせん凄い。そして早い。最近はMVP候補の順位というかランクを飛ぶ鳥を落とす勢いで上げているジョージですがまさかここまで飛躍するとは。ファンの私でも想像できなかったし多分みんな予想外だも思います。このまま突っ走ってMVPは届かないにしても何かしらのアウォードは受賞してほしいですね。彼にはその資格があります。

そんなジョージですがスターティングラインナップ紹介が徐々に派手になってきていて歓声も大きくなってきています。元々サンダーは最後の選手のコールがデュラントの名残なのか大抵SFポジションなのですがそのデュラントのコールと同等かそれ以上のところまで来ていてサンダーの歴史が変わったんだなぁと認識させられます。

 

*グラントとシュローダーのいないサンダー

グラントとシュローダーいなくても強かったけどやっぱり普段よりは弱いです。そんな隙をつけなかったブレイザーズ側も問題があると思いますが有無を言わせなかったジョージも悪い(?)よ。

グラントとシュローダーというか主にグラントなんですけど居なくてもあまり戦力ダウンしないと思われたかもしれませんが細かいところでグラントがいたらなぁと思うことは結構ありました。でもジョージとウェストブルックのデュオは勿論だけど他のメンバーも頑張って穴を埋めてくれたのでした。

スターターに代わりに抜擢されたのは案の定パターソンでパターソンはパターソンでスターターの穴埋めを必死にやってくれていました。特にディフェンスはペリメーターを守るのが苦手なのにも関わらずいつもより積極的に当たりに行っていましたね。でもそこまでの結果は出なかったけど継続することが大切です。とにかく、パターソンはグラントの穴を埋めようとディフェンスを頑張ってくれていました。ディフェンスレーティングも98.0と優秀な数字を残しましたしね。

しかしことオフェンスに関してはまるでダメと言わざるを得なく、ストレッチ4なのにワイドオープンの3Pを外しまくりました。シュートは水物なので仕方ない部分もあるのですがストレッチ4がこの体たらくでは使いどころがないよね。もう少し精度をあげましょう。

そしてシュローダーの代わりにバックアップPGを務めたのは我らがフェルトンでした。

昨年82試合全出場を果たしたサンダーの最年長はオフにシュローダーを獲得したこともあり今季僅かに56試合中16試合の出場に留まっています。今回はなんと12/31のマブス戦以来ということで2019年初の出場となりました。

元々メンターの役割を担い、出場が激減することを覚悟してくれてはいたフェルトンですが、出場すればそれなりに活躍してくれるといったメンターとしての立場を考えるとこれ以上ない立場とプレイになっていると思います。だってメンターが何も成し遂げてないロートルプレイヤーだったら若手も言うこと聞かないだろうしね。

そんな感じで見事にコリソンの後継みたいなことをサラッとやってのけてくれている彼ですが今日も23分の出場で15得点をFG%、3P%共に60%で決めてくれており、シュローダーの穴埋めには十分な活躍でした。というかずっと試合から離れていたのに突然出場してこれをやってのけるのが凄いです。

そしてパターソンがスターターに入った穴を埋めたバートンでした。間違いなくジョージがこの試合のMVPでしたが2番手はバートンです。断言できます。

前戦のロケッツ戦でもディフェンスで結果を残したバートンはローテーションプレイヤーが2人離脱するといった状況で再びチャンスを得ると今日はオフェンスでも結果を残し、キャリアハイの18得点を高効率で叩き出しました。ついでに3ブロックでディフェンスでも地味ながら結果を残しています。というかフィジカルを生かしたディフェンスはめっぽう良く、ここ2試合のディフェンスレーティングは104.1と2ndユニットではトップの数字を残しています。

オフェンスに関しては当たり日だったという印象で、このレベルで毎回プレイできるとは勘定できないかなとは思いますが彼のディフェンスと意外なほどの献身性はサンダーの2ndユニットに良い効果をもたらしてくれそうです。

そしてバートンは2月に入ってから急激に出場機会が増えており、今日の試合で19試合目の出場となりました。ご存知かとは思いますが2wayの選手というのはシーズン中に45日間の帯同しか許されておらず、練習日も含まれるため、ここに来てバートンの2wayの日数を消費しているということは正式契約が近いのではないかと予想します。ラインナップもなかなか安定せず補強が求められている2ndユニットですが最初の1人はバートンになるかもしれません。どうなるか見てみよう。

 

・夢の本契約を手にすることが叶うのか…?

