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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

12/1 サンダーvsホークス シーズン第21戦

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ゲームレポートというよりは11月のまとめみたいな記事。

ホームのチェサピーク・エナジー・アリーナにてホークスを迎えて行われた一戦は最終的に124-109で勝利を収めています。

なんというか格下相手には安定してきたために普段通りな試合運びだったので語ることはスリーの話くらいしかないような…嬉しいことですが。

ちなみに試合の外の話はちょいちょいあります。まずサムネイルの画像ですけどアブリネスのご家族がスペインからはるばるやってきたようで。しかもその試合でキャリアハイの7本の3P成功数とか持ってますね彼。あとは嬉しい知らせと悲しい知らせが一つずつ。

まず悲しい方ですがロバーソンの状態が芳しくないようで、15日の再検査を待たずして復帰は日延べとなりました。どうやらリハビリを頑張りすぎちゃったようです。無理しなくていいのに…次回の再検査は1/10の予定となっています。ま、まぁ万全の状態で復帰してほしいので許容範囲ではありますよ。(本当はもっと早くロバーソンを見たかったけど。)

それと嬉しい方ですがなんとディアロがメディカルチェックをクリアしました。早いな!

いやあの落ち方と痛がり方でそれなりに覚悟をしていましたがまさかのファーガソンより早い復帰となりました。今日は大事をとってお休みのようですがInjury Listからは晴れて抹消となりました。ピストンズ戦から復帰かな?

あぁ、あともう一つありまして今日は日本では12/1なんですが現地では11/30ということで、今日の試合をもって11月の全日程終了ということになりましたので少し振り返ります。

まぁ結果から言いますと5連勝を含む12勝3敗ということになりました。これはラプターズと並ぶリーグ首位の結果となります。素晴らしい。

でもこれで月間最優秀コーチ賞をドノバンHCが受賞するとなると少し納得がいかないような…なんとなくクリッパーズのドック・リバースHCになりそうな気もしますが。

それではゲームレポートいきます。

 

 

*速い試合&キングス戦から見るサンダー

今季のサンダーにしては珍しくテンポの速い試合でした。というか極端に速い試合は苦手というか得意ではないはずなのですがそれでも108.61の高速ペースで試合を進めていきました。ちなみにサンダーの今季の平均ペースは102.81でリーグで8番目です。普段から速い方ではありますが、それでも自分たちのペースではないことは明白です。それは2度にわたるキングス戦を見れば分かります。それでもしっかり勝てたのは基礎的なディフェンスが未だに伸びていることと、シュートがいつになく入ったから。

ディフェンスの方を詳しくお話しすると、サンダーは101.4のディフェンスレーティングでリーグ首位を誇っているというのは前にもお話しましたが、実を言うと速攻からの失点は平均14.0でリーグ16位タイ、ペイント内失点は47.7でリーグ12位とここの数字はあまり良くありません。しかしターンオーバーからの失点は平均15.0でリーグ4位タイ、そしてセカンドチャンスからの失点は平均12.2でリーグ7位とこちらは優秀な数字を残しました。

そして特筆すべきはやはりリーグ首位を誇っている平均10.3ものスティール数とリーグ4位の平均15.2の数字を残したディフレクション、あとはリーグ2位の平均10.4となったルーズボールリカバーです。これらはハッスルスタッツと呼ばれるもので主要スタッツに比べるとあまり評価されにくい部分なのですが、これらがサンダーのディフェンスを支えています。

これらの傾向を見ていくと、サンダーのディフェンスは、「しっかり戻ることができれば強い」と言えるでしょう。何より、平均14.0もの速攻からの失点を喫しているにも関わらず、リーグ首位のディフェンスレーティングを誇っているのは割とおかしなことなのです。逆に言えばサンダーのディフェンスを崩すには速い試合を仕掛けるか、あまりパスを回さずにペイント内をゴリゴリ崩すかということになります。

ここでやっと繋がったのですがそれゆえに今日のような試合展開で勝てるのはすこし理にかなっていなかったりします。でも勝てちゃうのはやっぱりキングスに比べてホークスが未熟なのとサンダーが成長しているということなのです。

キングスに負けてからのラスト5戦に限定すると速攻からの失点は平均14.0から平均11.8に、ペイント内からの失点は平均47.7から平均43.2まで減らしています。

このように実はキングスとの敗戦はかなり実りのある敗北だったと言えると思います。勉強代としての黒星1つと考えると割と悪くはないと思います。(それでもノエルさえいれば勝ってたけど…ぐぬぬ…)

そのおかげで今日も危なげなく勝てたとも取れますからね。

 

 

・成長を続けるサンダーのディフェンス。ディフェンシブアンカーは間違いなくこの男。

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¡Si Señor!

突然始まったアブリネス祭りにサンダーファンは困惑気味。でもこれで復調してくれればといった感じですね。ちなみにアブリネスは7/11の絶好調でしたが他のチームメイト全体では11/30と割といつも通りの微妙さ。

というか¡Si Señor!という先代サンダー実況者のブライアン・デイビスのアレが無くなって少しさみしい今日この頃。後任のフィッシャーも悪くは無いのですが。

アブリネスの良い話をしたいのですがその前にここまでのアブリネスは決して良くなかったという話を。

サンダー唯一のピュアシューターのアブリネスですがここまでの3P%は29.9%ととんでもなく悲惨なものでした。インフルエンザとの格闘もあったとはいえ、シューターを名乗ってはいけないレベルだったのです。それでも今日の活躍で一気に32.6%まで上げてきました。過去2年に渡って38%程度の3P%を残しているアブリネスですので、それを考えると現状の32.6%でも低すぎますが。サンダー首脳陣は彼に結構な期待をかけていると思います。2巡目指名選手に初回から3年15Mレベルの契約を持ちかける時点でかなり常識はずれな入団でした。ちなみに同じ2巡目のディアロは3年で3Mレベルです。

ですのでここら辺からも球団側の期待が見えるわけです。おそらく彼には40%程度の3P%が期待されていると思います。私もそれくらいを望んでいます。40%というのはまぁ一流のシューターとしての目安だったりします。40%あれば良いシューターと言って良いでしょう。…3P%の話ですよ?

彼はディフェンスを筆頭にかなり順調に成長をしてくれていますがいかんせん本職である3Pが伸びなければ厳しい状況を強いられるでしょう。次回の契約更新は来年ですので残留にしても移籍にしても結構響くと思います。サンダーファン的には残留していただきたいのであまり価値を上げられて移籍されてしまうのも避けたいのですがアブリネスには一皮むけてほしい!という気持ちの方が強いかな。それだけにかなりもどかしく感じますね。

余談ではありますがつい先日まで3P%39.7%を記録していたパターソンも30.8%まで落としています。もっと言うとジョージもなかなか上がってきません。35.5%と低迷中。逆にグラントとシュローダーはかなり伸ばしてきました。というかグラントは35.9%と怖いくらいに伸びました。37%ちょいあればそこそこのストレッチ4として機能しますのであともう少しだけ決めてくれれば言うことなしです。他のメンバーは見習って。本当に彼を見習って!爪の垢煎じて飲んでください。

 

 

・アブリネスは不調を押し返さねばならない

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