今のところの受賞レースのおはなし
どうも。今日はサンダーのお話はありません。ネタもあんまりないですし…アブリネスが大事に至らなかったことは本当に良かったですね。
あとは明日のセルティックス戦観てから色々考えます。正直勝てそうもないけどこの前にはマジック相手にぽろっと負けてたりするセルティックス。初勝利はいつになるのだろう…期待半分で観ることにします。
あ、あと昨日にこんなメールが届きました。
どうやらPS4のアプリが更新されたようです。これでPS4さえあれば大画面でNBAを観られますね。よかったよかった。WOWOWもNHKBSも撤退した今、楽天TVもしくはApple TV、またはChromecastでテレビに映して観るしか方法が無かったわけですから本当に助かります。使い勝手は微妙でしたが、北米版ベースで慣れているのでまぁ及第点かな。
なぜNBA公式をHDMI接続で観られなくしてしまったのか困惑していましたが、これでまぁ落とし所としては許せるところですかね。
では本題です。
今日はMVPとMIPだけです。ケンバ・ウォーカーとかアンソニー・デイビスとかの話もしたいのですが泣く泣くカットしました。許してね。
*現時点のMVPレース
①ステフィン・カリー
あ、これは今日のカリーのスタッツです。頭おかしいですね(褒め言葉)
ダイジェストでしか見ていませんが15-16シーズンを彷彿とさせるカリーの見事な活躍でした。
31分で51点ですからいかにハイペースで点を取っていたかがわかります。スリーポイントは11/16でした。
ここまでのカリーの合計スリーポイント成功数は確か33本でして、これはサンダーのチームとしての26成功数を大きく上回ります。おっそろしいですね。
それではスタッツ紹介。
平均34.6分の出場で34.6得点、4.8リバウンド、6.8アシスト、1.0スティール、0.2ブロック、2.8ターンオーバー、FG55.0%、3P52.4%とまさに全盛期の活躍です。代わりに相棒のクレイ・トンプソンの方は不調のようですが。
ちなみに50-40-90を達成し、世間を騒がせた彼ですが今のところFT90.9%も達成しており、50-50-90となっています。しかもスリーは平均12.6本もの試投です。このカリーフィーバーがいつまで続くか分かりませんが今のところ最も止めようのない選手と化しています。チーム成績も4勝1敗と優秀です。
②ブレイク・グリフィン
これは昨日のグリフィンです。彼の場合はオーバータイム含む44分の出場での記録となりましたがそれはそれで凄まじいです。彼のこの試合の特筆すべき点はやはりクラッチでの活躍でしょう。最終的にJ.J・レディックに4ポイントプレイを決められ、窮地に陥った状況でウイニングショットを決めきったのは彼でした。デトロイトでは50点越えの選手が出るのは実に13年ぶりだとかなんとか。彼は去年の移籍後、思うような結果が出せずにプレイオフ進出を逃してしまった過去があるので今年こそはというところでしょう。
スタッツは37.6分の出場で36.3得点、11.3リバウンド、5.7アシスト、0.0スティール、0.7ブロック、0.7ターンオーバー、FG53.3%、3P61.1%とこれまた驚異的なスタッツを残しています。3P61.1%は持続しないでしょうがターンオーバーの少なさ、アシストの多さはグリフィンの万能性を示しています。でもディフェンススタッツは見栄えがよろしくないようで。
チームも無傷の3勝と波に乗っています。
③カワイ・レナード
古巣スパーズとの一件はNBA界隈に激震が走りましたが今は昔の話。機を見るに敏としたラプターズフロントはレナードとダニー・グリーンをデマー・デローザンとヤコブ・ポートルで手に入れてみせました。デローザンにはトレードしないと約束しておきながら敢行された無慈悲な二枚舌トレードは批判も浴びましたが多くのトロントのファンは今や気にしてはいないでしょう。
怪我の状況が懸念され、更にはロサンゼルスに帰りたいという希望を明らかにした事で大きくトレードの価値を下げた彼ですが、怪我の影響を微塵も感じさせず、トロントに満足しているような発言をしたりしているので、ラプターズの首脳陣は笑いが止まらないでしょう。しかもサラリーの調整もあって一緒に獲得したグリーンもかつてのエリートウィングとしての活躍を見せており、ラプターズは大きな賭けに大きく勝ったと言えそうです。(今のところですがね)
さてスタッツですが平均34.9分の出場で28.0得点、7.8リバウンド、2.5アシスト、1.3スティール、0.5ブロック、2.3ターンオーバー、FG51.2%、3P47.4%と素晴らしい活躍です。
上の2人に比べるとわずかに劣るスタッツですが、オフェンスレーティングとディフェンスレーティングの差であるネットレーティングが20.3とずば抜けて高いです。(カリーは13.6、グリフィンは15.1)
チームも5勝無敗、更には最大のライバルと目されているセルティックスを下しての全勝ですので現在のリーグでトップクラスに素晴らしい成績と言えます。
まぁ今のMVPノミネートはこの3人だと思います。"今の"だからね?
