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NBAの話題についてオクラホマシティサンダー中心に書いていきます

数字で見るここまでのサンダー

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え?この写真はなんだって?ジョージのチャリティーキャンペーンの釣りだよ。

 

いきなり中3日空いてしまって少し辛いです。というか1勝もできていない状況で3日空けて優勝候補のセルティックスとやってまた2日開くって現状だとちょっとよくないですね。まぁセルティックスに勝てれば問題はないんですが…

 

昨日はお休みさせていただきました。でも毎日更新と謳ってるわけでもないですし…言ってないし…

いいよね。これからもちょくちょく休む日はあると思いますが、できるだけ書いていこうとは思っております。

 

さて本題。

 

*チームスタッツを見ていく

サンダーのチームスタッツが去年と比べてどうなのか17-18シーズンの82試合と18-19シーズンの3試合を比較してみます。まだ3試合だから信用はできないよ。でもやってみるのだ。

 

まず主要スタッツから。

・17-18シーズン

107.9得点(12)、45.1リバウンド(5)、21.3アシスト(28)、9.1スティール(1)、5.0ブロック(11)です。

※()内はリーグ内順位

・18-19シーズン

104.0得点(27)、49.3リバウンド(7)、20.7アシスト(25)、9.3スティール(3)、6.3ブロック(6)です。

 

…意外とあまり変わりませんね。スティールとブロックが増加していてディフェンスが向上しているようにも見えます。実際にスタッツ自体は上がっていますしね。得点がリーグ27位に落ち込んだこと以外は実はほとんど昨シーズン通りなのです。主要スタッツだけの話ですが。

 

次にシュート関係の数字を見ます。

・17-18シーズン

39.9FGM(13)、88.1FGA(4)、FG45.3%(18)、10.7の3PM(15)、30.4の3PA(11)、3P35.4%、(23)17.3FTM(10)、24.2FTA(4)、FT71.6%(29)です。

※Mは成功数、Aは試投数の略です。見にくくて申し訳ない

・18-19シーズン

37.7FGM(27)、96.7FGA(4)、FG39.0%(30)、8.7の3PM(27)、36.3の3PA(6)、3P23.9%(30)、20.0FTM(10)、30.0FTA(6)、FT66.7%(28)です。

 

昨季も今季も方針は変わっていません。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる作戦です。アテンプトの物量で攻めています。ただし今季はシュートがまるで入っていません。FG%、3P%がともにリーグ最下位でFT%も28位です。昨季は29位なのでFT%はある意味正常ですが…ちなみに2年前のFT%は74.5%でリーグ26位でした。あれ?どんどん落ちてってない?大丈夫?フリースローが上手いジョージを加えたのにも関わらずこの結果はひどいですね。ウェストブルックのルーティーン変更が余儀なくされたことを考えても酷いです。FT%が5%向上するだけで相当強くなれそうですね。アシスタントコーチのラジャコビッチに頑張ってもらいましょう。

…横道に逸れましたので戻ります。シュートは96.7本も撃てているのです。ただし確率が39%しかないのですが…要因はシュートスランプとかイージーミスとか色々ありますが今日は数字だけで考えます。

そんなわけでシュートの詳細なスタッツを見ていきます。特に注目したいのはこれら。

・17-18シーズン

ペイント内得点の割合:40.7%(21)、スリーポイント得点の割合:29.9%(14)、速攻からの得点の割合:14.1%(3)

・18-19シーズン

ペイント内得点の割合:45.5%(9)、スリーポイント得点の割合:25.0%(23)、速攻からの得点の割合:12.5%(16)

 

昨季に比べて得点分布がインサイドに偏っています。その割には速攻からの得点が減っていて、ハーフコートオフェンスで得点を重ねるのがメインになっていることがわかります。また、スリーポイントの確率がリーグ最低なので昨季に総得点の約30%を担っていたスリーポイントの割合が5%も低下しています。

スリーポイントに関しては先ほども見たとおり試投数が約6本も増加していて成功数が2本落ちているのがもはや訳がわかりません。シュートスランプもありますがやはりグラントに撃たせるのは間違っているとしか言えませんね。あれだけ外がないと批判されている今年のレイカーズよりさらにスリーが入らないので凶悪です。パターソンとジョージがタッチを早めに取り戻さないとこの苦戦は長引くことになりかねませんね。スリーポイントがあってこそインサイドで攻めやすくなるのにも関わらず、スリーポイントが入らないのでインサイドを無理攻めしているようにしか見えないスタッツとなりました。

 

最後にディフェンスのスタッツをちょっと確認。

・17-18シーズン

DF-RTG:106.3(9)、ターンオーバーからの失点14.4(2)、速攻からの失点11.2(9)、ペイント内失点43.5(8)、セカンドチャンスからの失点12.8(18)

・18-19シーズン

DF-RTG:110.5(18)、ターンオーバーからの失点18.7(20)、速攻からの失点15.0(16)、ペイント内失点55.3(25)、セカンドチャンスからの失点12.0(9)

 

いやーこれはすごくハッキリ出ました。こんな分かりやすくスタッツに出ることは珍しいです。え、何がかって?それはトランジションディフェンスがザルになっているということ

キングス戦を受けて、最近のサンダーのディフェンスが崩壊している、機能していないといった話をよく目にしますがそれは厳密には少し違います。

トランジションディフェンスが出来ていない。それすなわち走れていないことを意味します。やっぱり。

ターンオーバーからの失点は4.3点増加し、速攻からの失点は3.8点増加しました。しかしターンオーバーの数自体は昨季14.0から今季15.3と1.3つの増加でした。オフェンスでも速攻からの得点の割合は1.6%ダウンしています。カーメロを取り除いて走るチームを作ったと思ったら全然走れていないサンダー。これいかに。

また、ペイント内失点も11.8得点も増加しています。その割にセカンドチャンスからの失点は0.8点減らしています。リバウンドを取られるから失点しているわけではないのです。

131点取られた1試合しか出ていないウェストブルックを一度外して考えた時、ペイント内から多く失点しているのはジョージの45.3失点、続いてアダムスの42.7失点、その次にシュローダーの38.7失点でした。ちなみにその下はグラントで28.0失点と結構いい数字です。逆にノエルはチームハイの12.0失点です。素晴らしい。

出場時間に差があるので一様には語れませんがジョージとアダムスとシュローダーの出ている時間帯のインサイドは得点し放題ということになります。特に問題になるのはジョージで、ディフェンスレーティングは実は下から3番目の115.1で、ターンオーバーからの失点は16.3失点でチーム最低、セカンドチャンスからの失点も9.0失点でチーム最低タイ、速攻からの失点も10.3でチーム最低タイ、ペイント内失点も45.3でチーム最低です。彼は1番長く出場しているので仕方ない部分もあるのですがディフェンスが売りの彼が全部問でチーム最低を記録するのは考えものです。

 

・実は良くないここ3試合のジョージのディフェンス。彼がリーグトップクラスのエリートディフェンダーに戻れるかがサンダーの鍵

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【総括】

今回は数字を並べて観察するのがメインで考察は控えめにしました。まだ3試合なのでシーズン終了時には全然違うスタッツに収束されているとは思いますがここ3試合のアラが見えて来たりしておもしろい結果でした。書いていて楽しかったです。個人スタッツもいつか比べてみたいのでもうすこしシーズンが進んだら書いて比較してみようと思います。それでは。