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*ツイン・トリプルダブル

まぁ今日の試合といえばこれでしょう。

先日は触れませんでしたがロケッツ戦で9連続のトリプルダブルを達成したウェストブルックはウィルト・チェンバレンに並んで歴代最長記録を残しました。そして望んだブレイザーズ戦でしたがここでも見事にトリプルダブルを達成して晴れて10連続のトリプルダブル達成ということになり、歴代単独トップに立ちました。

でもそれだけじゃ終わらなかったのが今日の試合。何が凄いってここから更にジョージまでトリプルダブルを達成してしまったこと。

私の想像ですが4Q途中にウェストブルックとジョージがこそこそと何かの相談ないし話をしていた所からの両者トリプルダブル達成でしたのでその時に「揃ってTDしようぜ」みたいなことを打ち合わせていたのかもしれませんね。そして揃って達成した後の満面の笑みが最高でした。ベンチもお祭り騒ぎでチームの雰囲気も良好とシーズン終盤戦及びその前のオールスターウィークエンドに向けて準備は万端のようです。

そして私が何より伝えたいのはこれ。ウェストブルックとジョージは共にトリプルダブル達成まで1アシスト足りない状況にあったのですが、ウェストブルックの10連続トリプルダブルを達成した瞬間のアシスト先がジョージの3P。そしてジョージのキャリア3回目のトリプルダブルの達成の瞬間のアシスト先がウェストブルックの3P。とちょっとエモさがとどまるところを知らない。

そしてこの2人でトリプルダブルを達成したのは当然ながらサンダーの歴史の中でも初めての出来事だそう。というか同一チームでトリプルダブルというのも少し前のレブロン・ジェームズとロンゾ・ボールの件に続いて2回目じゃないかな。うろ覚えですが。

正直言ってウェストブルックはFG%もグダグダだったしTOVも6つでジョージに頼りっぱなしだったしそこまで色々あったけれど全てどうでも良くなりました。おめでとう2人。やはりサンダーはデュオが合いますね。他のファンの方は苦い顔をされるかもしれませんがやはりデュラントとウェストブルックの時代も好きでした。今は当時のそのデュオより更にいいデュオになりつつあるので温かく見守っていけたらなと。

 

・これこそがデュオ

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【総評】

やはりというかなんというかキープレイヤー2人を同時に欠いたことでそれなりに穴はあったのですがオールスターデュオとその他のメンバーが良くステップアップしてくれました。

少し書いて触れた人たちもそうですし、ファーガソンなんかは完全に一皮向けた感があり、攻守にわたって素晴らしい活躍を見せてくれていましたし。でもファウルも増えて来たのは考えものだけどね。

あとはノエルがほとんど効いていなかったと思いきや、終盤の勝負所で素晴らしいプットバックとディフェンスを魅せてくれたりと面白がったですね。

でも反面自分の力を出しきれなかったプレイヤーもいまして、特にネイダーは良くなかったですね。突如プチブレイクをした彼ですがタネが割れてしまったのかここ最近は特にオフェンスでかなり厳しい戦いを強いられています。絶妙にユーロステップの使い方が上手く、レイアップのフィニッシャーとして優秀だった彼ですがさすがにペネトレイトばっかりで密集地帯に突っ込んでくためブロックや厳しいコンタクトに遭いほぼほぼターンオーバーのような形に。エースムーヴをさせてアイソレーションでキチンとスペーシングを作ってあげれば使えるけどそこまでする選手でもないのがネックです。やはりジョージが休んだ時にそのまま穴埋めさせるのが一番合っているかも。

あとはアダムスが9得点1リバウンドとあまり目立つことがありませんでしたね。ユスフ・ヌルキッチをよく守っていたとは思いますがオフェンスリバウンドの仕事やポストアップなどもう少しあっても良いかなとは思いました。まぁ今日の主役ではなかったのでこれで正しいといえば正しいかもしれませんが。

そんなこんなで4連勝、ジョージも絶好調といいこと尽くめなサンダーでした。次は2日空いてペリカンズ戦です。以前お伝えしたように私は15日は多忙なため多分記事は上げられませんが良いプレイをして勝ってくれることを祈っております。それではまた。