でもカリーとレナードはシーズン終盤にもMVPレースでトップを走っている可能性は高いです。グリフィンは…ごめんなさい流石に想像がつきませんでした。
*現時点のMIPレース
①ザック・ラビーン
前十字靭帯の断裂からトレードをされ、新天地でのカムバックを遂げた昨シーズンでしたが、あまり目立てなかった元ダンクコンテストチャンピオン。
生粋のダンカーである彼ですが、今季はダンクだけではないという事を見せてくれています。
チーム成績は1勝3敗と良くはないですがエースとしての自覚を持ち始めたのか、オフェンスで周りを引っ張っていきます。ディフェンスは…察してください。(ディフェンスレーティングはブルズのスターター中最低でリーグの下から7番目だけど気にしてはならない)
スタッツは平均35.6分の出場で32.3得点、3.8リバウンド、3.3アシスト、3.8ターンオーバー、FG57.1%、3P40.0%です。
出場時間は昨季より約8分伸びていますがウルブズ時代よりは1.6分短いです。なのであまり出場時間は関係ないかもしれません。
彼の場合、得点が大きく伸びました。昨季平均16.7点から15.6点も伸ばしています。ほぼ倍になっているのです。元々シュートの上手かった彼ですが、タッチを取り戻し、チーム内でファーストオプションの立ち位置を確立したからこそのこの伸び方だと思います。FG%、3P%共に昨季より大きく伸ばしています。怪我前と比べると少し良くなったと言ったところですが。
そのかわりリバウンドは0.1の減少、アシストは0.3の増加とほぼ誤差での範囲で、プレイが変わったというよりは単純にシュートの本数が増えた、シュートの確率が上がったということがわかります。なのでいろんな分野で伸びたわけではないのです。得点力だけ。
②ニコラ・ヨキッチ
先日、パーフェクトゲームと呼ばれるFG100%、ターンオーバー無しのトリプルダブルを達成した時の画像です。しかも35点取ってる…
以前ウェストブルックがフリースロー含むシュート全成功でのトリプルダブルを達成したことがありましたがあの時は18得点、11リバウンド、14アシスト、5ターンオーバーでした。
フリースローまで含めて100%のトリプルダブル達成は歴史上ウェストブルック唯一人なのですが、ターンオーバー無しでFG100%のトリプルダブル達成もヨキッチ唯一人なのです。
彼がウェストブルックに並ぶというか若干上回った偉大な記録を樹立したことは間違いありません。金字塔の1つになりますね。
それはそうと、ここ2年くらい彼はずっとチームの中心でした。なのにMIP?と思われるかもしれませんが彼はチームのリードボーカルでありながら平均20点を記録したことがありません。意外だね。昨季は平均18.5点にとどまった得点ですが、今季は今のところ平均23.3点と大きく数字を伸ばしてきています。要因はシュートが好調なこと。昨季の彼はぶっちゃけるとNBAのビッグマンの中では最低に近い得点効率でした。49.9%と5割を切っています。これはよくない。しかし今季は今のところ61.2%と絶好調です。セカンドチャンスからの得点が1.2点、速攻からの得点が0.5点、ペイント内得点が3.4点といずれも増加しており、より楽なシチュエーションで良いシュートを撃てていることがわかります。
今のヨキッチのプレイが持続できるなら今季のナゲッツはプレーオフ進出を果たせるでしょう。しかし対策を組まれた時にどう言ったプレイができるのか、アイザイア・トーマスが復帰したらどうなってしまうのかにも注目したいです。